宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―
HOME > 社会風潮を読む Part2 > 木原妻の元夫“不審死”を読む
●第1稿 : 2023年 7月20日アップ
話題の木原官房副長官の奥様の元ご主人が12年前の2006年に“不審死”した件がネットで話題沸騰しています。
1か月ほど前の「週刊文春」のスクープに端を発した話題ですが、不思議なことにオールド・メディアは現在まで取り上げようとしませんでした。
7月20日に遺族の涙の記者会見があって、現時点ではサンケイがようやく記事にしたようです。
一報に接した数週間前の時点で、本当はどうなのか、実状をリーディングしてみようと思ったのですが、調べてみても時刻が分かりませんでした。
しかし、これだけネットで話題になっていますので、推定できる範囲内でご参考に見てみることにしました。
●当該ホラリー・ホロスコープのイベント(出来事)のあらましです。
正確な時間は不明です。
木原誠二さんの奥様(X子さん)は、亡くなられた故安田種雄さんと2001年に結婚しました。
亡くなる半年ほど前に、安田種雄さんの友人Yさんと親密になり、子供2人を連れて家を出ます。
亡くなった前日の4月9日に安田種雄さんは、妻X子さんを家に連れ戻しました。
種雄さんは、遺体発見者であり本日2023年7月20日に涙ながらの記者会見をしたお父さんに、電話で「離婚届」を書いたと話したそうです。
電話から数時間後、お父さんは種雄さんに貸していた車を返してもらおうと自宅に行くと、首を切られ倒れていた息子さんを発見します。
警察は、種雄さんの体内から致死量の覚せい剤が検出されたことから「自殺」と見立てましたが、家族が納得していないことを考慮して“未解決事件”となっていたようです。
「週刊文春」の記事では「2006年4月10日の未明」の出来事です。
深夜3時ごろに、木原氏の奥様X子さんの元夫安田種雄さん(享年28歳)に貸していた車「ハイエース」を取りに来た安田さんの父親によって、血まみれで倒れているのが発見され、妻のX子さんと子供は隣の部屋で寝ていたということです。
以上から深夜0時の前後〜3時頃までの“イベント”(出来事)に絞られます。
正確な時刻は確定できませんので、まずは当日深夜0時のホラリー・ホロスコープを出してみました。
※占いではない「基本三数」から申し上げますと、“イベント(出来事)の発端(意志)”を象わす「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)は、上掲のホロスコープでは、山羊宮こと「第10サイン(宮)」です。
ASC=上昇点が次の第11サイン(宮)の水瓶宮に移るのは1時10分頃です。
One-Point ◆ 参考に、ASC=上昇点「水瓶宮」の時刻のホロスコープを見てみましたが、迫力がなく、イベントの割には重要な4つのポイントへのアスペクトが弱いのです。上掲の深夜0時のホロスコープのほうが、圧倒的にイベントが起きた可能性は高いものになっています。
もう一つ、「基本三数」からみてイベントの“深層”を象わす「IC」(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点)をみると、「牡羊宮」24度で、こちらは0時20分頃に「牡牛宮」に変わります。
そうなると、やはり当該イベントの情況に合致しにくくなりますので、IC=北中点「牡羊宮」の時間の出来事のようです。
理由を簡単に申し述べておきますと次のとおりです。
1、
イベントの“深層”を象わすIC=北中点が「牡羊宮」の場合、そこに“闘争性”や“攻撃性”また“衝動”などがベースにあったことになります。
また、牡羊宮の共鳴星は「火星」なので、これは首から肺にまで達していたという“凶器”(ナイフ)を象わしますのでビンゴ!です。
ここでの最大のポイントは、当該ホラリー・ホロスコープにおいて、イベントがターゲットとする“被害者”などを象わす「DES」(Desendant:ディセンダント=下降点)近くに「火星」があって、“凶器”によるイベントまたターゲットとのかかわりが明示されていることです。
2、
一方、もしIC=北中点が「牡牛宮」の場合、“忍耐強さ”や“穏やかさ”がベースになり、当該イベントにマッチしません。
牡牛宮の共鳴星は「金星」で、金星は魚宮に位置し、牡牛宮の共鳴ハウス(室)「第2ハウス(室)」にあり、自損にせよ事故にせよ事件にせよ“狂気”が見えないのです。
One-Point ◆ 重要なのは、「金星」はいずれの時刻においても「月」と衝(オポジション=180度)ということです。第8ハウス(室)の「月」で、第8ハウス(室)の共鳴星「冥王星」と「火星」も衝=180度であることから“痴情のもつれ”で間違いありません。
●右の本文に掲載したホラリー・ホロスコープからリーディングできる内容は多々あります。
ですが、全部はご紹介できません。
解説を交えてこのまま掲載していくと、膨大になるためです。
何より、法的に“事件”を断定されたわけではありませんので、どうしても先走りして書くことはできません。
本文に書けるのは示唆となる一部のみなのでご了承いただきたく存じます。
さらに重要なアスペクトがあります。
「金星」は、イベントのターゲットを象わす「DES」=下降点に上三分(アッパー・トライン=120度)のアスペクトをとっていて、スムーズに関連しています。
確定的ですね。
“浮気”など“痴情のもつれ”によるイベント(出来事)です。
しかも、なんと「金星」は、「土星」と「ドラゴンテール」を底辺とする特異なアスペクト・パターンのYOD=150/150/60度の頂点になっています。
もう一つは、その「土星」もまた「ASC=上昇点」と「金星」を底辺とするYOD=150/150/60度の頂点になっていて、避けがたく必然的に起きたイベント(出来事)だったことが象わされています。
少し謎解きのヒントです。
「月」は家庭においては“妻”などを象わし、その「月」が衝=180度をとっている“情愛”や当該ホロスコープでは“痴情のもつれ”にかかわる「金星」は、許容度数(オーブ)ギリギリながら“凶器”を象わす「火星」や“ターゲット”を象わす「DES=下降点」に上三分=120度をとっていてスムーズに関わっていることが状況を見事に象わしています。
One-Point ◆ 詳しい時刻が分かりませんので、断定は避けざるをえません。また夫婦関係では“妻”一般的には“感情”などを象わす「月」は、イベントの“意志”を象わす「ASC=上昇点」にも上三分=120度をとってスムーズに関わっています。
「基本三数」による新ホラリー・リーディングのノウハウを少し解説しておきます。
「基本三数」の「1数=時間」は“意志”を原意とし、ホラリー・ホロスコープでは「ASC=上昇点」が象徴します。
「2数=空間」は“実体”を原意とし、「3数=人間」は“関係”や“作用”を原意とします。
詳細は講座などでご確認ください。
そのため宇宙この世界は、「1数」「2数」「3数」の一体不可分な「基本三数」を“光の三原色”などに見られるように根幹法則として成り立っているという事実があります。
「時間」の推移に伴なう「空間」の変化や「人間(関係性)」によって、さまざまなイベント(出来事)が生じ、宇宙的(運命的)にもたらされているのです。
この「基本三数」を知っておくことで、宇宙この世界の事実も、また“宇宙数理模式図”である本来のホロスコープもみえてきます。
そこにおいて、世界に2つと同じものがない位置関係(アスペクト)を「基本三数」から正しく解釈しリーディングしていけば“宇宙の意図”が見えてくる寸法になっています。
One-Point ◆ 重要な事実は、ホロスコープに強制力はないということです。最終的にはその方向に流れて抗しがたいのですが、基本は「基本三数」に伴なう時空を超越した「宇宙波動エネルギー」との共鳴関係によってイベントは相応にもたらされます。
※宝瓶星学:ほうへい ほしがく=宝瓶宮時代の新しいアストロロジー。
その瞬間、その場所、そのイベントを“宇宙数理模式図”から「基本三数」の適用によってリーディングする「新ホラリー・アストロロジー」は占いではなく「実学」です。
信じられないかもしれません。
受け入れられないかもしれません。
皆さまのご自由ですが知っておいて損はありません。
何にでもベースとなる多少の知識や、慣れ、またコツといった経験は必要ですが、シンプルさに驚かれ奥深さに気づくでしょう。
ちなみに、ホラリー・リーディングは基礎のリーディングなので、イベントを「個人の出生」に置き換えると、そのままネイタル・ホロスコープのリーディングに転用できます。
「基本三数」を伴なった人間個人そのもののリーディングですので、解釈の仕方は少し異なってきます。
人間は「宇宙波動エネルギー」の受容体となる“深層の精神意識”(霊性、潜在意識、深層心理)を併せ持つゆえです。
One-Point ◆ 7月18日新月から正式にはじまった第3章「宇宙波動編」は、通称「宝瓶宮占星学」第2章「実技編」と並行して展開してまいります。どちらにウエイトをおいてもいいのですが、「宝瓶星学」は前人未到ゆえ、ホロスコープ・リーディングに特化するなら「宝瓶宮占星学」でしょう。
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