宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.658 / 2019.12.09 〜 12.22


●隔週土曜日に更新予定です。
※2019年12月 7日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 6個+1個の星が山羊宮で大会合(ステリウム)を形成します。
現実に根づきつつも、「組織運営」すなわち政治・軍事・経済などの変革が深化し、個々に影響する今週また昨今です。
星の動き ◆ 今週は9日に水星が射手宮に入宮します。
20日に金星が水瓶宮に入宮し、牡牛宮の天王星と交歓(ミューチュアル・リセプション)を形成します。
22日の午後2時頃、太陽が山羊宮に入宮です。
今週後半の太陽と、山羊宮の木星、ドラゴン・ヘッド、ケレスは連続合(ローリング・コンジャンクション=0/0度)で同じく山羊宮の土星、冥王星、今週中頃過ぎまでの金星も連続合(0/0度)です。
このうち、今週後半の太陽と木星は、天王星と三分(トライン=120度)で、ドラゴン・テール&ケレスは、蟹宮のドラゴン・ヘッドと衝(オポジション=180度)で、土星&冥王星は、蠍宮の火星と魚宮の海王星の三分(120度)と小三角(ミニトライン=60/60/120度)を形成します。
射手宮の水星はドラゴン・テールと転(クインカンクス=150度)です。
今週の月は、牡牛宮3度〜蠍宮15度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、もはや過去の考えや生き方など“ライフスタイル”が通用しなくなっているとお考えください。
もちろん、全部が全部そういえない側面はありますが、昨今の星の動きや配置は、天秤宮にとって“過去を捨てて新しい生き方を見出す”といってもよいディレクションを示していますので、必要以上に過去にこだわらないほうがよいときです。
良し悪しはともかく、だいたいは自分自身の深層の精神意識(霊性)面や根本スタンスを見直されて、今後の人生をどのように定めるか身のまわりの現状を受け入れつつ、一からのスタートを図るのもよい人生期です。

One-Point ◆ そのため、葛藤が起きたり模索をされてもおかしくない昨今で、今週は新たに“理想の自己像”をどう描いて自分を定めるか、過去とは異なった視点から検討されるとよいでしょう。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、“夢”や“ビジョン”を描いたり、それらが膨らんだりすることによって、ご自分の“理想”を果敢に追い求めたり、また促進していくなど果敢にアクションを起こしやすい今週また昨今です。
ご自分の現状や位置関係を見直されたり、本来のご自分らしく個性や才能を発揮できる場所を目指していかれるかたも多いでしょう。
同時に、それは組織や部署または上司への“不満”や“反発”につながることもありえる昨今の人生期なので、今週は異性関係をふくめて、古い人間関係を断ち切って新たな道やパートナーシップを目指すこともあるときです。

One-Point ◆ いずれにしても、“夢や理想”と“現実”とパートナーシップなどの“人間関係”とのバランスが重要なときなので、軽挙妄動を避けて“計画的”かつ“段階的”に進むとよいときです。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、ひところの“気ままさ”や“楽観性”が抜け、自己改革をめざして新たに“現実理想”や“実用スキル”を見出されるとよいときです。
生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって若干異なってきますが、今週は「思考」錯誤しやすい人がいる一方で、“直感”や文芸や芸術など“創作的インスピレーション”や“ヒラメキ”をえることもあるでしょう。
そういった“インスピレーション”や“ヒラメキ”を、“事実誤認”を排しながら、現実に即して今後の日常生活や将来ビジョンにどう活かしていくか、誠実ををもって誤魔化すことなく対応されていかれるとよい今週です。

One-Point ◆ 今週また昨今の「星のディレクション」(運勢変化、方向性)は、知識活用だったり、地に足を着けた自分らしい“スキル”や独自の“個性”を真摯に見出していくことにあるときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、生まれもつ象意ポイントによって太陽、また木星、ケレス、土星、冥王星、さらには金星などの象意を人それぞれながら複数に受けていく今週また昨今です。
そのため、同じ山羊宮といえども、ひとくくりにはできない千差万別に異なる運勢期で、生まれもつ象意ポイントによってはめまぐるしく運勢や状況が変わっていく昨今になりますので、「変化を楽しむ」といった余裕が重要になります。
多くの場合、今週は山羊宮らしい個性を見出したり、目指す人が多く、内実はそれぞれに異なりますが、新たな“将来ビジョン”が見えてくるときです。

One-Point ◆ もともと“孤独”を好んだり、“変わりたがらない”山羊宮ですが、昨今の人生期はそうもいってはおられず、変化を受け入れ新たな自分を見出していくと良い“チャンス”のときです。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、仕事や対外的な動きや活動はともかく、今週また昨今は深層の精神意識(霊性)や人格面を高めていくとよいときです。
宝瓶宮時代は、自由、個性、友愛精神(和、絆、民度)などがポイントや機軸になっていきますが、その点では老若男女をはじめ相手を立場や容姿などで差別しない“寛容”で“ハイレベル”な人格面を身につけるとよいときになっています。
水瓶宮への「星のディレクション」(運勢変化)がそのように動いている昨今だという意味で、水瓶宮に象意を持つ人をはじめ宝瓶宮時代にふさわしく“民度”を高めるため内面性を磨いていくと将来がひらけるときです。

One-Point ◆ 今週また昨今は、仕事や社会活動が多忙だったり活躍できるときなのですが、“理想”が必ずしもシビアに仕事をこなすことにつながらない今週になっていますのでご注意ください。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく魚宮らしい“直感”や“ヒラメキ”また“同情心”などをもって、周囲とコミュニケーションをとったり、交遊関係を広めるなど、動きが活性化していく今週また昨今です。
多少の思い違いや公私混同した言動に気をつけなければならない今週だとはいえ、そのぶん詩的な“インスピレーション”や“芸術的創作力”など、魚宮らしい感覚を発揮できるときになっています。
なので、その点、著述業やクリエイターなど“虚業家”に向いていますが、社会的な実力や見識次第では、魚宮らしさを活かした“実業家”としてもよい今週また昨今です。

One-Point ◆ いずれの場合も今週は“誠意”のない口先だけの応対や、“ウラ”のある対応また謀りごとは避けなければならないときで、誠実な姿勢が事態の悪化を防ぎ評価を高める今週です。



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