宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.536 / 2017.08.07 〜 08.20


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 8月 5日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ TOPへの“アタック”があるとすれば、中頃など今週の可能性が高くなっています。
恋愛感情が高まるものの、マスコミなどの分野をふくめて、自家撞着を起こしやすい今週です。
星の動き ◆ 今週は13日に水星が乙女宮11度で逆行に転じます。
その水星と魚宮の海王星が衝(オポジション=180度)で、蟹宮で合(コンジャンクション=0度)の金星&ケレスと、山羊宮の冥王星の衝(180度)が、お互いに調停(メディエーション=60/120/180度)の座相をとる神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)を形成します。
冥王星と海王星は、獅子宮の火星を頂点にYOD(ヨッド=60/150/150度)を形成し、火星は獅子宮の太陽と合(0度)です。
また太陽は獅子宮のドラゴン・ヘッドとも合(0度)で、水瓶宮のドラゴン・テールと衝(180度)、これに対して牡羊宮の天王星、天秤宮の木星、射手宮の土星が、調停(60/120/180度)の座相を投げかけます。
木星は、太陽と土星の小三角(ミニトライン=60/60/120度)の頂点と同時に、金星&ケレスと冥王星を交えたT矩(Tスクエア=90/90/180度)の軸ともなります。
月は今週、水瓶宮1度〜獅子宮12度をトランシットします。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、右を向けば左がたたず、左を向けば右が立たず、また前(相手)を向いても動いてくれなかったり、後ろや自分を向いても、結局は自家撞着に陥りやすい今週の星の配置です。
たとえば、“人気”と“恨み”を同時に受けたり、パートナーなどの相手が待っていても自分が行けなかったり、自分が行けば相手が引くなど、悪いとはいえないのですが、チグハグ感が生じる今週になりそうです。
状況によっては、組織内での避けがたい本質的なトラブルが生じて、仲裁を求められますが、かなりの実力と見識がなければ対処がむずかしいでしょう。

One-Point ◆ そんなこんなで、結局は深刻に考えても対処や解決はむずかしいことが多いので、ここはイージーにも成り行きまかせで、何とかなるとおおらかにとらえやすい今週また昨今です。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、大なり小なり今週もいろいろと課題も出来事も起こりますが、昨今、最大のハイライトが今週、否応なく運命的にも起こりやすいときになっています。
実力発揮が可能で、多忙にもなる時期ですが、どこまでご自分でお気づきになるのかはともかく、運命的な仕事が舞い込んだり、重要な使命や責任のある業務内容が与えられることがあるかもしれません。
それは、自ら志願したものであったとしても、または上から与えられたものであったとしても、案外と社会や組織の命運にかかわるものだったりすることがあります。

One-Point ◆ だいたいは四方八方に気を気張りつつ、課題をクリアしていったり、責務を全うしていかなければならないものなのでたいへんですが、今の蠍宮にしかできないものだといえます。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、社会的な関係性と、ご自身の内面性、また現実の状況と、ビジョンや理想といった、一見、相反するような両者のはざまで活動するなど、本物かどうか真価がとわれる今週です。
社会の現実と理想はこの世の両輪で、並行してまっすぐ前に進めばいいのですが、どちらかが先んじたり逆に遅れたりして蛇行することも多く、そのようなどっちつかずの状況を見事にさばいて実力を示すべきときです。
どちらか片方だけをみて動いてもダメで、現実世界と理想やビジョンなど内外の両方をみてご判断し、対処していくとよいときです。

One-Point ◆ なかには、宇宙この世界の本質につらなる重要な否応ない行動にかかわったり、受けざるをえない人もいますが、地道でも、着実に誠意をもってこなしていくことで道がひらけます。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、今週が、進むべき方向性や目的や言動のターニング・ポイントになる決めてとなる方がいます。
また、昨今の人生期で課題となってる“自己変革”を進めていくべき方もいます。
重要なのは情報やコミュニケーションの真贋で、昨今は錯綜していたり、ご本人たちが気づかなくてもウソや事実誤認をしやすいときなので、まずは奈辺を見極めつつ、進むべき方向性をめざすことが必要です。
さはさりながら、これまでご自身が生きてこられて培ってきた内容や実力が、いずれの方向であっても、否応なく結果としてあらわれやすい今週です。

One-Point ◆ 間違いなく正しいご判断をされて現実的に対処できる方は、真実にもとづいてきたといえますが、我知らずご判断を誤まってしまう場合は、どこか勘違いしてきたかもしれません。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、多かれ少なかれ今週は、これまでの生き方を転換していくターニング・ポイントになっています。
それが通常のターニング・ポイントのディレクションと異なるのは、世間一般的なものではなくいわば宇宙この世界の真実をともなった方向に、否応なく運命的にも転換していかざるをえないものになっていることです。
もちろん、するしないや方向性をふくめて、最後のご判断は自分次第ですが、感性や感受性を働かせれば内容や方向性は相応にみえてくるはずです。

One-Point ◆ 星のディレクションは運勢をもたらすものなので、正しく転換していくほど、のちの運勢(ディレクション)にそって、才能や個性の発揮など、ご活躍がいっそう可能になっていきます。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、人それぞれに複雑多岐なディレクションや出来事が、相応に生じやすい今週なので、混乱したり自家撞着に陥らないように、できるだけ理性を見すえたご判断や言動が必要になります。
もっとも昨今は、マスコミをはじめ情報やコミュニケーション自体が錯綜して、誤まっていたりご本人も知らずに惑わされて情報発信していたりしますので、鵜呑みや単純なご判断は、かえって混乱を招くことがあります。
こういうときは、魚宮らしく私心や我欲をなくして、宇宙の真実につうじる霊性や直感を働かせて、理論理屈を超えたご判断されるのも一つの手です。

One-Point ◆ 要は、そこに知的裏づけがともなえばいいのですが、ひらたく申し上げますと、疑心暗鬼に陥るよりも、善意の情でもってご判断されたほうが、損にみえて案外と真実だったりします。



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