宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●西洋占星術と宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学による今週の運勢=星のディレクションをお届けしています。
※2009年 7月 4日アップ
今週は12日に火星が双子宮に入宮します。
今週前半に「ケレスと土星」の合(0度)を含めて4か所で形成される合は、週末には「金星・火星」「ケレスと土星」の合は解消されて、「太陽・水星・ドラゴンテイル」と水瓶宮の「木星と海王星」の2つの合になります。
先週「今週の運勢1」で書いたような、かまびすしい自己主張のオンパレードが、今週はなくなるのかというと、今週のアスペクト(星の位相や座相)はちょっと複雑微妙。
火星と「木星・海王星」の矩(90度)、および火星と天王星の六分(60度)は週末には解消されますが、双子宮の金星と乙女宮の土星が週末頃には新たに矩を形成。魚宮の天王星と山羊宮の冥王星の矩も、もうしばらく続きます。
自己主張の本丸・蟹宮の「太陽・水星」の合は、土星との六分から、火星との六分に変わり、魚宮の天王星と三分(120度)、水瓶宮0度のドラゴンヘッドと衝(180度)に入ります。
複雑微妙なのは、冥王星を頂点にした火星とドラゴンテイルのヨッド(150・150・60)、「木星・海王星」を頂点にした「太陽・水星」とケレスのヨッド、そしてドラゴンヘッドとの衝を交えて「太陽と動きの早い水星」を頂点にした「木星・海王星」と冥王星のブーメラン(ヨッド・カイト)が短日時ですが形成されることです。
※注) ここで「今週」という言葉は、1週間ではなく2週間分を指して使っている場合があるのでご了承ください。
※ご参考に「アスペクトの日本語表記」をアップしています。
※最下段の「今週の星の動きを概説」も併せてご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、ふだんあまり表に出すことのない意識やスキルを発揮して、社会や仕事上で能力を発揮するなど、新たな展開を図ることが起こりそうです。
タイミングの問題だし、個人差がありますので、どこまで起こるか、またどこまでスキルを発揮できるかは、個々人のホロスコープ(出生天球図)によっても変わってきます。
それが起こる場合は、ふだんは秘めたパワーや能力を一気に発揮して、社会や仕事上で役立てざるをえなくなります。
One-Point ◆ 大きな人生期の流れとしては、内面の充実や変革期にありますので、そういった潜在的なスピリチュアル・パワーの蓄積を発揮して事に取り組まざるをえないことでしょう。
蠍宮に象意を持つ人は、今週は自分の方向を決めるべく判断を促されたり、新しい自分自身を自覚していく出来事に遭遇することになりそうです。
昨今の人生期は、内面やプライベートの充実を図っていくときにあるので、そこでレベルアップをしてきた分だけ、より高い精神レベルにおいて自己変革を推進していくことができます。
蠍宮に象意を持つ人は、イザというときの集中力や爆発力を備えていますので、今週、そういった自己変革のチャンスや状況が訪れたときには、臆することなく果敢に新しい自己表現や自己実現の世界を広げてみましょう。
One-Point ◆ 新しい自分の感覚や予感を秘めてきた人も多いと思いますが、今週は展開のときです。過去に拘泥するよりも、新しく自分の世界を開拓していくほうが結果的に運勢をつかめます。
射手宮に象意を持つ人は、基本的に根が楽天的なので、深刻ぶって書いてもしょうがないのですが(笑)、今週は自分の全存在をかけるつもりで動いてみましょう。
いつくか課題はありますが、新たな仕事の展開をかけたコミュニケーションを活性化していくこともそうですし、身近な実際のパートナーシップにおいて、より密接な協力関係や新たな協力体制をとっていかざるをえなくなることもそうです。
自分自身の意識や考え方や、また行動をチェンジしていき、現実的かつ実体的な対応やアクションを取っていくことが、そこにおいて求められています。
One-Point ◆ 昨今ずっと内面的な課題とし続けていることに対して、改善していくことが可能なときです。それにはまず自分自身が変化や解決のイグニッション・キーを押さなければなりません。
山羊宮に象意を持つ人は、今週は対外的あるいは対人関係において、自分の立場や存在の真価が問われていくことになります。
多くの場合、対人関係の変化、人事異動や配置転換、また所属する組織の転換といった、自らの意識や主張や立場の変化が、精神的かつ現実的を問わずに伴って起こりやすいときです。
必ずしも自分が理想とする方向に動くとは限らないので、山羊宮らしく、実際の状況をみて、現実的な観点から自らのチェンジを図っていくことが必要です。
One-Point ◆ 山羊宮の最初に象意を持つ人ほど今の自己の変革は避けられません。それ以外の人であっても、今後の人生変化のスタートを切るような動きが起こる可能性が高いときです。
水瓶宮に象意を持つ人は、最初・中程・最後と象意を持つ位置によって微妙に異なるのですが、基本的には、自分の考えや技術といったスキルを画期的に活用展開していかざるをえなくなりそうです。
もし自分が、そういった画期的な考えやスキルを持っていないという場合には、事態に即応した新しい技術や独自のスキルを学ばざるをえない状況に追い込まれる可能性があります。
いずれにしても、ノホホンとしている実状から、自分の現実を見つめていかざるをえない展開状況です。
One-Point ◆ どこまで自覚しているかは別として、後半に象意を持つ人の多くは、今はどこか夢うつつ。よくいえば楽天的ですが、地に足が着いていない気分といっても過言ではありません。
魚宮に象意を持つ人は、昨今の変化を促されている状況において、新しい自分自身に生まれ変わっていかざるをえないときです。
もともと、昨今はそういった人生期の中にあるのですが、特に今週は、そのキッカケにするなり、意識や自覚をもって行動に移していくなり、すでに意識して行動している人であれば実体的に展開していくなど、進めざるをえなくなるでしょう。
それは、個人的な問題というだけでなく、社会的な要請でもあるし、また周囲の人間関係が生まれ変わることを促していますし、魚宮お得意の直感やスピリチュアルなメッセージに基づくものでもあるようです。
One-Point ◆ 高いスピリチュアルなメッセージや要請は、魚宮に象意を持つ人に新しい意識や本物の矜持(きょうじ)を持つことを促しています。平穏な心で自分の心の声を聞いてみましょう。
先週の「今週の運勢1-牡羊宮〜乙女宮」にも書きましたが、自己主張の本丸・蟹宮の「太陽・水星」の合(0度)を加えた「金星・火星」の合、「ケレス・土星」の合、「木星・海王星」の合と、4つの合が形成される今週前半は、それぞれにお互いの立場からの自己主張がかまびすしくなります。
今週後半には、それらの合は「太陽・水星」「木星・海王星」の合の2つだけに解消されていくのですが、短日時とはいえ、ヨッド(150・150・60)が「太陽・水星」を中心に、ケレスを含めれば3つも複合的に形成されるという非常に珍しい星の配置が16〜18日前後に見られます。
アスペクトの許容度を何度くらいとるかということによっても変わってくるのですが、それゆえ「自己主張」は大きな展開をみせて、思わぬ現実展開の局面をもたらす可能性さえある今週になります。
社会的な観点から国内情勢で思いつくのは、もちろん政界の動きです。
3日(金曜日)に告示された東京都議選は今週12日(日曜日)に投票。その結果を受けて、大きな変化や動きが出そうなのはヨッドが形成される時期と併せても、容易に予測できます。衆院解散や合従連合(政界再編)も含めて、新たな政治の動きが起こることは、星の配置から当然のことになるかもしれません。
国際情勢では、やはり北朝鮮関連の問題でしょうか。イラン、イラクなどの動向も含めて、オバマ米国大統領ら国内外のトップの新たな動向には目を離せません。
ただし、厳密にいえば、このヨッドにはノード(ドラゴンヘッドとドラゴンテイル)とケレスを含む分、どこまで現実化していくのかは、やや不明です。それでも普段は水面下に隠れた市民パワーや組織が、現実的な変革対応力をもって、この機会に動きとなって現れてくることが考えられます。
それらが単に方針決定や密約程度に留まったり、マスコミを賑わす程度で終わるのか、それとも大きく表面に噴出して現実化するのかは、ヨッドに絡む星を見るかぎり決定的ではなく、微妙な側面があるということです。
ただ、大胆に書けば、現・麻生首相や鳩山代表といったトップに絡んだ「方向転換」を象わしていますので、衆院解散はもちろん、自民分裂や民主分裂を含めた政界再編や、新たなトップ選びの動きが水面下か表面上かはともかく、現実味を帯びた駆け引きとなって行なわれていくことになりそうです。
ちなみに、もう書いてもいいと思いますが、麻生首相のブレや曖昧さマンガ好きや人の良さは、氏のホロスコープ(出生天球図)をみると太陽と海王星の合(0度)からきています。さらには、そうは見えても人が反対すると意志を通す頑固・偏屈さや、逆に諦めると思わぬ同調行動に出るといった天王星の影響も受けていますので、周りが「解散! 解散!」と叫ぶとかえって解散しようとしませんが、「当面、解散はないかもネ」と言いはじめると、逆に伝家の宝刀を抜く可能性は高くなります。(笑)
もっとも昨今はずっと、持って生まれた権勢欲が刺激されている人生期にありますので、何やかんやと理由をつけて、そう簡単に政権を投げ出さなかったこともうなずけるところです。
ということで、今週は社会や個々人を問わず、「ラブストーリー(笑)は突然に!」という思わぬ展開も視野に入れておいたほうがよさそうです。
個々人において、それがどんな「ストーリー展開」になるのかは、各自のホロスコープ(出生天球図)や星のディレクションによって人それぞれです…。
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