宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.135 / 2009.11.30 〜 12.13

●西洋占星術と宝瓶宮時代の新しい西洋占星術=宝瓶宮占星学による今週の運勢=星のディレクションをお届けしています。
※2009年11月28日アップ

今週の主な星の動き

今週は、2日に金星が射手宮に入宮、6日に水星が山羊宮に入宮します。
魚宮22度の天王星は、2日に順行に転じます。
今週後半は、山羊宮で水星と冥王星が合(0度)、これに対して天秤宮の土星が矩(90度)をとります。
その水星は、今週前半、獅子宮18度の火星と衝(180度)をとる水瓶宮の木星・海王星と六分(60度)なので、水星による調停(60・120・180)の座相が形成されます。
今週後半になると水星が動き、太陽が替わって調停の座相を形成します。
その太陽は、魚宮の天王星と矩(90度)をとります。
金星は、今週前半は土星と六分(60度)ですが、今週後半は太陽との合(0度)に移ります。
参考までに書いておきますと、蠍宮のケレスは、獅子宮の火星、水瓶宮で合の木星・海王星とTスクエア(90・90・180)を形成します。
ちなみにケレスは、魚宮の天王星と三分(120度)をとっています。
※注) 「今週」という言葉は、1週間ではなく2週間分を指して使っています。

※ご参考に「アスペクトの日本語表記」をアップしています。
※最下段の「今週の星の動きを概説」も併せてご参照ください。


ホロスコープ

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《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、自分の周囲の状況はトラブル含みですが、今週は主体性を発揮して前向きに対処していけます。
社会の仲間との対立や関係喪失といった出来事も起こりやすいのですが、そのことが逆に新たな味方を増やしたり人気や魅力ともなっていくことが可能です。
どんな状況においても、今週また今月は、牡羊宮らしく自分の目標やファイトをもって取り組んでいくことができます。

One-Point ◆ 牡羊宮の最初に象意を持つ人は、指導的な立場で知識や見識を発揮できりときです。ただ、組織からのチェックの目が光っていますので、安易な言動をしないよう気をつけましょう。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、仕事やプライベートな心境を含めて、ダウン気味です。
これまで何でもやって広げすぎた仕事が収拾できなくなったり、逆に関係が悪化しそうなトラブルが起こりがちなので、仲間からの助けや身近な異性からの救いの手を受けて前向きに対処していきましょう。
それでもやはり、今週また今月は、内心イライラするか落ち込みやすいときなので、ストレスを爆発させる場合は時間や場所を選びましょう。

One-Point ◆ 牡牛宮の最初に象意を持つ人は、今週は秘密のものや神秘的な出来事への探究心や関心が深まりそうです。しかし、現実に落とし込むには、やはり相応の見識が必要です。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、自分のことよりも周囲の人々やパートナーに対する人間関係や対応に意識や関心をもつ人生期にあります。
コミュニケーション上手な人が多い双子宮に象意を持つ人も、昨今は言動がキツくなったりと、他人との関係はトラブルに注意しなければなりません。
そんな中にあって今週は、パートナーとのセクシュアルな関係やストレス発散によって元気を回復、前向きに取り組んでいけるので心配はありません。

One-Point ◆ こういった複雑微妙な星の配置のときは、自分の見識や判断による自己コントロールが明暗を分けます。一時的に問題はあっても打開の道やフォローの道は備わっています。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人でとくに権力などの立場をもつ人の場合は、スキャンダルや秘密の暴露などに注意をしておく必要がありそうです。
蟹宮の最初に象意を持つ人は特にそうですが、文書管理などの問題によって計画が挫折したり、変更をよぎなくされるような事態が起こらないともかぎりません。
一般的には多少の問題があったとしても、身につけたスキルや情を絡めた対応によって、問題を小さくしたり前向きな対処が可能になります。

One-Point ◆ もともと他人のことを気にしやすい蟹宮に象意を持つ人ですが、昨今は特に周囲に対して奉公や貢献をする気持ちで、自我意識をなくして取り組むことが必要なときです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、身近なパートナーとの関係が複雑微妙なときですが、よい意味で自信をもって対処していくことで問題はありません。
今週また今月は、自分のもつやる気パワーを発揮して、何事にも積極的に、また前向きに取り組んでいけますので、気落ちする必要はありません。
もし、社会的な立場や管理する立場にある人であれば、組織運営に関する情報管理や機密管理に気をつけてスキルを発揮したほうがよいようです。

One-Point ◆ 今週また今月は、自分のサッパリした魅力によって異性運や愛情運が期待できます。別れであっても、新しい出会いや関係とは表裏一体なので好転を期待していきましょう。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、基本的に一部の例外を除いて、今週また今月はトラブルや変化を避けられません。
それは今まで築いてきた関係や状態の新たな展開であったり、喪失であったりしますが、それは自分の内面において前向きにとらえて納得するしかなさそうです。
とくに組織運営や文書管理に関して現実の問題を突きつけられそうですが、それも時代の流れと、大局的な視点で理解しておきましょう。

One-Point ◆ こういうときは、あがくほど余計にドツボにはまってしまうことが往々にしてあるものです。すんなり受け入れるほうが、新しい立場や状態でスタートが早くできやすくなります。



今週の星の動きを概説

しく掲載した「今週のホロスコープ」をご覧いただければお分かりのように、獅子宮の火星を除いて、星たちが天秤宮から魚宮に集まっています。もっといえば火星と土星を除けば、射手宮から魚宮の4サインに星が集中しているのです。
今週(2週間)は、月が牡牛宮から蠍宮を移動するので、来週のほうがもっと集中することになります。それでも12月7日は、月が火星と合(コンジャンクション=0度)を取り、射手宮での太陽・金星の合、山羊宮での水星・冥王星の合、水瓶宮での木星・海王星の合と、4つの合が形成されます。
この数か月、太陽と水星と金星が集団となって、次々と動きの遅い土星やケレスや冥王星と合を取りながら移動しているのが特徴です。
れらの星の動きや、昨今の土星と冥王星の矩(スクエア=90度)を併せみていると、先週まで行なわれていた「事業仕分け」を想起せざるをえません。
ウラに官僚の中の官僚である財務省のカゲが見え隠れするために、本当に政治主導かどうかは疑問があるものの民主党議員を中心とする「無駄」とされる支出の削減を判断する「事業仕分け」は、それぞれの主張がぶつかり合い、さながら「勧善懲悪」仕立てのドラマをみているかのようです。
(コンジャンクション=0度)のアスペクトは、ときにおいてさまざまな方向の「主張」や自己の「想い」として現われます。
そういった主張は、「事業仕分け」が終わった今週も続くことになります。
これらの問題がどの社会分野に出やすいのかというと、「近未来予測=実際編」に書いたように、今が「組織運営の変革」の星のディレクションに突入したばかりの時期にあるために、土星と冥王星が象わすもっとも現実的な政治や権力の中枢において行なわれているのです。
土星は「現実の組織運営」を象わします。その土星と共鳴する山羊宮に「世俗の権力」や「大変革」をうながす冥王星が入宮して、土星と矩(スクエア=90度)を取っているので、その分野における対立や波乱は必至です。
一方、魚宮の天王星は今週、順行に転じ、今後は次第にスピードを増していきますので、土星と天王星と冥王星が再びTスクエア(90・90・180)を形成しはじめる来春早々にも、市民をも交えた「大変革」がうながされたり、「政治茶番」への批判が高まることさえ予想されます。
子宮で逆行の準備に入りはじめた火星と、水瓶宮で合(コンジャンクション=0度)をなす木星・海王星との間の衝(オポジション=180度)は、「無謀さ」や「過激な冒険」や「極端さ」を本来は招きやすいのですが、射手宮を移動する水星や太陽が調停(60・120・180)の座相を投げかけているために、理性による自制や、前向きな対応が可能になります。

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