宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
隔週掲載
2週間分の「星のディレクション」

No.900 / 2024.10.21 〜 11.03

「今週の運勢」は、牡羊宮〜乙女宮、天秤宮〜魚宮を1週間おきに交互に掲載しています。
「太陽サイン」だけでなく「ASC=上昇点」や共鳴星のサイン(宮)などもご参照ください。
※「牡羊宮〜乙女宮」は、「今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮」をご覧ください。


● 隔週日曜日に更新予定です。
※2024年10月20日アップ


注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、マイナー・アスペクトを除いて太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

【気ままなブログ】
宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
※ホロスコープや占星学、時事問題、日本の原点などの記事がメインです。


NEW「今週の運勢」の見方」をご参考にアップしました。


今週の傾向

2週間分の週初め〜週中〜週末の傾向
今週(2週間分)は“分水嶺”のピークの“ピーク”を先ごろ越えましたので、今週中頃から週末へと進むほど、坂道を転がりはじめていくように良し悪しはともかく、物事が進んでいくことが起ります。
かつてのように、双魚宮時代の「対立二元論」の考えで物事を批判的にのみにとらえたり、古い判断基準で新しい動向をとらえると、状況によっては正しくご判断できずに“事実誤認”や“勘違い”をしてしまうことが起りえます。

概 容
こうなると、もはや何でもありかのように物事が進み、混沌としたような状況も一部には起こりえますが、案外と混沌や課題の中から新しい常識や物事が生まれていくこともあります。
宝瓶宮時代が進むほど、過去の常識から見ると何が起るか分からなかったり、ご判断に呻吟するようなことが起りやすくなります。
“タテ”のものが“ヨコ”に、たとえば“次元上昇”を理想として考えていたのが、実は“次元拡張”の時代がはじまっていくようなものです。


個と全体があるように、独自の個性もあれば、民度をはじめとした全体的な友愛精神の両方が必要でうまく調和や並立共存や共鳴関係を伴なっていくような時代です。

今週の星の動き

今週は23日の朝7時半頃、太陽が蠍宮に入宮します。
11月3日に水星が射手宮に入宮です。
水星は牡牛宮26度Rの天王星と衝(オポジション=180度)で、これに蟹宮の最後のほう(25度〜)の火星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
火星は山羊宮29度Rの冥王星と衝=180度で、これに天王星と魚宮27度Rの海王星とが、2か所からこれまた調停=60/120/180度の座相を投げかけます。
一方、天秤宮から蠍宮に入宮する太陽を軸にT矩(Tスクエア=180/90/90度)が形成されます。
冥王星は、牡羊宮4度Rのドラゴン・ヘッドと天秤宮4度Rのドラゴン・テールの衝=180度に、これまた調停=60/120/180度の座相を投げかけます。
射手宮の金星と魚宮13度Rの土星は矩(スクエア=90度)です。
今週中頃の一時期、水星と山羊宮17度のケレスを底辺に、双子宮20度Rの木星を頂点としたYOD(ヨッド=60/150/150度)が形成されます。

One-Point ◆ 水星が射手宮に入宮する11月3日以降、双子宮の木星と交歓(ミューチュアル・リセプション)が成立します。


今週のトピックスまた新月or満月

今週は11月1日金曜日が新月です。
蠍宮9度の太陽で、月がジャストの合=0度をとるのは夜9時半頃です。
両星は魚宮12度Rの土星と三分=120度で、“濡れ落ち葉”のような密着度が高まる新月です。
なお、HTMLメールによる「土星外惑星講座」の第4回め、ラストは「冥王星」がテーマで10月末にお届けいたします。

One-Point ◆ 別件ですが、来月11月下旬に水瓶宮に「冥王星」が入宮します。といったこともありまして、旧態依然の双魚宮時代の考えに縛られる人と、宝瓶宮時代の新しい意識に開放されていく人とに分かれそうです。

《 今週の運勢2/天秤宮〜魚宮 》


【 7.天秤宮 = Sign Libra 】

天秤宮に象意を持つ人は、週初めの夢見がちな状態から週中頃の一転した警戒心や用心深さ、そして週末の楽観性を志向する傾向といった、さながら“ジェットコースター”感を体験される方がいらっしゃるでしょう。
その場合、初盤(0〜9度)とくに最初のほう(〜5度あたり)に象意を持つ人ほど、情動的に変化が大きく感じやすくなります。
といっても今週は“サイン(宮)”よりも生まれもつアスペクト(位相、座相:局面)によって週末に近づくほど、複雑で混乱されることが起こりかねません。

【 8.蠍宮 = Sign Scorpio 】

蠍宮に象意を持つ人は、異性への情動や意識などご関心が高まり、終盤(20〜29度)に象意を持つ人をメインに、対人関係の変化が起りやすくなります。
異性を含めて、古い人間関係が解消されたり、逆に信頼できるお相手を求めたりと必然的に新たな関係性を求めてネットやSNSを当たることにもなりそうです。
いずれにしても今週は、“サイン(宮)”よりも生まれもつアスペクト(位相、座相:局面)によって運勢が種々に異なってくるときです。

【 9.射手宮 = Sign Sagittarius 】

射手宮に象意を持つ人は、週末に近づくほど異性を含めたパートナーシップや人間関係、さらにはハイレベルな人との出会いや関係性が結ばれやすくなる今週です。
もっとも、今週は“サイン(宮)”というよりも、生まれもつアスペクト(位相、座相:局面)によって運勢が多彩に異なってきます。
射手宮に象意を持つからと十把一絡げにはいえない傾向が強まる今週で、いずれであっても“事実誤認”や“勘違い”に気をつけて、良し悪しはともかく内面のシビアさを重視されて、着実なご対応をされるとよいでしょう。

【 10.山羊宮 = Sign Capricorn 】

山羊宮に象意を持つ人は、従来の慎重で用心深く真面目な努力型から、今週あたりを契機に今後はご自分で気がつかなくてもスピリチュアルや不思議系やSFなど、またはアクション系をはじめとしたファンタジっ久なゲーム世界などに、のめり込みやすくなっていく人生期です。
良し悪しは関係ありませんが、地に足を着けた堅実さや誠実さまで失わないように、ここぞというときのポテンシャル(潜在力)は発揮されていくことが可能な昨今の人生期なので。上手にご活用されてください。

【 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 】

水瓶宮に象意を持つ人は、イマジネーションやヴィジョンを交えつつ、水瓶宮らしさを発揮されていくことができる今週です。
週の中頃もそうですが、週末になるほど、ご自信の自由や独自性を大事にしつつも、仲間や世間との関係性をもフラットに培われていくなど、プライベートとのバランスをとっていくご自分らしい今週になりそうです。
古い考えや一面的な見方からはご理解されにくく、今週末は世間的にも何でもありの渾沌期になりやすいので、しっかりとご自分の考えをもたれておかれるとよいでしょう。

【 12.魚宮 = Sign Pisces 】

魚宮に象意を持つ人は、今週は“サイン(宮)”というよりも生まれもつアスペクト(位相、座相:局面)の傾向によって、個々に運勢が大きく異なってくることになります。
ただ魚宮に象意を持つ人の場合、週末になるほど、よく言えば魚宮らしさですが、逆にいえば何でもありの社会状況になりやすく、ヘタに頭を使うほど混乱や混迷を招きますので、魚宮らしい超感覚的なご判断が有効度を増していくことになります。
もっとも、理論理屈で考えても正しいお答えを導き出せるとはかぎりませんので、私利私欲にとらわれない美しく穏やかな心理状態がご判断を助けるでしょう。


One-Point ◆ 今週はどのサイン(宮)であっても、週末が近づくほどご自身のアスペクト(位相、座相:局面)次第によってシンプルにも複雑にも運勢が異なってきます。

*ご注意 : ここに書いた内容は、ご参考に留めおきください。不特定多数を対象にした「星のディレクション」をリーディングしたものなので、個々の出生日時によっては、時期や内容や範囲に個人差が生じます。また、今週の運勢単位では、個人の強い意志は、星のディレクションを超えて作用することが可能です。



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