宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.153 / 2010.04.05 〜 04.18

●隔週土曜日に更新予定です。
※2010年 4月 3日アップ

今週の星の宮移動

今週は、逆行中の土星が4月7日に乙女宮に戻ります。
同じ日、山羊宮の冥王星が逆行に転じ、17日には牡牛宮の水星が逆行に転じます。
今週前半、禍福(かふく)あざなえるかのよう(「今週の運勢2全体運」をご参照)だったアスペクトは、後半には通常に戻っていきます。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参考に。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、今週は最初に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とではディレクションが異なってきます。
牡羊宮の最初に象意を持つ人は、良くも悪くも社会的に注目を浴びるようなときで能力発揮のときですが、それは旧き態勢から新しき意識や活動への転換をうながされることにつながります。
牡羊宮の後半に象意を持つ人は、今週起きる出来事やトラブルに対しては、新旧両面からの厳密なチェックが必要で、固定観念や思い込みにとらわれないで、夢を失わず現実的に対処することが必要です。

One-Point ◆ いずれも今の時期は、自分の感性を充分に発揮させることによって、仕事や社会活動など、社会に役立つ着実な技能やノウハウを身に付けていくことができるようになります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、多くの場合大丈夫だと思いますが、普段は控えめな牡牛宮であっても、内面の無意識の衝動や憤懣(ふんまん)の思いを正しく処理する必要が可能です。
今週は、自分自身の美意識やこうありたいといった自分の美学が高まって、普段は秘められた潜在能力を発揮することができます。
今の状況を一変させていきたい願望によって、多くの新しい知識を吸収し、新たな人間関係を築いていくことができます。

One-Point ◆ 今週は豊かな感性や実利をも視野に入れた楽しい社交力を発揮しましょう。多くの人と仲良く接していくことによって、臨時収入や後日の大きな実りに結びつけていくことができます。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、これまでの行いや努力が実って実利があるなしはともかく、人間関係を好転させていくことができます。
将来に良い関係を築いていくことが重要なので、過去がどうかとかにはこだわらず、無益な口論や対抗意識や反抗心をなくして接すると効果がでてきます。
双子宮の最後のほうに象意を持つ人は、まだ油断することなく、自分と自分を取り巻く環境や受け入れながら現実をみて、再度対処を考えていくとよいでしょう。

One-Point ◆ 苦難や逆境はいわば「幸運のタネ」です。古い自分のままでは将来性が乏しいために、精神面の「種まき」をすることによって新しい可能性の芽が出てくることにつながります。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、先ごろのいわば「試練」が弱まったからといって、まだ油断すべき状況にはないことを意識の隅に残しておいてください。
それはそれで、今週は将来の目標や方向性を構築していくのによく、また人によって異なりますが、異性をも含めて広く交友関係を築いていくことができるときです。
そうしておくことによって、その中から近い将来、新しい出発の道を再び見出していくべき時期が訪れたときに、手助けとなる人が出てくるでしょう。

One-Point ◆ 蟹宮の最初に象意を持つ人は、人を自分の考えの枠にはめようとする「北風」よりも、自分自身の精神性を高めた人徳によって人を変える「太陽」の姿勢を心掛けましょう。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、今週は自分の能力やカリスマ性を発揮して、一大勢力を築いていくことが可能です。
そうでなくても、社会的に力のある人や権威者のバックアップを受けて、仕事や社会活動において自己実現を果たしていくことができるときです。
ただし、いずれも場合も、謙虚な気持ちをキープしておいたり、真の大義名分を内包しておくべきで、余計な摩擦や障害を避ける手立てをしておくほうが賢明です。

One-Point ◆ 自分が恵まれているからといって調子に乗ると、手痛い抵抗が起こる可能性が高いときです。闘志は秘めて実をとっていき、実現を優先していくほうがよいかもしれません。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、生まれたときのホロスコープ(出生天球図)によって多少は異なりますが、異性関係に恵まれやすいときです。
あるいは、自分が目的や目標としてきたことを実現していくことが可能になっていくときなので、いずれも広く豊かな心をもってことに望んでいくとよいのです。
対抗意識や闘争心を持ちすぎると、逆に人間関係をご破算にするような可能性もなくはないので、場合によっては妥協していくことを視野に入れておきましょう。

One-Point ◆ 完璧さや潔癖さを求めることは悪いことではないのですが、それが自己本位になると自分を下げます。本当の完璧さや潔癖さは、相手があってのことであることを理解しましょう。

【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2010 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.