宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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“Rebirthday America”
●隔週土曜日に更新予定です。
※2021年 3月13日アップ
全体傾向 ◆ 今週は“パラレル・ワールド”がピークを過ぎ土星も効いて、“軍事作戦”をはじめ“活動”の沈静化がみられそうです。
今週後半は対立が激しかった大統領選挙以降とくらべると、“客観的”な認識が進み比較的に“平穏”へと移行しそうです。
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星の動き ◆ 今週は、16日に水星が魚宮に入宮します。
20日の夕方7時ごろ、太陽が牡羊宮に入宮し「春分の日」とともに“新体制”のスタートです。
翌々22日に金星も牡羊宮に入宮します。
太陽は、金星と合(コンジャンクション=0度)で、今週前半は魚宮の海王星とも合(0度)です。
双子宮の火星&ドラゴン・ヘッドは、射手宮のドラゴン・テールと衝(オポジション=180度)で、今週後半の水星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
一方、水瓶宮の土星と牡羊宮のケレスが調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
“パラレル・ワールド”をもたらした土星と牡牛宮の天王星の矩(スクエア=90度)は継続中で、山羊宮の冥王星は太陽&金星&海王星と六分(セクスタイル=60度)です。
水瓶宮の木星はノー・アスペクトです。
今週の月は、牡羊宮7度〜天秤宮5度をトランシットします。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
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※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ」
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。
「天秤宮」に象意を持つ人は、いろいろと思うところはあっても、今週は行動を抑制しがちになりそうです。
それは、今週は意識するしないにかかわらず、天秤宮らしく“温和さ”や“調和”を志向されるお気持ちが強まっていくこともあって、上述の行動の抑制との相乗効果によって、本来の平和的傾向が発揮されるためです。
逆に申し上げますと、ご自分の考えや意見をオモテに出さないまでも、天秤宮らしい優れた知的スキルやご判断力がなくなったわけではありませんので、イザとなれば“本領発揮”が可能な昨今です。
One-Point ◆ 現実を把握されることが可能な時期にある天秤宮のかたが多いために、「能ある鷹は爪を隠す」といった状態で、ことを荒立てずにご自分の思う方向に誘導できそうな今週です。
「蠍宮」に象意を持つ人は、ご自分の霊性世界や深層の精神意識世界などを見つめられて、座禅や瞑想また自己啓発など、ハイレベルな理想の自己像を目指されるかたが多い今週でしょう。
実際、ご自分の精神世界に興味をもたれて、新たな自分自身への転換を試みられるのもよい星まわりです。
基本、“強い情動”を生まれもつ蠍宮は、ときに激しい感情をともなったり、逆に心の奥深くに感情を秘められるなど、我知らず“両極端”にもなりやすいご自身を再発見し、芯からみつめなおすのもよい人生期です。
One-Point ◆ そのような「星のディレクション」(運勢変化期)に入っているかたもいれば、これからというかたもいますが、程度の差はあれ、“真価”が試される昨今なのは変わりありません。
「射手宮」に象意を持つ人は、おおむねプライベートや自分自身の意識、また内面性を重視された“学び”の昨今だといえます。
そのように、“私生活”をメインに社会的な活動を抑制しがちな今週前後ですが、それは、この後のテイク・オフ(離陸)にむけた助走やハンドルを切りカーブを曲がる前のブレーキングとなる“推力”をたくわえる期間だからです。
一見、止まっているように思えたとしても、窓の外と同じスピードで動いていますので、相対的にみれば“後退”はしておらず、“前進”もしていないように見える“栄養の吸収”や“レ・クリエーション”の時期です。
One-Point ◆ 単純なお話が、現実社会にコミットされるよりも、イメージや空想の世界に意識やご関心が向く今週前後で、“イマジネーション”に刺激を与えていくことが将来に役立ちそうです。
「山羊宮」に象意を持つ人は、前半(〜15度)に象意を持つ人と、後半(16度〜)に象意を持つ人とでは、運勢が異なりやすい今週です。
前半に象意を持つ人は、ご自分らしく個性や独自の才能を発揮しようとされるのですが、どこか自分らしくないととらえがちな傾向が生じやすく、そこに潜むスレ違いや矛盾を感じるかもしれません。
一方、後半に象意を持つ人は、良し悪しにかかわらず無意識に“自分本位”になりがちな昨今の人生期にありますので、良い意味で“天上天下唯我独尊”といった孤高の自分磨きに取り組むのもよいときです。
One-Point ◆ いずれであっても山羊宮に象意を持つ人は、「捨てて勝つ」や「実を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」といった、“無私の精神”を学ばれたり、マスターされてみるのによい今週です。
「水瓶宮」に象意を持つ人は、影響力の強い星たちの象意を同時並行的に受けておられるかたが多いので、自己コントロールに、それなりの“経験”をともなっていることが必要になる昨今です。
単純にいえば、人生経験の少ない若いかたほどたとえば“動と静”また“公と私”さらには“気力と無気力”など、両方の象意を受けて適切な対抗がとりにくかったり、混乱されやすいかもしれません。
とはいえ、相応に人生経験やセルフ・コントロールに長けたかたでも、生まれもつ「ホロスコープ」(出生天球図)によっては、我知らず“ご自分の世界”にこもるなど、“責任放棄”にご注意されたほうがよいかたもいます。
One-Point ◆ その一方で、初盤(〜9度)や中盤(10度〜19度)に象意を持つ人は、コツコツと忍耐強く仕事や職務をこなせる今週前後なので、今のうちに相応に進めておかれるとよいでしょう。
「魚宮」に象意を持つ人は、おおむねながら仕事や社会的な活動期にあるというよりも、むしろご自分の深層の精神意識や内面性に意識をもたれ、ご自分を客観視されるとよい今週あたりです。
社会の現実も重要なのですが、ほかのサイン(宮)に比べて、中盤以降(10度〜)に象意を持たれる人をはじめ、魚宮全体的にもご自身の内面といった心理的な“現実面”を把握されるのによいときです。
「主観」と「客観」で表現した場合、いちがいに悪いとはいえませんが、ご自分では“客観的”なつもりで“主観”に陥りやすい人生期かもしれません。
One-Point ◆ その場合、社会現実にかかわる行ないにはご注意が必要なものの、芸術など“クリエイティブ”な創作活動には向いていますが、今週に関しては“一長一短”が生じやすいでしょう。
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