宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 5月13日アップ
全体傾向 ◆ 社会的には社長や権力者、国際的には大国が“ワンマン”的に威力をふるうか、板ばさみになりやすい今週です。
恋愛や情愛をふくめた異性関係は、総じていえば“過ぎたるは及ばざるがごとし”といったやりすぎが、課題や問題を生みやすいときです。
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星の動き ◆ 今週は、16日に水星が牡牛宮に再入宮します。それまでは双子宮の火星と交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
22日朝5時半ごろ、太陽は双子宮に入宮します。
その太陽を軸に、獅子宮のドラゴン・ヘッドと水瓶宮のドラゴン・テールが、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
一方、ドラゴン・ヘッドを頂点に、牡羊宮の天王星と射手宮の土星が大三角(グランド・トライン=120度×3)をとり、ドラゴン・テールを尻尾としたトライン・カイト(60/60/120/120)が形成されます。
また、山羊宮の冥王星を軸に、牡羊宮の金星と天秤宮の木星の衝(オポジション=180度)が、T矩(90/90/180)を形成し、木星は双子宮のケレスと三分(トライン=120度)、ケレスは魚宮の海王星と矩(スクエア=90度)です。
今週後半は、射手宮の土星に双子宮の火星が衝(180度)をとり、天王星が調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
月は今週、山羊宮4度〜蟹宮17度をトランシットします。
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※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
天秤宮に象意を持つ人は、天秤宮らしい一面を志向して安易にも安楽にもなりやすく安逸を求めやすい今週です。
生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては、美意識の高まりからファッションへの出費が生じたり、おいしいグルメを食するなど、贅沢気分に浸りたくなることから、そのぶん散財につながりやすい今週だといえます。
それ自体は良し悪しとは関係がないのですが、ストレス解消も兼ねて、ご自分の美的感覚を満足させたり、自己表現をしようとする衝動としてのあらわれなので、スッキリしたら、そこでほどほどがよいかもしれません。
One-Point ◆ 天秤宮の後半、とくに終盤に象意を持つ人は、人間関係や組織関係が突如、安定から変化へ、または変化から安定へと、一気に様変わりする可能性が高い昨今の人生期です。
蠍宮に象意を持つ人は、異性関係とは一線を画さざるをえない今週で、そのようにご注意をされたり、距離をとっておけば大丈夫ですが、安易に“関係”をもつと、課題やトラブルが生じやすいときです。
そうでなくても、ここのところなにかと注意が必要な人生期にある人が多い蠍宮なので、本来の高尚でハイレベルな自分自身になるべく、考えや意識を転換していくとよい今週になっています。
そういったなかでも、蠍宮の終盤に象意を持つ人は、才能や個性を存分に発揮できる「仕事運」や「社会運」に恵まれる昨今にあります。
One-Point ◆ もっとも、今週は蠍宮にかぎらず、生まれもつ星や象意ポイントによって運勢が大きく異なっていくときなので、十把ひとからげ的に「こうです」と判断できないのも、また特徴です。
射手宮に象意を持つ人は、人によって(生まれもつホロスコープによって)微妙に出方は異なりますが、贅沢や安楽を楽しもうとされたり、または異性関係を求めるなど、快適志向の傾向が生じるときです。
それはともかくとして、今週、また今月は意識や行動の転換期にありますので、自分にふさわしい“仕事”を果たすべく、使命感や責任感に目覚めて、社会的な対外活動へと方向転換をしていくときになっています。
そういったことから、楽しむべきは楽しんで、あるいは楽しみつつも、それを活力に仕事へのエネルギーや理想の自己像実現へと向けていくとよいでしょう。
One-Point ◆ 射手宮の後半、とくに終盤に象意を持つ人は、昨今はもとより、独立をふくめた自己実現の“野心”が芽生えやすい人生期にありますので、それが本格化していくときになります。
山羊宮に象意を持つ人は、どちらかというと悪くはないとしても、今ひとつ気力が湧きにくく安逸になりやすい今週で、そのため仕事や対外的にも慎重だったり、成り行きまかせになりやすいときです。
要は、対人関係や対外関係において、今ひとつアクションがとりにくいので、多くの場合、責任感や義務感からの仕事や言動になりやすく、お楽しみはプライベートや家に帰ってからになる今週です。
その反面、独創的なヒラメキを企画を立てて、アイデアや計画を実行に移す人がいなくはない今週になっています。
One-Point ◆ 山羊宮の最初のほうに象意を持つ人は、そういった個性表現のディレクションをとくに受けている方がいますので、上述の無気力ぎみな運勢とは例外となる今週の運勢になります。
水瓶宮に象意を持つ人は、どこまでご自身でお気づきかはともかく、頭の回転に今ひとつキレがなかったり、思考回路がニブるなど、我知らずともはたらきにくい傾向がでる今週になっています。
とはいえ、やる気や気力がないわけではなく、むしろ相応に活動力があり、行動範囲も広がる人がいる今週でしたので、念のために“空回り”にならないように一応のご注意をされておかれるとよいでしょう。
さはさりながら、充分に慎重だったり、立場や状況や考えの違いを見識をもって勘案した言動がとれる人であれば、実際には成果をだすことが可能な昨今です。
One-Point ◆ 逆に、さほど考えずに、自分の想いのみからよかれと思って衝動的に言動する人ほど、知恵がまわりにくい今週であるために、軽はずみや先走った行動になりかねないときです。
魚宮に象意を持つ人は、どちらかというと今週は、今ひとつ気力がともないにくいこともあって、ご自分の内面的なイメージや観念的なビジョンの世界に浸りやすくなるときです。
全員がそうなるわけではありませんが、その傾向は否めず、仕事や対社会的に活動するにあたっても、行動や実践の前にまずは企画や計画を練るなど、目標やモチベーションをもちなおすことが必要な今週になっています。
そんな中でも、魚宮の後半、とくに終盤に象意を持つ人は、これまで存分に社会的な見識や実力を培い、そなえている人ほど、昨今は才能や個性や感性を発揮できる時期になっています。
One-Point ◆ とはいえ、今週は魚宮にかぎらず、生まれもつ星や象意のポイントによって、相応に運勢が異なりますので、十把ひとからげ的に“断定的”な判断はできないのも、また事実です。
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