宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●西洋占星術と宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学による今週の運勢=星のディレクションをお届けしています。
※2009年11月 7日アップ
今週は、9日に金星が蠍宮に入宮、16日に水星が射手宮に入宮します。
今週は山羊宮1度の冥王星と天秤宮1度の土星が矩(90度)。
水瓶宮で海王星と合(0度)をなす木星は、獅子宮の火星と衝(180度)、蠍宮の太陽、金星とは矩(90度)をとります。
今週前半は、太陽が火星と矩、後半は金星が火星と矩なので、木星を交えたTスクエアが太陽から金星へと変化します。
ちなみに、太陽と金星の位置にあるケレス(セレス)は、今週は木星、火星とTスクエアを形成します。
水星・太陽は、今週まで合(0度)。
今週前半は、水星は魚宮の天王星と三分(120度)、太陽は今週まで天王星と三分(120度)です。
今週前半、金星は冥王星と六分(60度)をとります。
※注) ここで「今週」という言葉は、1週間ではなく2週間分を指して使っていますのでご了承ください。
※ご参考に「アスペクトの日本語表記」をアップしています。
※最下段の「今週の星の動きを概説」も併せてご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、自分の安易な対応や行動が社会的な批判を招いたり、トラブルとなって自分の身に降りかかるかもしれません。
場合によっては、自信喪失や自己嫌悪を抱くことになるかもしれませんが、それは新しい自分自身を目指すためであったり、新しいスキルを身に付けていくことにつながりそうです。
もし、充分な見識や実力を身につけた人であれば、自分のプライドを上手に抑えたり、自分を犠牲にした格好で、社会的な立場や出来事を優先していけるので、客観的にうまく進めていくことができます。
One-Point ◆ 天秤宮の最初のほうに象意を持つ人は、人生の総決算をして成果を受け取る人生期にあります。良し悪しは別にして、本物の内面性を備えていく方向で考えるとよいでしょう。
蠍宮に象意を持つ人は、社会的に自分の実力を発揮できる好調期です。が、そこにはやはり人格的な精神性が伴っていなければトラブルが生じます。
昨今は、さほど深く考えずに安易に物事を進めやすい傾向にあるために、何かを見失ったり忘れたりしている可能性が多く、やる気や実力がかえって逆効果を生む可能性がなくはありません。
今の時期は、人の言うことを聞かずに頑なに自分の考えを押し通すケースと、広く周りの人々の意向を視野に入れながら、友好的に動く人とに分かれます。
One-Point ◆ 簡単にどちらが良い悪いとはいいきれませんが、大きなパワーを発揮できる時期だけに、正しく決断できる精神面と高い見識を備えていないと単にトラブルメーカーに陥ります。
射手宮に象意を持つ人は、今週また今月は、やる気パワーを発揮できそうです。
ただし、自分の感性と周囲とのコミュニケーションのバランスに課題が生じやすいので、やる気だけが空回りしたり、連絡ミスや思い込みがないように注意してコミュニケーションをとることが必要です。
いろいろと情報も集まりやすくなるので、自分の理想で思い込むことなく、客観的に情報を収集判断できる見識や実力をもてば、逆にいろんな方面に配慮したパワーを発揮していくことが可能になります。
One-Point ◆ 今週は、自分の中にある人と仲良くしようとする感性を働かせて、友好的に接していくことがトラブルを少なくしてくれます。感性の発揮や御し方が今週のポイントです。
山羊宮に象意を持つ人は、時期の違いもありますし全員でもありませんが、社会的な立場に就いたり、実力を発揮していく人生期を迎えています。
多くの場合、新しく就任した上位者や新しい環境によってもたらされることになりそうですが、もし自分に実力が備わっていない場合は、逆に試練期の訪れとなってしまいます。
山羊宮の最初に象意を持つ人は、その違いや毀誉褒貶が顕著になりますので、いずれにしても人生の深淵を見つめていくとよいでしょう。
One-Point ◆ 社会的な人生の転換点の一つにあるともいえる時期です。こういうときは、やはり人間関係が重要になりますので、広く浅くでも社会の仲間との関係に友好を保つことが必要です。
水瓶宮に象意を持つ人は、今週はピンチのときでもありますが一方で、隠れた才能を発揮できるチャンスのときでもあります。
この事態が意味するところは、自分と、自分の置かれた環境と、仕事との関係やバランスを調整しながら意識や行動の転換を図って、自分らしい自己実現への道を模索していくことが重要です。
このような状態は今週にかぎらず今年いっぱい続く可能性がありますので、見識を高めつつ、力強い自己変革の道を歩むことが求められているようです。
One-Point ◆ 水瓶宮の後半に象意を持つ人は、自分の現状に関わらず安穏とした気持ちや、お気楽な気分に浸りやすいので、それが悪いとはいえませんが、怠慢にならないよう注意しましょう。
魚宮に象意を持つ人は、新しい立場や環境で自分が理想とする方向で能力を発揮していくことができます。
とはいうものの、明確な方向性というよりは、どこか勘違いしたり、やや混乱しやすい傾向にありますので、クリアな視点をもって情報分析することが必要です。
単なる直感のみに頼るのではなく、情報が集まりやすい週なので、正しい情報をふまえたうえでお得意の勘とのバランスをとっていくとよいでしょう。
One-Point ◆ 今週は能力の発揮に職人芸ともいえる高い技術力やバランス感覚が必要です。技術力は発揮できるのですが、小手先のみの技術にならないように真の実力が必要です。
今週は「今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮」に先週、書いた星の配置とさほど大きな違いがありません。ほとんどそのまま先週のこの欄をお読みいただければ、大半が該当してしまう状況です。
とはいえ、何も書かないわけにはいきませんので、簡単に何か書いておきます。
やはり今週のポイントは、蠍宮の太陽・ケレス・金星を軸にして、獅子宮の火星と水瓶宮の木星を含めて形成されるTスクエア(90・90・180)です。
今週前半は蠍宮の太陽が、今週後半は蠍宮の金星が、週を通じて小惑星ながらケレス(セレス)がTスクエアを形成し続けます。
宝瓶宮占星学では、火星と木星の間にある小惑星帯の中でも、最も大きな小惑星で、かつ軌道傾斜角も比較的ですが黄道に沿っていて、軌道長半径もボーデの法則にかない、ほぼ太陽を中心とした円軌道といったバランスのとれたケレスを、リーディングの参考にすることがあります。
西洋占星術で使われることもある他の小惑星、キロンはむしろ大きく外れた彗星軌道ですし、ベスタやジュノーは小さかったりバランスが悪いのです。
そのケレス発見のエピソードは示唆的です。
19世紀最初の日、1801年1月1日に発見された後、太陽に近づいて見失うと、今度は同年最後の12月31日に軌道計算に基づいて別の人によって再発見されました。
西洋占星術では、発見されたときのエピソードや、発見されたときの時代状況が、その星の象意と深く関係しているのはよく知られた事実です。
ケレスもその感があります。
実は今週、Tスクエアを形成する火星・ケレス・木星は、お互いに隣どうしを回る惑星なのにお気づきですか?
しかも、十大惑星( Main Planet 占星術では地球を除き太陽と月を含めます)をパーソナル・プラネット(太陽・水星・金星・月・火星)とそれ以外の太陽から遠い星(ソーシャル・プラネット:木星・土星・天王星・海王星・冥王星)に区分したときに、ケレスはその中間に位置する星です。
このことは、Tスクエアの象意とともに今週、潜在的ながら立場の違いをめぐる大きな対立や動きが起きてくることを象わしています。
それは人間の意志や行動と、時代の流れとが対立するような内容をともなった動きなので注目すべきものです。
幸いなことに、太陽と天王星は三分(120度)、その天王星と海王星はミューチュアル・リセプションであることによって、何とか時代の方向性で調整が図られやすいことを象わしています。
ちなみに、西洋占星術に詳しい方なら、太陽や木星が地位や立場の高いトップクラスの人、社長や首相や大統領を象わすことはご存じでしょう。
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