宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2010年 7月 3日アップ
今週は、先月25日に蟹宮に入宮したばかりの水星が、10日に獅子宮に入宮します。
まさに、ギリシャ神話「ヘルメス」の名前をいただくほどの速さです。かといって、神話と占星学の解釈は関係がありません。
金星も同日、乙女宮に入宮です。
先週来のグランド・クロス(90・90・90・90)は解消されて、今週からは土星、冥王星、木星・天王星のTスクエア(90・90・180)に戻ります。
しかし、参院選投票日の11日のみは、月が加わって、お昼過ぎまでグランド・クロスが形成されます。
投票日は、他にも金星と木星や天王星、土星と海王星、水星と冥王星、参考までに太陽とケレスと、5つもの転(インコンジャンクト=150度)が形成されます。
このアスペクトは波乱の要素を内包しているために、一般的には悩みながらの一票を投じることになりやすく、予断を許しません。
ちょっとした感情の動きによって変わりやすく、意外な結末もありえます。
あえて書けば、ミドルクラスよりも、大と小の両翼がパワーを受けそうです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、今週は自分自身の心の奥底や、愛の真偽について見直したり、また深く考えていくことになりそうです。
とくに、天秤宮の前半に象意を持つ人や、最初のほうに象意を持つ人を中心として、良し悪しはともかく、パートナーシップや人間関係に変化が起こりやすい時期にあるためですが、今週は心の深層が重要になります。
そういった面では、あれこれ考えたり、自分を見つめ直したりしていくことになりますが、そこから識見を深めていくことも多いはすです。
One-Point ◆ 天秤宮の最後のほうに象意を持つ人は、夢が広がっていく人生期が続いていますが、今週は自分次第でもありますが、そのパワーを夢に向かって広げていくことが可能です。
蠍宮に象意を持つ人は、最初のほうをはじめとする前半に象意を持つ人と、蠍宮の最後のほうをはじめとする後半に象意を持つ人とでは、かなりディレクションが異なってきます。
最初のほうに象意を持つ人は、インスピレーションやイマジネーションの冴えによって、知識力や情報力やスキルを、仕事や社会活動において発揮していけます。
蠍宮の最後のほうに象意を持つ人は、イメチェンや新しい意識によって、自分の魅力を高めることができますので、そのためにラブ運もアップのときです。
One-Point ◆ ラブ運アップでも、現実的な障害や課題は多いので、ご注意ください。自分を中心に考えるよりも、相手や周囲や仲間との融和を中心に考えたほうが、まだいいかもしれません。
射手宮に象意を持つ人は、大きく全体的なディレクションは変わりませんが、パーソナルな部分で、今週や今月は社会運をアップしていくことになります。
周囲の人々とのコミュニケーションや情報交流を活発にすることで、新たなジャンルを開拓したり深めていくことができます。
仕事や社会活動においても、実力や美的センスを発揮していけるときなので、人気や評判が漸次、高まっていくことでしょう。
One-Point ◆ 愛情運やラブ運、また人気運も高いときですが、逆にそこに落とし穴がある場合があります。安易や気楽に流れて放縦に走ることなく、自重した謙虚さも必要なときです。
山羊宮に象意を持つ人は、今週また今月は、比較的多くの星のディレクションを受けていますので、意識のポテンシャルが案外と高まっているときです。
良いとか悪いとかいう問題ではなく、いつもならじっと忍耐していくであろう状況においても、今週は情動も行動も高まっていますので、少なからずパワーが陰に陽に発揮されていきます。
もともと本来は底力を持った人が多い山羊宮に象意を持つ人なので、こういった機会に積極的に出てみて、本当の自分の力を知るのは良いことです。
One-Point ◆ 自分に合わない過度な無謀は戒めて、慎重に振る舞うことも確かに必要ですが、最初から完璧ではなくても、いろいろと体験してみなければ見えてこないことが多いものです。
水瓶宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人と後半に象意を持つ人とでは、多少なりともディレクションが変わってきます。
前半に象意を持つ人は、古い人とも、また新しい人とも交流やコミュニケーションを活発にして、情報交換する中から、自分の考えを多少なりとも転換させて、新しいステージに進んでいくことが必要です。
水瓶宮の後半に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、自分の理想像や目標を転換させていったり、本物を目指して、新たに深めていくべきときです。
One-Point ◆ 自分の理想を変革したり、深めていくにあたっては、今は良いほうへ理想を持つ場合も、逆に勘違いして幻想にはまる場合もありますので、よくチェックしていくとよいでしょう。
魚宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人と後半に象意を持つ人とでは、若干の相違がありますが、大きく全体的にいえば、自分の意識や行動の転換をしていくとよい時機です。
基本的にいえば、自分の理想や目標を、社会的かつ本質的な立場や視点から調整したり、対応をしていくことになりますが、そこに意識や行動の転換の必要性が伴うことになりそうです。
今週また今月は、そのことを視野において、現状分析を行なっていくなり、また新たな技能を習得していくことが、今後の仕事運を拓いていくことにつながります。
One-Point ◆ 人によっては、贅沢をしたり大きな支出を伴うことが起こりやすいときです。怠惰や情愛に流れやすいときで、それが現実的な課題や問題を生じさせる可能性がなくはありません。
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