宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―

成功は成功ではなくなる
[天運の行方]
― 心の断捨離はいかが? ―

HOME社会風潮を読む Part2 > 成功は成功ではなくなる

手っ取り早く新時代にワープしていく一つの方法

●第1稿 : 2023年 4月25日アップ


「成功法則」はこれからの時代も通用するのでしょうか?

個々人によって「成功」という概念は今後ますます異なってきます。

成功という定義や状態が、人によって異なってくるために十把一絡げ的な「成功法則」が通用しなくなるのが宝瓶宮時代です。

双魚宮時代の“支配/被支配”に伴なうタテの序列社会や身分また階級など“立身出世”が成功とはかぎらなくなるためです。

新時代の成功について、ご関心のある方はご一読ください。


双魚宮時代の終焉

●過去約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代は、波動的ながら1989年に宝瓶宮時代が正式にはじまることによって終わりました。

新時代の風が吹きはじめたのですが、約20年後の2009年頃から「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが始まったことによって、新しい宝瓶宮時代の息吹を感じにくくなったのも事実です。

それもようやく、一段落したのが今年2023年3月頃です。

ここから新時代の実際的な社会体制への移行と、状況によっては混乱がはじまります。

過去の常識や考えが通用しにくくなっていくことがあちこちで起きていくでしょう。

古い考えや固定観念また生活スタイルや価値観のままだと、後年「ハッ」と気づいたときには“白い煙”に包まれて浦島太郎状態になりかねません。


《 社会も時代も変わる 》

現代マンガ界を切り開いた巨匠、手塚治虫氏の四コマか何かに次のような風刺がありました。

「三つ目がとおる」ならぬ一つ目の人々が住む世界を発見した人が、一つ目の人間を見世物にするために捕まえようとしたところ、逆に目が二つの人間のほうが珍しがられてオリに閉じ込められ見世物になったというお話です。

双魚宮時代から宝瓶宮時代の社会変化も同じようなことが起こりえます。

古いタテ社会を常識としてきた社会通念をいつまでも正しいと信じて、新しいヨコのフラットな生き方や考えや態度を非礼だとか非常識だと感じて、上から目線でお説教を垂れていると、“逆切れ老人”などと非難されたり、いつのまにか物珍しがられることになりかねません。

終戦直後に生まれた「団塊の世代」の全員ではありませんが、学生の頃のように鉄パイプや棒切れを振り回して“共産主義暴力革命”を気取って「安保反対!」といった左巻きの思想を社会正義だと勘違いしていると、多様な価値観や考えや意見に満ちたネットはもちろん、社会から総スカンを食らうことが起こります。



One-Point ◆ 敗戦直後の団塊の世代と、宝瓶宮時代の“波動”を受けた平成以降の世代とでは、育ってきた時代背景が違いすぎます。加えて双魚宮時代の「対立二元論」から宝瓶宮時代の「共鳴関係論」へと歴史パラダイムの大転換が起きている現代です。

《 時代の流れと「天運」 》

具体例は多々あるのですが、ここでは当サイトらしくホロスコープ・リーディングの根底をなす「宇宙波動エネルギー」を視野にした最先端のアストロロジー「星学」から今後の成功について一つの見解を述べてみたいと存じます。

新時代の方向性から次のことが見えてきます。

今後の宝瓶宮時代に共鳴する「第11サイン」(宮)こと水瓶宮と共鳴星「天王星」の正しい象意にヒントがあります。

“正しい象意”というのは、宇宙の現実にもとづいたナチュラルな象意で、宇宙の根幹法則「基本三数」による本意です。

それらの事象から注意深く昨今の動きや状況変化を見ていくと、時代の方向性が見えてきます。

時代の流れとともにある「天運」の方向性です。

One-Point ◆ より確実なのは、当サイトで実証済みの「基本三数」に伴なう時空を超越した「宇宙波動エネルギー」を視野に入れた「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)のリーディングです。


新しい霊性意識の覚醒(目覚め)

●海王星が魚宮25度に達した今年2023年3月13日※注1)、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションは、この前後一段落しはじめました。

※注1)使用する「エフェメリス」(天体暦)によって、日時は微細に異なることがあります。

例えば、昨今の新型コロナに関する出来事などは、“欺瞞”の一例で、昨年2022年はその最後のピークのときでした。

トランシットの海王星は、今後は逆行しても魚宮25度以前に戻ることなく、2〜3年後の牡羊宮への正式入宮へと進んでいきます。

この間は「双魚宮時代のリバイバル」の完全終了と「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションとが交差していく時代です。


《 “ウソ”に満ちていた社会 》

で、「そんなことは知らへん!」という方のために一般的な方法を述べておきます。

まず、大前提をご確認ください。

これまで私たちが生きてきた双魚宮時代の末期すなわち19世紀後半以降の現代社会は、いわば「海王星」の古い“まだ見ぬ理想”や“事実誤認”また“勘違い”といった“欺瞞”などの象意に案外とどっぷりと浸ってきた社会でした。

それが当たり前となっていて美化されてきた状態がノーマル(平常)ゆえに誰も気づかなかった時代です。

今もその残滓は、ここかしこに散見できます。

平たく申し上げますと、われ知らずとも夢の中にいるように“ウソ”に満ちた世界を現実として受け入れ、疑うことなく信じ込んできて人生を営んできた時代でした。

One-Point ◆ 一方、徐々にながらすでに事実が明らかになっていく宝瓶宮時代の歴史の大河の中にある今日です。波動的ながら人知れず1989年に「宝瓶宮時代のビックバン」が起きて、すでに正式はじまっているためです。





《 今後の成功とは? 》

逆説的なお話をいたします。

終わったはずの過去の“欺瞞”の双魚宮時代は、2009年以降、今日まで約23年間にわたってぶり返されてきました。

海王星が、発見後ホロスコープを一周して、発見時の魚宮の影響圏を含め魚宮をトランシットすることによってもたらされてきた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがそれです。

では、このような時代の逆流ディレクションは、何のために生じていくのでしょうか。

最大の理由は、時代を進めるためです。

第一には、宝瓶宮時代の新しい価値観や感性波動を受けはじめて、多くの人々がわれ知らずとも体感しはじめているために、もう二度と“支配/被支配”といった「対立二元論」の欺瞞に満ちた双魚宮時代の過去に戻りたくないと無意識に感じるためです。

第二には、そうやって、なるはやで時代を前に進めていく“反面教師”の役割があります。

気づく気づかないにかかわらず、そういった宝瓶宮時代の宇宙波動を受けて、共鳴関係を結んで啓発されていく人々が増えてきていますので、結果的に否応なくそうなっていきます。

One-Point ◆ 古い考えや動きは、過去の栄華にこだわってあがけばあがくほど、今後は泥沼やドツボにはまっていきます。“公金チューチュー”と揶揄されたColabo問題や立民の小西議員などはその分かりやすい実例です。

《 観念や心の断捨離 》

では、どのように心掛けていけば、新時代の「天運」を伴ない、個々人の“成功”に近づいていけるのでしょうか。

過去の考えや価値観はご参考にしても、基本的にはあてにしないことです。

新聞やテレビなどオールド・メディアの報道やワイドショーなどの報道関連はとくにそうで、タテのものをヨコにしていくような見方やとらえ方の大転換が必要になっている今日です。

アストロロジカルにみましても、宝瓶宮時代に共鳴する「第11サイン(宮)」や「天王星」は、そのような過去の常識や通念が通用しにくくなる象意を特徴として有します。

近現代の物理科学的な思考や価値観、また古い心霊主義に由来するお花畑スピリチュアリズムに偏せず、ポジティブな意味での“斜め上”を行く発想が時代の波動に合っていくようになっています。

一時期、「断捨離」がブームになりましたが、モノの断捨離にとどまらず、“心の断捨離”はいかがでしょうか。

過去の科学や物質的な側面に固執した考えや成功概念といった刹那的な想いやこだわりを完全に否定までは致しませんが、いったん断ち切ってみられるのも一つの方法で、新時代の流れの中にご自分の深層の精神意識の主軸を新しく見出していくことです。

One-Point ◆ 生きている以上、身体(実)は重要ですが、こだわり過ぎると、次の古歌の“栃殻”(とちから)にたとえることができる心ともども川底に沈んでしまいます。「山川の 末に流れる 栃殻も 身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ」。歴史の大河の流れに乗ってみることです。


【ご参考】 昨年2022年に「水星」が12サイン(宮)に入宮する度にお届けしてまいりました新時代を生き抜くための「新時代講座」(旧星講座)をご購読されたかたは、併せてご参照いただけましたらいっそう今後の生き方が見えてくると存じます。

なお、今後の「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)のメインストリームは、個々人の心の内奥にかかわる「深層の精神意識の変革」と「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)になっています。

これまでにない観点からの“次元拡張”(上昇)の時代がはじまっているのです。




【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2023 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.