宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.644 / 2019.09.02 〜 09.15


●隔週土曜日に更新予定です。
※2019年 8月31日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 対立や課題を何とかしようと動くと、新たな対立や課題を生みだすことがありえるときで、微妙なさじ加減での対処や自己本位に判断しないことが必要な今週です。
星の動き ◆ 今週は、9月14日に水星と金星が天秤宮に入宮します。
両星は合(コンジャンクション=0度)で、今週前半は太陽とも合(0度)です。
また魚宮の海王星と衝(オポジション=180度)をとります。
乙女宮の太陽と火星も合(0度)で、同じく海王星と衝(180度)、さらには射手宮のケレスと矩(スクエア=90度)です。
今週後半の水星またその直後の金星を除いて、この衝(180度)には、射手宮の木星が軸となって、T矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
蟹宮のドラゴン・ヘッドと、山羊宮の土星&ドラゴン・テールの合(0度)も衝(180度)で、同じく山羊宮の冥王星とも衝(180度)です、
これらの衝(180度)は、お互いに調停(メディエーション=60/120/180度)の座相をとりあって、神秘十字(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120)を形成します。
牡牛宮の天王星はケレスと転(クインカンクス=150度)です。
今週の月は、天秤宮9度〜牡羊宮8度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、部分的なピックアップながら堂々めぐりのなかから一歩だけ抜け出せる今週です。
多少の勘違いや願望がふくまれるとしても、天秤宮らしい知恵や勇気といった“自分らしさ”や“希望”また“ビジョン”が湧いてくる今週になっていきますので、相応に歩をすすめることができるときです。
若いかたや人生の前半期にあるかたほど昨今の状態や環境を体験することによって、過去には課題だった自分から成長し、一歩抜け出すことができる知恵や勇気をもつことができたことになるでしょう。

One-Point ◆ 一方、相応に人生経験をつまれていたり、人生の後半期にあるかたの場合は、試行錯誤は経たとしても培った見識やスキルによって、新たな人生の扉を開いていくときになります。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、たとえばご自分の夢や願望と、組織での関係性といった課題や、一方ではご自身の現状と広い世界への憧憬といったビジョンとが、ともすれば堂々めぐりになりかねないときです。
それが悪いということではなく、地に足がつかないまま、相応ながら無自覚のうちに混乱していたり、または目的や方向性が定まりにくいといったことが、ヘタをすれば起こるかもしれないという程度です。
また、前半に象意を持つ人をはじめとして、なかには週末や来週初頭になるほど、ついに上司や周囲と対立してしまう人がいないとはいえない今週です。

One-Point ◆ 今週は、蠍宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、いずれにしても堂々めぐりには注意が必要で、またほかの運勢サイン(宮)のほうが強く現われる可能性があります。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、公私をはじめとした自他の関係性が入り組んでいたり、混乱まじりといった堂々めぐりの傾向に陥りかねない今週です。
ですが、昨今の射手宮は無自覚ながらも楽観性を増している人が多いこともあって、気にとめていなかったり、無意識に動いていたり、成り行きまかせであったり、よくいえば寛容や寛大といった“マイペース”で進めるときです。
それはそうですが、仕事や社会活動においては、ご自分らしく実力や指導力を発揮できる今週また昨今になっているため、仮に方針が定まらなくても、また、あちこちと迷いながらであっても、活動的で多忙になりがちな今週です。

One-Point ◆ もともとマイペースな射手宮が多いのですが、それによってご活躍が可能な今週の運勢を発揮していくとき、逆に迷いを生じつつも、実力の発揮がともなう昨今だともいえるときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、自分らしさを発揮できる今週ですが、それゆえ慎重にもなって、迷いが生じたり、堂々めぐりになることがあります。
たとえば、今の山羊宮なら課題や問題があっても、たいていは冷静沈着に何とかしていくことができるのですが、この何とかしていくことが、また新たな課題や対立を生じかねないといったようなことです。
さらにいえば、であっても、またなんとかなっていくことはできますので、夢や想像力をたくましくしすぎて“幻想”を持たないようにするなど地に足をつけて、微妙なさじ加減のご判断を高い見識からできば問題はありません。

One-Point ◆ つまるところ、課題や問題を火急的すみやかに解決しようとせず、今は「動かない」こともご判断の選択肢にいれて、忍耐強く焦らずにようすをみながら機会を待つこともありです。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、自分と他者や、個人と全体といったバランスが必要なときなのですが、たとえていえばあちらを立てればこちらが立たず、こちらを立てればあちらが立たずとなりやすい状況です。
さらには、案件によっては「何もしない」ということが必要だったりするのですが、同時に、あえて問題覚悟で一点に集中して事態を動かし、解決の糸口を見出していくといった“蛮勇”も選択肢に入れて、ご判断されるのもよいでしょう。
堂々めぐりを傍観したり静観するか、あえて一石を投じて事態を変化させ、その動きを注意深くみながら、周囲に迅速に対応していくというやり方です。

One-Point ◆ 周囲の状況やご自身の力量を見極めながら選択していくことになりますが、じっとしていても何も解決しないというときには、突撃しながら四方八方に目を配り解決をはかります。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、多少の慎重さや現状を読むことは必要ですが、迷っていても何も解決はしなかったり、とるべき道や方向性もみえませんので、“まず動いてみる”ということも選択肢になる今週です。
魚宮に象意を持つ人は、これまでの自分自身とは異なるあり方や方向性にチャレンジしてみるといった“意識転換”が必要な「星のディレクション」受けている昨今になっています。
過去のご自分のカラを破ると言い換えてもいいのですが、まず変わる方向に動いてみることで、新たな方向性や自分自身がみえてくることがあるわけです。

One-Point ◆ ご自分のビジョンや想いにこだわりがちな昨今の人生期ですが、それを否定はしませんが一歩前進して、仕事や社会活動に意識をむけて動くなど変わることが必要な時期です。



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