宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 4月29日アップ
全体傾向 ◆ 日米韓の連携のもと、5月初週に米国(中国)が軍事行動を起こして、日本は否応なく平和のために参画する可能性(星)が、一時的ながらみられます。
最後通牒などの“メッセージ”で解決する可能性もありますが、緊張は今週がピークです。
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星の動き ◆ 今週、星の宮移動はありません。
牡羊宮の水星&天王星と、獅子宮のドラゴン・ヘッド、また射手宮の土星が大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成しますので、必然的に水瓶宮のドラゴン・テールを尻尾としたトライン・カイト(60/60/120/120)が形成されます。
水星と双子宮の火星は交歓(ミューチュアル・リセプション)で、火星は、天秤宮の木星と三分(トライン=120度)、魚宮の海王星とは矩(スクエア=90度)です。
ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テールは、双子宮のケレスを軸にT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
山羊宮の冥王星は、木星と矩(90度)、また天王星や今週前半の水星とも矩(90度)で、牡牛宮の太陽とは三分(120度)です。
牡羊宮の金星はケレスと六分(セクスタイル=60度)です。
月は今週、蟹宮8度〜山羊宮4度をトランシットします。
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※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
天秤宮に象意を持つ人は、安易に「何とかなる」と問題を先送りしているうちに、本当にピンチにおちいりかねない今週また今月ともいえます。
もちろん、天秤宮の全員がそうなるわけではありませんが、天秤宮らしい温和で調和のとれた平穏さと、周囲の状況や環境とがかなり異なる面が生じますので、たとえば、ちょうど「いい湯加減だ」と思っているうちに茹で上がるカエルのような状態にもなりかねないという意味です。
心の持ち方や諦観次第では、そこまで極端ではないのですが、自分をとりまく環境変化は避けられない今週です。
One-Point ◆ 安穏としてかまえることは悪いことではないのですが、周囲の状況や環境に適用しないケースが生じやすい今週や今月なので、結果、自分が変わらざるをえないということです。
蠍宮に象意を持つ人は、ご自分で気づくか気づかないかはともかくとして、ある意味、運勢的に見えざる世界や法則とかかわり、また無意識のうちにコンタクトすることによって、本物の自分を見出していかざるをえなくなる今週です。
仕事など現実社会の具体的な出来事がどうこうよりも、形而上世界ともいえる精神的かつ意識的また霊性的な波動などとの関係が強まることによって、結果、本来の理想的な自分自身をイメージしたり志向するなど、自己転換をしていくことになる今週になっているということです。
日常の自分とは異なる世界とのかかわりが大きくなるディレクションなので、どこまで実感されるかはともかく、形而上面のメンタリティーの影響が強い今週です。
One-Point ◆ 「そんなことはどうでもいい、信じない」と一蹴していただいてもかまわないのですが、今一度ご自身を見つめて、対外的な転換をはかるべき今週になっていることは同じです。
射手宮に象意を持つ人は、射手宮の前半に象意を持つか後半に象意を持つかで、相応に運勢が異なってくる今週だとはいえ、いずれも自分らしさをめざして、意識の転換や行動パターンの転換をしていく今週になっています。
それは自分らしい才能や個性を、社会や仲間内のサークルなどで、いっそう発揮していくための方向転換となるもので、多くの場合、5月の初週をピークとしつつも、まずはメンタル面や精神意識面のスキルをもって自己実現や個性や才能の発揮を否応なくしていくことになるでしょう。
ちなみに、射手宮の後半に象意を持つ人の場合、その傾向が現実面でとくに強く“自己発現期”ともなります。
One-Point ◆ 一方、射手宮の前半に象意を持つ人の場合、後半の人ほど現実面ではないとしても、そのぶん精神面やスピリチュアル面でのスキルによる個性発揮の今週となっていきそうです。
山羊宮に象意を持つ人のうち中盤や終盤に象意を持つ人は、運勢が両極端にもまた両面性をもっていずれにも動くときで、それは生まれもつホロスコープ(出生天球図)や見識や実力によっても異なってきます。
なので山羊宮だから全体的にどうだとはいえない昨今ですが、はなばなしく仕事や社会で実力を発揮できる一方で、今ひとつ本気モードになれないなど、両方の可能性がでてくる今週また昨今です。
一方、山羊宮の初盤に象意を持つ人は、同様の傾向がないとまではいえないのですが、そこまで運命的ではなく、まだご自身の力量次第でもなんとかできます。
One-Point ◆ 山羊宮に象意を持つ人の場合、自分で自信を持てるだけの能力や実力を備えていると自覚できるかどうかでも、運勢は異なってきますので、それも重要なファクトになっています。
水瓶宮に象意を持つ人は、あえて申し上げますと、運勢的には「忙中、閑あり」ならぬ、反対に“閑中、忙あり”ともいえる今週になっています。
同時に、昨今は水瓶宮に象意を持つ全員ではありませんが、大半の方がなんとなくでもやる気が出たり、実力を発揮しやすかったり、活動できる時期にありますので、やるべきことは今週のうちに済ませておくと、後日の「閑」を楽しむことができます。
昨今の人生期は、気の抜けない“緊迫感”が漂わざるをえない時期にあるといえますが、それでも類似の状態がここまでながく続くと慣れてきて、大半の方が「何とかなる」と考えたり、前向きにも進めるときです。
One-Point ◆ とくに5月の初週をはじめとした今週は、イメージをはじめとしたメンタル面を働かせて、精神意識を活性化させ、想いやビジョンを膨らませて見果てぬ夢を描くのもよいでしょう。
魚宮に象意を持つ人は、運勢が働く「ディレクション・ポイント」を魚宮のどこに持つかで、今週は細かく運勢が異なってくるために、イージーにとらえると混迷や混乱が生じやすくなっています。
なので、個々に異なるのですが、あえて申し挙げますと、意識や思惟がふだんほど明瞭に働かない人も多くなりますので、そのぶん魚宮らしく理論や理屈を超えた直感や感覚など精神的でもってご判断されるケースも増えそうです。
それが良いとか悪いとかと必ずしも関係がないのは、無意識ながら宇宙の奥深い真理につうじて正しく働けば結果オーライになりますし、逆に観念に流れすぎたり幻想に惑わされば、実現は不可能な結果になるというだけです。
One-Point ◆ 極論すれば、魚宮にとって、ほかのサイン(宮)よりも実現するしないはどうでもよい側面が強く、要は、プロセスにおいて主観的に自分が幸福かどうかが重要にもなっています。
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