宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
第2章:星のディレクション

No.604 / 2018.11.26 〜 12.09


●隔週土曜日に更新予定です。
※2018年11月24日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週は現実をよくみて理性で判断と対処をすることが重要です。
とくに異性関係などイージーに衝動的に言動すると“爆死”しかねません。
星の動き ◆ 今週は、12月1日に逆行中の水星が蠍宮に戻り、6日に蠍宮28度で順行に転じます。
12月3日に金星が蠍宮に入宮します。
金星は牡羊宮の天王星と衝(オポジション=180度)で、蟹宮のドラゴン・ヘッド&山羊宮のドラゴン・テールを交えて、大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成します。
これに水星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
蠍宮のケレスは、魚宮の火星&海王星の合(0度)と三分(120度)で、山羊宮の土星を頂点にした小三角(ミニトライン=60/60/120度)を形成します。
一方、射手宮の木星は火星と矩(スクエア=90度)で、木星と合(0度)の太陽は火星&海王星と矩(90度)です。
山羊宮の冥王星はノーアスペクトです。
今週の月は、蟹宮5度〜山羊宮13度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
オーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

※「宝瓶宮占星学のクオリアルな観点からの過去・現在・未来のホロスコープ
↑ 時事をはじめとしたブログ記事です。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、相手や他人のことよりも、自分自身の“メインテナンス”が必要な今週また昨今にあります。
“深層の精神意識”(霊性)面といった心の内面性や自分がよって立つ環境を、主観を交えずにクールかつ現実的に見極めながら、今、どういう状況にあるのか、過去にとらわれずにご判断しなければなりません。
そうされるほど、時代変化や環境状況に合わせた新たな対応や方途を模索していく人生期にあることがみえてきますので、相手や異性にたよらず、まずは自分自身がよって立つスタンスや自立精神をもつべきことがみえてくるはずです。

One-Point ◆ とくに、天秤宮の終盤に象意を持つ人は、その傾向が強いので、“甘え”や“依存”があればそれをなくして、“内面性の確立”と“精神的な自立”を意識されて対応すべきときです。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、蠍宮以外に生まれもつ「運勢サイン(宮)」によって異なりますが、蠍宮のみでいえば、これまでに培ってきた見識や実力など力量次第によって、運勢が決まっていく今週になります。
その点では、良し悪しはともかくとして“自分次第”の運勢期で、くわえてほかに生まれもつ「運勢サイン(宮)」のディレクションによって若干、異なっていくことがあるといった今週の運勢です。
もっとも、蠍宮の初盤に象意を持つ人は、モテる今週で、であっても安易な異性関係に走らないことが必要な時期です。

One-Point ◆ その点、蠍宮の最後のほうに象意を持つ人をはじめとして終盤に象意を持つ人は、クールに知性でもって、なかには前向きに状況をとらえて対処できる今週になっています。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、安易(イージー)な“楽観性”が増す今週また昨今です。
それが“悪い”という意味ではなく、どこか地に足が着きにくく、社会や現実を意識し、着実かつクールに対外的にとらえていくというよりも、ご自身の精神的な“形而上世界”に流れやすいときです。
とはいえ、イメージが重要な創作活動や、スピリチュアル系の活動をされているかたにとっては良いのですが、現実的なビジネスや経済活動をされているかたにとっては、今ひとつ本調子とはいえない今週また昨今になっています。

One-Point ◆ いずれも射手宮お得意の“楽天性”が活性化していく時期にありますので、必要以上に問題と感じたり、大変だと思うことは少なく、実際、近い将来になんとかなっていくでしょう。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、射手宮(木星)や魚宮(海王星)の象意を相応に強く併せもつかたほど、時々刻々と変化していく「星のディレクション」とともに、山羊宮(土星)の象意とのバランスをとることが重要なときです。
これら3つの星がいずれも自らの共鳴サイン(宮)をトランシットして“勢力”を強め、相応に正反対の象意をもたらしていくためです。
そのため、“シビア”にとらえて接するべき状況にあるとしても、その一方では適時、“イージー”に流れに任せて、ようすをみながら対処する側面も出てきますので、いずれか一方に偏った固定観念をもたない臨機応変さが重要です。

One-Point ◆ その点では、幅広い視点や見識、また心身をじょうずに“自己コントロール”していくことが必要になるなど、真価が問われ、大きな飛躍や成長のチャンスの人生期になっています。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、新たな人生の転換期の入口に立って“三すくみ”のようなディレクションを受けているときです。
とくに、水瓶宮の初盤に象意を持つ人ほど、その傾向は強く、また水瓶宮全体的にもそういう傾向があって、対外的な出来事だけでなく、ご自身の心の内面性といった“深層の精神意識”(霊性)面も意識する必要がある時期です。
だいたいは、心をふくめた個性(キャラ)によって昨今の対外的な現状や出来事が左右されていく時期なので、出来事や周囲のみならず、ご自身の深奥の内面性や言動などにも目を向けていくべきときです。

One-Point ◆ たとえば、動きがあったり、動きがなかったり、自分次第だったりと、現状は複雑な状況にありますので、初盤に象意を持つ人をはじめ、四方八方、内外に目を配るとよいときです。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、対外的な社会活動の運勢が、いわば復活していく人生期にありますし、また、良し悪しはともかく今週また昨今は、ご自分らしく“主観的”にもまた“対外的”にも活動的になっていくときです。
周囲の状況や課題に関係なく、マイペースで主観的にご自身の感覚を発揮されて活動されていきやすくなりますので、運勢は「星のディレクション」をともないつつも、ご自分次第によって左右され決まっていく傾向が強まる今週です。
なので、ご自身の感覚や能力が長けて見識もあれば、仕事など対外的にもご活躍できる時期になりますし、そうでなければ感覚的に独りよがりになりやすいときです。

One-Point ◆ 魚宮のみをみた場合、そういうときで、それを活かしつつも、水星や土星の象意を活用されて、理論的かつ現実的にもとらえ、セルフチェックをされていかれるとよい今週です。



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