宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.706 / 2020.11.09 〜 11.22

Japanese Hot Pot Season


●隔週土曜日に更新予定です。
※2020年11月 7日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は、協力が対立を生み、対立が協力を生む、その逆もまたしかりのときです。
とくに、今週中頃(15日)前後は、否応なく“TOP”をめぐる争いが、知性の混乱や欺瞞によって錯綜して起こりそうです。
星の動き ◆ 今週は、10日にケレスが魚宮に入宮します。
翌11日に水星が蠍宮に入宮です。
14日には逆行中だった火星が牡羊宮15度で順行に戻ります。
21日に金星が蠍宮に入宮します。
週末の22日朝6時ころ太陽が射手宮に入宮です。
太陽は今週中頃直前から魚宮のケレスと矩(スクエア=90度)で、入宮直前まで魚宮の海王星と三分(トライン=120度)です。
また、山羊宮の冥王星&木星&土星の三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)のうち、土星を除いて小三角(ミニトライン=60/60/120度)を形成します。
この三重合(0度)は、土星は今週中頃直前からですが、金星と矩(90度)をとります。
一方、双子宮のドラゴン・ヘッドと射手宮のドラゴン・テールに、金星と牡羊宮の火星が2か所から調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
いわゆる、神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120)です。
ケレスは蠍宮の水星と三分(120度)で、水星は牡牛宮の天王星と衝(180度)です。
今週の月は、獅子宮17度〜魚宮5度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

今週は「天秤宮」のみをみた場合、“平和”や“安寧”を求めたり、“調和”を図ってもむずかしそうなときです。
ほかに生まれもつ「運勢サイン(宮)」によっては、可能性がゼロとまではいえませんが、調整が対立を生み、対立が調整を生む星まわりの今週なので、そのうちに温和な「天秤宮」のほうがキレそうです。
そういうこともあって、今週の「天秤宮」は、相手や他人のことよりも、ご自身の足元や、よって立つ基盤など、自分自身の現状や今後のご活躍に向けた方向転換を模索されたほうがよさそうです。

One-Point ◆ 今は仕事や社会で華々しくご活躍されるというよりも、昨今は、そのための内面のプロ意識や、自分自身の理想またスキルを固めていく時期にあることからもそういえます。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

「蠍宮」に象意を持つ人は、早い人ではすでに「人生の転換期」に入っているかたがいます。
遅い人でも、来年2021年中には「新たな人生の出発」ともいえる“転換期のトリガー”(引き金)が引かれますし、その象徴となる今週にもなりそうなので、こまめに状況を観察されておかれると将来、役立つでしょう。
例外はあるものの、そのさいは、過去の自分自身の経験や考えが通じない新たな状況に直面されていかれることも多いので、「過去」にこだわりすぎないほうが“時の運”にのることができます。

One-Point ◆ そういうこともあって、「蠍宮」にかぎらず今週は、調整が課題を生み、課題が調整を生む堂々めぐりになりやすい星まわりなので、早急な結果を求めすぎないほうがよいときです。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

「射手宮」に象意を持つ人は、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって分野が相応に異なりますので一例ですが、過去を懐かしみ現在を生きる、また未来を視野に過去を志向するといった両面性のあるときです。
人によっては、それが自分と世界また世界と自我、さらには異性にかかわる男性と女性など“対極性”や“両面性”のあるものを自覚するしないにかかわらず否応なく志向していくことになる今週また昨今だといえます。
いずれにしても「射手宮」のみをみた場合は、内面の精神世界やスキルなど、自分自身を充実させていくことが、今後のご活躍への転換につながります。

One-Point ◆ ただし、今週は、社会全体的に調整が課題を生み、課題が調整を生むといった堂々巡りになる星まわりなので、ヘタに結果を求めすぎないほうが柔軟な対応ができるときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

「山羊宮」の初盤(〜9度)に象意を持つ人は、一部に動きづらい気分やそんな状態となるかたもいますが、山羊宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」の影響のほうが強い今週です。
また、「山羊宮」の中盤(10度〜29度)に象意を持つ人をメインに、多くの場合、今週また昨今は、“お休みモード”といってもよいディレクションの時期なので、焦らずに自分自身の世界に楽しみを見出すのもよいでしょう。
一方、「山羊宮」の終盤(20度〜)に象意を持つ人は、複雑に象意を受けているときなので、逆に“マイペース”に信念をもって静観されることにもなりそうです。

One-Point ◆ 「山羊宮」はともかく、世間一般的に今週は、対立が協調を生み、協調が対立を生む複雑な星まわりなので、ヘタに動くよりも、冷静に状況を見極めて動くことが重要になります。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

「水瓶宮」に象意を持つ人は、周囲や世の中よりも、自分自身に意識やご関心をもちやすい昨今の人生期になっています。
もともと、周囲や社会とかかわって、一応はフラットなご対応をみせたとしても、ご自分なりの考えや信念は変えない人が多いので、意識やご関心を社会にもっても内面ではマイペースに、クールに現実をみる時期に入りつつあります。
いわば、感情や周囲に流されずに、ご自分のポリシーを内面に強く持たれつつ、「現実」を冷静かつ客観的にみられてご判断されたり、対応をされるディレクションに早い人は入っているという意味です。

One-Point ◆ 事実、今週は課題や対立が協力関係を生み、協力関係が課題や対立を生むといった複雑な動きの世間の時期なので、安易に同調することなく冷静に見極めることが必要です。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

「魚宮」に象意を持つ人は、あくまでも一般的なディレクションの場合ですが、理論理屈や知性で考えて動くよりも、ご自身の直感や感性また感覚によってご判断をされて、いっそう動くことになりやすい今週です。
それ自体は“良し悪し”とは関係なく、ご自身の民度など内面性のレベルによって千変万化、千姿万態にあらわれることになります。
そうでなくても今週は、協力したつもりが対立に巻き込まれたり、課題や対立が協力関係を生むなど予測不能の動きが生じやすい時期なので、案外と理論理屈を超えた直感のほうが“正解”を導くこともあるときです。

One-Point ◆ そのため、表向きの利害や私利私欲にはとらわれないなど、心を平穏にしておくほうが“天啓”のような正しいヒラメキを得やすく、心が乱れるほど頼りにならなくなるときです。



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