宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.626 / 2019.04.29 〜 05.12


●隔週土曜日に更新予定です。
※2019年 4月27日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 複雑な星まわりは、今週あたりまで続きます。
そのためケアレスミスや事故、また愛情問題による事件やトラブルにご注意が必要になっています。
星の動き ◆ 今週は、29日に土星が山羊宮20度で逆行に転じます。
5月7日に水星が牡牛宮に入宮し、そのときまで双子宮の火星と交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
また、その直前まで水星は、火星と射手宮の木星の衝(オポジション=180度)に調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
それと交替するかのように、今度は牡羊宮の金星が調停(60/120/180度)の座相をとります。
同時に、そのころまで魚宮の海王星が軸となってT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
一方、蟹宮のドラゴン・ヘッドと山羊宮で三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)の土星&冥王星&ドラゴン・テールも衝(オポジション=180度)で、これには週を通して金星が軸となってT矩(90/90/180度)を形成し、牡牛宮の太陽と魚宮の海王星が調停(60/120/180度)の座相を投げかけます。
今週後半の水星は、牡牛宮の天王星と合(コンジャンクション=0度)です。
射手宮のケレスは今週中頃まで金星と三分(120度)です。
今週の月は水瓶宮26度〜獅子宮29度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、ご自分の意志や考えというよりも相手や周囲の現実に応じて、対処したり今後の行動を決めていかざるをえない傾向が強まっている今週また昨今です。
ただし、左欄の「全体傾向」に書きましたように、昨今は、一筋縄ではいかない複雑な星まわりのときなので、良かれと思って対応したことが別のトラブルを招いたり、逆にトラブルが別の問題解決や調整につながるときです。
なので、単純なご判断や対応はむずかしく、四方八方、ウラのウラのウラまで考慮するなど、天秤宮お得意の能力を活用されるとよいかもしれません…。

One-Point ◆ もっとも、今週の複雑さは、天秤宮らしさを発揮されるほど現在の人生期の課題を増長することにもつながりかねませんし、それもまたさらにウラを読む必要があるといったときです。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、ピンポイントでいえば、愛情問題にご注意が必要な今週ですが、多くの場合、夫などパートナーや上司が力になってくれたり、アドバイスをいただけるなど頼りになるときです。
ただし、左欄の「全体傾向」に書きましたように、今週までまだ星まわりは複雑なので、「禍福はあざなえるナワのごとし」といった「一長一短」の両面性をもった出来事として現われることにご注意されなければなりません。
たとえば、トラブルを解決しようとすると別の問題をこじらせたり、逆にトラブルが生じる一方で、そのことが別の問題を解決に導くといったケースです。

One-Point ◆ 善意や理想を求めた言動が、事件やトラブルを誘発しかねない時期であるのと同時に、それがご自身の評価につながったり支持や信頼を得ることがある複雑な時期だといえます。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、左欄の「全体傾向」に書いた複雑な星まわりの影響を案外と強く受けていくサイン(宮)の一つになる今週です。
知性やヒラメキをもって、果敢に言動されるのはよいし、今週前半はともかく後半に愛情や情愛を発揮されるのも悪いとまではいえないのですが、同時にそれは昨今の課題や問題を複雑にしかねないことが起こりやすい時期です。
つまるところ今週は、先週同様、問題やトラブルのかげに別の問題やトラブルを解決する道があれば、同時に、問題やトラブルを解決しようとする言動がまた別の問題やトラブルをこじらせたり生じさせていく可能性がある時期です。

One-Point ◆ ということで、情報収集力や見識や実力が図抜けていれば、ウラのウラのウラまで読まれて行動すればよく、でなければ、私心を捨てた良心や霊性での行動が結果オーライです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、人生上の大きな自己変革や自我発揮の人生期にある人が多いのですが、今週また昨今は見方やとらえ方次第で方向や人生が180度変わりかねない時期です。
今週また昨今は、左欄の「全体傾向」に書いたように複雑な星まわりのときなので、単純にいえば“好悪”両方の出来事が同時並行して起きる“お天気雨”(キツネの嫁入り)のようなときだといえます。
ゆえに“慎重”といえば表現はよいのですが何事もマイナス面のみをみたり悲観的にとらえてしまうと、今、必要なプラス面の出来事が目にはいらなくなります。

One-Point ◆ とはいえ、今週は何事も楽観的にとらえて愛情を優先すると、それが逆に関係を壊しやすいので、絶妙のバランスやさじ加減のご判断やご対応が求められる時期になっています。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、左欄の「全体傾向」に書いた複雑な星まわりの今週ながら、あくまで比較的ながらその影響(ディレクション)を受けにくいサイン(宮)の一つになっています。
ただ、ほとんどの人の場合、水瓶宮以外の「運勢サイン(宮)」もお持ちになられていますので、そこでは昨今の複雑なディレクションを受けていくことになります。
それはともかくとして、今週はどちらか一方に偏ることなくご自分も周囲の状況も、また内面性や精神意識(霊性)面も社会の現実も、四方八方をクールにみたご判断をされていかれることで、“スタートライン”に立つ自分自身がみえるでしょう。

One-Point ◆ 水瓶宮に象意を持つ多くの人は、大なり小なり過去のご自分のままではならない人生期にありますので、生まれ変わっていくべき今後のご自身を模索されていかれるとよいでしょう。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、仕事や社会的な活動の運勢期にありつつも、同時に、行動できづらい課題や問題が生じたり、なにかと考え込まざるをえない今週また昨今にあるときです。
もともと昨今の人生期が、相手や周囲の現実よりも、ご自身の感覚や理想また幻想といった主観に意識やご関心が、われ知らず一方的に向くときで、今週また昨今はそれがさらに強まっていますので、複雑にディレクションを受けていくことになります。
たとえば、情愛や異性関係に耽溺すると、別の問題やトラブルが生じますが、ご自身はそれで満足といった二面性が同時並行して生じます。

One-Point ◆ 左欄の「全体傾向」に書いた複雑な星まわりのときは、考えても混濁することが多いので、私心や私利私欲を捨てた善意や倫理や直感で、魚宮らしく言動されるとよいでしょう。



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