宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2019年 9月14日アップ
全体傾向 ◆ 必ずしも常識どおりとはならない複雑な今週です。
知的思考や平和志向が逆に不安定を生むこともあり、事件があったり攻撃的になりやすい今週ですが「正義の力」は逆に平和を生むときです。
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星の動き ◆ 今週は23日の午後5時ころ太陽が天秤宮に入宮します。
太陽は乙女宮の火星と合(コンジャンクション=0度)です。
天秤宮に入宮するまで太陽は、山羊宮の冥王星と三分(トライン=120度)です。
火星は、今週前半まで魚宮の海王星と衝(180度)で、これに射手宮の木星が軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
木星と射手宮のケレスは、合(0度)で、ケレスは海王星と矩(90度)です。
その一方でこの衝(180度)には、冥王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
また、蟹宮のドラゴン・ヘッドと、山羊宮の土星&ドラゴン・テールの合(0度)が衝(180度)で、これには海王星が調停(60/120/180度)の座相を投げかける一方、天秤宮で合(0度)の水星と金星が軸となってT矩(90/90/180度)を形成します。
牡牛宮の天王星はノーアスペクトです。
今週の月は、牡羊宮8度〜天秤宮18度をトランシットします。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
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※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ」
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。
天秤宮に象意を持つ人は、相手や周囲の意志や個性を尊重して考えたり、対応していく“精神的な美しさ”をもっているのですが、今週はその徳性や性質が必ずしも有益に働くとはいえない可能性があります。
もっとも、まったくダメだということではなく、すべてを見抜くほどの高い見識や実力をもって、もはや「ここしかない」といった針の穴を通すような絶妙の手を打つことができるのであれば、逆に危地に活路を見出していくことができます。
自分らしさを出せばよいといった今週ではなさそうなので、むしろご自分を捨てて、客観的な周囲の現実を把握されるとよいでしょう。
One-Point ◆ そうすることで主観的な視点や天秤宮の意識や性質からは見えてこなかった“現実”が見えてきて、過去の習慣や生き方によらず新しいご自分の生き方や道を見出せます。
蠍宮に象意を持つ人は、全員ではないのですが、多くの場合、蠍宮らしい言動を強めていくことになる今週です。
同じ蠍宮でも、言動を強めていくことになる“分野”は、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって相応に異なりますが、共通していえるのは、「ノウハウ」や「法則」を会得して真相をつかもうとされることです。
恋愛など異性との密接な関係を求めるかたの場合、そのための“テクニック”や“ハウツー”などになりますし、ひろく宇宙や精神世界の真実をつかもうとされるかたの場合、“宇宙のルール”や“心の法則”といったことになります。
One-Point ◆ 全体的に今週は、“知性”や“情愛”といった常識が通用しにくい側面がありますので、あえて“不思議系”や“神秘系”(スピ系)など常識はずれの分野がご参考になるでしょう。
射手宮の中盤や終盤に象意を持つ人は、今週あたりまでは、まだ仕事での多忙さや実力発揮の傾向が相応ながらも残ります。
ただし、“勘違い”しやすい傾向があったり、“主観的”になられたり、良し悪しはともかく“両極端”にもなりがちな今週また昨今ですので、ハイパワー・マシーンを操るように、繊細かつ微妙なハンドルさばきやさじ加減が必要です。
左欄の「全体傾向」に書きましたように、今週は“常識”が必ずしも好結果を生むとはかぎりませんので、射手宮らしい“おおらかさ”(成り行き任せ)や“精神性”(気分)も度が過ぎると、逆に課題や問題を生むことになります。
One-Point ◆ 射手宮らしさは要注意の今週ながら、パワフルに進むことはできますし、バランス感覚をもって常識ならざる“不思議系”や精神的な“スピ系”(神秘系)が役立ちそうな今週です。
山羊宮に象意を持つ人は、今週は知識や知性を対外的に発揮できるときで、職場などで社会的な人気を得ることが可能なときになっていますので、それらのバランスや出し方にご注意をされるとよいでしょう。
単純に一例をもって申し上げますと、知識や知性は相手を傷つけ人間関係を壊す“武器”になりますし、人気は相手によっては“嫉妬”を誘発することになりますので、その出し方や謙虚さなど一応の配慮が必要なときだということです。
もっとも、そんなの相手の都合で関係ないというのであれば、今の山羊宮ならそれも良し、逆手にとって活かせればよいときです。
One-Point ◆ 初盤や中盤に象意を持つ人は、現実を見抜いて緻密に対応できるときですし、中盤や終盤に象意を持つ人は、タフでパワフルな今週なので、短期的にはそれもよいでしょう。
水瓶宮に象意を持つ人は、左欄の「全体傾向」に書きましたように、必ずしも“常識的”であることが事態を円滑に進めることにはつながらず、“発展的”に前に進んでいくことが必ずしも良い結果をもたらすとはいえない今週です。
全体的にはそういう傾向がありますので、ご留意されておかれるとよいのですが、常識的ならざる“不思議系”や“神秘系”(スピ系)などによって、案外と課題や問題解決の活路を見出すことが可能な今週になっています。
水瓶宮の前半に象意を持つ人は、とくに深層の精神意識(霊性)面に関心をもたれて、意外なご自身を発見されていくとよい人生期にあります。
One-Point ◆ 上記以外におきましては、今週は水瓶宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)のほうが強い星のディレクションを投げかけることがありますので、併せてそちらもご参照ください。
魚宮に象意を持つ人は、全員ではありませんが、今週また昨今はいろいろな星のディレクションを複雑かつ多様に受けつづけていますので、混乱しないようにされることがまず大前提になります。
どういうことか単純化して申し上げますと、昨今の人生期は、ご自分でも気づかないうちに“意識”や“想い”が現実を超えて遠い世界にまで膨らみ、地に足がつかない人が多いときです。
そんな中で昨今は、逆に仕事や社会の現実面に方向性や活動を転換しなければならず、その点でも「いったい、どっち?」といった混乱が生じやすくなっています。
One-Point ◆ 心あたりがあるかたの場合、一つは現実に通用する“感性”へと高めていくと同時に、妄想や幻想にとどまらない社会性をもった“真実”(本物)を志向されるとよいでしょう。
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