宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.152 / 2010.03.29〜 04.11

●隔週土曜日に更新予定です。
※2010年 3月27日アップ

今週の星の宮移動

今週は、4月1日に金星が牡牛宮に入宮、続いて4月3日には水星が牡牛宮に入宮します。
火星は獅子宮0度から順行に戻り、5度まで進みます。
その火星は、土星と天王星の衝(180度)に調停(60・120・180)の座相を投げかけていますが、この調停をなす三つの星に今週後半は、他の星の矩(90度)が絡んでくるのが特徴です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参考に。

《 全体運 = All Sign 》

週は少し変則的ですが、全体運をお届けいたします。
ほとんどの星がお互いに複数異なるアスペクトを同時にとっているために、どのサイン(宮)であっても、どこか似たようなディレクションになってしまいやすいからです。
今週は、この全体運の内容から、あとは個々人の考え方や見識や力量といった対応の仕方で、運勢はケース・バイ・ケースになっていきそうです。
今週は、一見して「良い」と思えることも問題を含み、また逆に「問題」や「トラブル」と思えることも良い道がまっています。
そういった違う内容が同時に起こることもありますし、後日、起こることもあります。
「良い」と思えることが起こっても、そこに安住することができません。たとえば、自分の願望どおりの方向に事が動いたように思えても、そこには周囲からの反対が隠れていたり、何らかの障害が起こりやすいので、安心はできにくいのです。
も、ありえます。これは「問題だ」「課題だ」と思えることが生じても、ファイトをもって前向きに取り組むなり、見識や実力を発揮すれば、逆に大きく物事が片付いたり進展していくことになります。そうであったとしても、まだ油断せずに対処していくほうがよいのが今週です。
重要なことは、「問題だ、だめだぁ…」と心で思ってしまえば、せっかくの進展や解決の道が閉ざされてしまいます。
問題が生じても、「よし、できるかぎりのことはやってみよう!」と取り組んでこそ、両面性がある今週の星のディレクションを活かす道がひらけてきます。
分の気持ちの持ち方次第ということも大きいときです。たとえていえば、「良い」ことが起きても、問題を含んでいるために調子に乗ると、すぐに「問題」が表層化していきやすいので、さまざまに配慮しなければなりません。
逆に「良くない」と思えることが起きても、それは「新たな発展の道」であったり、良いことが潜んでいるのが今週の星のディレクションです。
今週は、ほぼすべてのサイン(宮)において、事柄は違ってもそういったときなので、まず「全体運」のポイントをご紹介しておきました。

One-Point ◆ 必要に応じて、各サイン(宮)ごとの星のディレクションを簡単にでも述べておきます。該当する方はご一読ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮の最初に象意を持つ人は、特に愛情や恋愛など異性問題をはじめとして、人間関係の動きが大きいときです。
それが上の全体運に書いたように、「良く」みえても「課題」や「問題」があったりと逆の場合もありますので、自分の心の内面や精神面の動き きをよくみて、相手に振り回されずに自分の心の動きをみつめていくとよいでしょう。

《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、自分の考えや思いどおりに事が進んだように思えても、そこには反対や課題が生じやすくなっています。丁寧な根回しや、こまやかな対処やフォローも必要なときです。
冥王星の象意を強く持っている方も同様のことがいえますので、ご参考に心の片隅に留めおき、対処されるとよいでしょう。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、自分自身というよりも、周囲の状況が上の全体運に書いたような様相を見せていきそうなので、傍観するしないにせよ、状況を理解してあげるなり、友愛関係を持って接していくとよいときです。

《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

今週、最も上に書いた全体運のディレクションに該当しやすいサイン(宮)のひとつが、山羊宮に象意を持つ人々です。
自分の道を進めば「課題」が生じますし、「問題」があれば逆に自分の進む道や望む道が見えてきます。止まらないことのほうが重要かもしれません。

《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人自身をみれば、よほどの現実的な問題と感じるもの意外は、けっこう蚊帳(かや)の外にいる感じです。
ただし、水瓶宮の最後のほうに象意を持つ人は、理想と現実の狭間でどう行くべきか、課題や不安が起こりやすい人がいます。

《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮の前半に象意を持つ人は、周囲の問題はともかく、自分の世界を膨らませていくことになる人生期です。とはいえ、誰でも魚宮以外の象意を併せもっているために、そのサイン(宮)によっては上の全体運とかかわってきますのでご参照ください。
魚宮の後半に象意を持つ人は、現状に刺激されて、今までになかった新しい自分のスタイルをとったり行動していくことになります。

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