宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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西洋占星術を勉強したけれどホロスコープの読み方が分からない、
また、将来的に興味があるので知っておきたいという方は、ご一読ください。
すでにホロスコープ・リーディングができる方は、ご参考にしてください。
ここは『西洋占星術と宝瓶宮占星学によるホロスコープ・リーディング入門講座』のご案内を兼ねて10数年前にアップした内容です。
●第1稿 : 2009年10月21日アップ。
●一部改訂稿 : 2022年 3月25日
最初に、西洋占星術を勉強したにもかかわらず、ホロスコープの読み方が分からないという理由は何故なのか、考たことがありますか?
案外と多いんです。
西洋占星術の書籍は読んだし、講座にも参加したけれど、ホロスコープの読み方が分からない、あるいは今一つ深めきれない…という方は…。
真面目にお答えいたしますが、なぜできないか、なぜ深めきれないかという理由は、ホロスコープ・リーディングができるようになる方法が分からないからです。
また、勉強するポイントや内容を勘違いしているからです。
常識的に考えれば、読み方が分からない理由が分かれば、どうすればよいのかがみえてきます。
直球でいうと、ホロスコープの読み方が分からない、あるいは深まらない理由は、西洋占星術は勉強していても、肝心のホロスコープ・リーディングのノウハウを勉強していないからです。
「そんなことはない!」と思われる方は、多くの場合、星やサイン(宮)やアスペクトといった個々の象意解釈を深めていけば、必ずホロスコープ・リーディングができるようになると思われているのではないでしょうか?
One-Point ◆ その方法であっても、絶対にできないということはありません。なぜなら、ルル・ラブア師をはじめ、一部の西洋占星術研究家など、そうやって学んできたからです。でも、その方法だと、ホロスコープ・リーディングができるようになるまでには長い時間がかかります。結局、個々の象意解釈は学んだので、人に教えることはできても、ホロスコープ・リーディングのノウハウは教えられない、ということが起きてしまいます。
西洋占星術は学んだけれど、ホロスコープ・リーディングができないという方、もっと解釈を深めたいという方のためのテキストです。
西洋占星術と宝瓶宮占星学による新しい解釈やリーディングのノウハウが、掲載されています。
※既存の西洋占星術本と重複する内容は掲載を避けましたので、初心者の方は西洋占星術本を「副読本」として併読されてください。
《概要》
☆タイトル
『西洋占星術と宝瓶宮占星学によるホロスコープ・リーディング入門講座』
☆第一部:基礎編
「ソーラーサイン・ハウスシステム」
☆第二部:実際編
「ASCハウスシステム」
☆2種類のオリジナルホロスコープ付き
ホロスコープ・リーディングができるようになるために、星やサイン(宮)やアスペクトの解釈や、星とサイン(宮)の関係といった個々の象意解釈を学ぶことは、必要な条件の一つではあっても、ホロスコープ・リーディングのノウハウそのものではないのです。
個々の象意解釈を理解しただけでは、やはりホロスコープ・リーディングは難しく、できるようになっても充分に理解できない部分が残ってしまいます。
たとえていえば、いくら材料を集めて、また材料の特性に詳しくなっても、組み立て方が分からなければ「完成品」は作れないのと同じです。
西洋占星術マニアや西洋占星学研究家の皆様は、「メインの材料」の特性を知ったけれども、なかなか思うように完成できないので、一生懸命にその他の「さまざまな材料」を集めて、研究し、その特性を極めていけば、完成できると信じているのです。
しかし、メインの材料だけであっても、「組み立て方法」さえ分かれば、案外と簡単に「完成品」は作れるものです。
もう、お気づきだと思いますが、「メインの材料」は、十大惑星やサイン(宮)やアスペクトなど個々の象意解釈です。
「さまざまな材料」は小惑星やアラビックパーツなどマイナーな占星点(Astrological Point)やその他の占星手法です。
「完成品」はホロスコープ・リーディングに当たります。「組み立て方法」が、ホロスコープ・リーディングのノウハウを意味しています。
One-Point ◆ 個々の象意解釈を極めていって、それなりにでもホロスコープのリーディングができるようになった人は、相応の感性や探究心を持っているものです。いわば長嶋茂雄・元巨人軍監督のように「カンピューター」のような一種の天才か、王貞治・元ソフトバンク監督のような努力家です。ホロスコープ・リーディングの場合、スポーツとは違うのでノウハウが存在します。
極端な言い方をすれば、ホロスコープ・リーディングのノウハウさえつかめば、個々の象意解釈は、必要に応じて既存の西洋占星術本をひもとけば、案外と事足りるものです。
ホロスコープ・リーディングに必要なのは、個々の象意解釈よりも、そのノウハウを知ることだからです。
もっとも、個々の象意解釈を応用展開する必要が生じてきますので、ある程度は自分で理解できるようになっていく必要は生じますが…。
※大胆ながら『入門講座』は、現代版『テトラビブロス』第1書を目指します。
これまで数々の西洋占星術本にも目を通してきましたが、知るかぎりでいえば、正面きってホロスコープ・リーディングのノウハウに触れたものを見たことがありません。
「ホロスコープの解読」といった項目を立てて説明している西洋占星術本はあるのですが、その実態は、サイン(宮)やハウス(室)に星がある場合の個々の象意解釈であったり、ホロスコープを解読する順番といったおざなりなものであったり、また、いくつかのホロスコープを俎上(そじょう)に載せて解読例を紹介しているにすぎないものでした。
これらはホロスコープ・リーディングのノウハウではないのです。
それは「ボールがこうきたら、こうバットを出して、思い切りよく振るんだ」と指導しているようなものです。
なぜそうなのかというと、実は、ホロスコープ・リーディングのノウハウは、西洋占星術では書くことが難しいからです。
「えっ、そんなバカな!」と思われるかもしれません。
でも、90%以上、いえ、100%近い事実です。
だって、長嶋さんの例でも分かると思いますが、「カンピューター」を持った天才打者であっても、必ずしもバッティング・ノウハウを選手に伝えられるとはかぎらないからです。
同じことが西洋占星術にもいえます。
あれだけ実践的で優れた象意解釈を示したルル・ラブア師でさえ、「ホロスコープの解読法には、一定の決まった形式というものはありません。
独自のやり方で解読を試みているのが普通です」と述べているほどです。
これって、定まったノウハウはないよってことです。それぞれが独自に編み出すしかないと言っているのと同じです。
One-Point ◆ なぜ、西洋占星術師がホロスコープ・リーディングのノウハウを書くことが難しいのかはハッキリしています。名の知られた西洋占星学研究家であっても同様です。彼らは長嶋さんと同じ魚宮の生まれのせいか、感覚的理解なのですが、あえて科学的であろうとし、理論化を試みているために、一見もっともらしくはあっても、かえって限界を露呈しています。
ホロスコープが何を象わすかについて、このサイトでも、いくつかの観点から触れていますので、次のページをご参照ください。
→ ホロスコープと配列の法則
→ ホロスコープとサインの真実
→ 西洋占星術のハウス解釈
※現段階では、示唆や問題提起に留めています。いずれ書くことがあるかもしれません。
上のようなことを恐れもなく書くと、「じゃ、お前はどうなんだ!」と、強いお叱りを受けそうです。(笑)
話はそれますが、西洋占星術マニアの方って、蠍宮の象意をどこかに持たれた方が、けっこう多いんですよね。
尊敬するルル・ラブア師からして蠍宮のお生まれです。
蠍宮に象意を持つ人の多くは、隠された秘密や、宇宙の真実を探究しようとする美しい象意を秘めているので、宇宙の真理に通じる西洋占星術に興味を持ちやすいのですが、蠍宮の性格上、一部の人ですが、嫉妬心が入り混じった情念が攻撃性となって表に出てくると、コワイんです!
水瓶宮の私なんか、関わりたくないので逃げ出してしまいます。(笑)
そんな冗談めいたお話はともかく、なぜ90%以上事実だといえるのかというと、ホロスコープ・リーディングに必要なホロスコープ自体の解釈が抜けているからです。
ホロスコープ・リーディングは、プラネット・リーディングでもなく、サイン・リーディングでもなく、またアスペクト・リーディングでもなく、やはり、「ホロスコープ・リーディング」なのです。
ホロスコープそのものを正しく理解せずして、ホロスコープ・リーディングを極めることは、やはり難しいといわざるをえません。
西洋占星術では、このホロスコープ自体の解釈が希薄なのです。
現在の西洋占星術では、スッポリと抜け落ちているといっても過言ではありません。
それでは、ホロスコープ・リーディングのノウハウを紹介することは、難しくなるのは当然です。
One-Point ◆ 書いている意味はお分かりですよね。星の象意、ハウスの象意、アスペクトの象意…。ホロスコープに表わされるこれらの象意以外に、ホロスコープ自体に「象意」があるということです。ホロスコープとは何なのか、といった理解や解釈がなければ、なぜ12サイン(宮)や12ハウス(室)が、どんな序列をもって並び、象意が与えられているのかがみえてきません。
1、アンギュラー・ハウス
第1室、第4室、第7室、第10室。
2、サクシデント・ハウス
第2室、第5室、第8室、第11室。
3、カデント・ハウス
第3室、第6室、第9室、第12室。
1st. クワドラント
第1室、第2室、第3室。
2nd. クワドラント
第4室、第5室、第6室。
3rd. クワドラント
第7室、第8室、第9室。
4th. クワドラント
第10室、第11室、第12室。
もう少し具体的に挙げれば、出生時間によって作成されるハウスシステムのホロスコープは、何といってもハウス(室)の理解が解釈のポイントになるのは当然です。
だって、「ハ・ウ・ス・シ・ス・テ・ム」ですもの。
ところが、西洋占星術のハウスシステムは、一説には100種類近くもあって、どれが正しいのか、いまだに定説がない有り様なのです。
このこと自体が、ハウス(室)解釈の不備を露呈しています。
「ハウス(室)とは何か」を正しく理解できていれば、どのハウスシステムを使うことが正解か、とっくの昔に定まっているはずだからです。
そんな現状ですから、ハウスシステムによるホロスコープを正しく理解できているとは思えず、常識的に考えても、正しく解釈できるはずはないといえます。
結局のところ、星やサイン(宮)やアスペクトの象意解釈をいくら勉強したとしても、ハウス(室)によって形づくられたホロスコープ自体が何を意味し、何を象わすのか分からないのでは、やはりホロスコープ・リーディングのノウハウを習得することは、遠き道のりとなってしまいます。
単純にいえば、ハウスシステムとは何か? またハウス(室)は、どのような原則によって第12室まで構成されているゆえにホロスコープなのか?
そういったことが理解できなければ、ホロスコープ・リーディングも、そのノウハウを習得することも、やはり難しいと思われませんか?
One-Point ◆ 西洋占星術のハウス解釈は知る人ぞ知る、あまりあてにならないことが知られています。その理由をそっとお教えします。ハウス(室)の重要な3タイプである「アンギュラー」「サクシデント」「カデント」を、正しく理解も説明もできていないからです。それでは、ハウスによって構成されたハウスシステムのホロスコープを、正しくリーディングすることは困難が伴うことを意味します。
皆様もハウス(室)の3タイプを研究されてみてください。
もちろん、『西洋占星術と宝瓶宮占星学によるホロスコープ・リーディング入門講座』をお読みになられてもかまいません…。
という宣伝兼用でしたが、さらに現在ではプロも驚く内容の歴史的な各種講座を開始しています。
数理法則とクオリアル・ワールド「伝授講座」にはじまり、新しい基礎理論によるホロスコープ・リーディング「実技講座」。
極めつけはホロスコープ・リーディングの“マスター・キー”を理論的にお伝えするホロスコープマスター「奥義講座」です。
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