宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 4月15日アップ
全体傾向 ◆ 今週はどちらが先かはともかく、秩序や平和を乱すものに対して、信念をともなった自由と安定に向けたメッセージが強烈です。
また、恋愛関係や異性関係は今一つスムーズとはいえない傾向があらわれやすくなるでしょう。
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星の動き ◆ 今週は20日の朝6時半頃、太陽が牡牛宮に入宮します。
同じく20日に冥王星が山羊宮19度で逆行に転じます。
翌21日には逆行中の水星が牡羊宮に戻り、火星が双子宮に入宮して、水星と火星のミューチュアル・リセプションが成立します。
28日には金星が牡羊宮に入宮し、翌29日にはドラゴン・ヘッドが獅子宮に入宮(逆行)し、さらに翌30日にはケレスが双子宮に入宮します。
水星&牡羊宮の天王星&牡羊宮→牡牛宮に移動する太陽は、三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)で、ドラゴン・ヘッドや、射手宮の土星と、大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成します。
必然的に魚宮→水瓶宮に移動するドラゴン・テールを尻尾とするトライン・カイト(60/60/120/120)でもあります。
土星は、金星と矩(スクエア=90度)です。
火星&ケレスは合(コンジャンクション=0度)で、両星を軸に、ドラゴン・ヘッドとドラゴン・テールを交えた、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
一方、T矩(90/90/180)には至りませんが、冥王星は、天王星と矩(90度)で、天秤宮の木星とも矩(90度)です。
魚宮の海王星は冥王星と六分(セクスタイル=60度)で、今週後半の太陽とも六分(60度)です。
月は今週、射手宮26度〜蟹宮8度をトランシットします。
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※今週の「ホロスコープ」は、「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」に掲載中です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
天秤宮に象意を持つ人は、恋愛関係や異性関係をはじめとした人間関係に、破局や訣別をふくめた変化が生じやすくなりますので、相応に注意が必要ですが、一方で理解を示す味方もいなくはありません。
既婚者の方をふくめて、夫婦関係や結婚生活、また家庭問題が、いったん事あれば良くも悪しくも大きく変化しやすい人生期にありますので、身近な人に対しても、なにはともあれ充分な自制心や心のコンロトールを心がけるとよいときです。
もっとも、そのような重大な局面や事態にあったとしても、「なんとかなる」と安易や成り行きに任せている方も少なからずいるときです。
One-Point ◆ というか、シビアな現実や事態を前にして、どうすることもできずに、手をこまねいているというか、流れに任せておくしかできないといった、チグハグ感のある今週だともいえます。
蠍宮に象意を持つ人は、生まれもつホロスコープ(出生天球図)に応じて、個々それぞれに細かな変化は生じますが、人生上の大きな変化や新たな展開は、基本的にないといえるときです。
大枠はさほど変わらないとしても、個々の変化はもちろん、蠍宮のみをみれば事態は両極性をもって動いたりしますので、「やる気」と「無気力」が同居したり、交互に訪れてくるようなときに入ることはありえます。
蠍宮の最初のほうに象意を持つ人は、人間関係や組織関係が緊張状態にあって、そのバランスが崩れると一気呵成に展開や状況の逆転現象が生じるときです。
One-Point ◆ 蠍宮の最後のほうに象意を持つ人は、精神的にも対人的にも社会的にも上手にバランスをとれる見識や実力がないと、課題やストレスが相応に生じやすい今週になっています。
射手宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、今後の仕事や業務また展開をみすえて、意識や行動パターンの転換を図っていく今週以降にしていくとよいときです。
射手宮の初盤、とくに最初のほうに象意を持つ人は、イメージ的ながら状況は両極性をもって動いていますので、その場や気分次第で画期的に仕事を進めたり、逆に気力を失ったりと変化しやすくなります。
射手宮の中盤に象意を持つ人は、多くの場合、自分自身で自覚できないままどこか地に足がついていない精神意識状態だったり、今一つ現実に即した言動や対処をとりづらい人生期にあったりします。
One-Point ◆ 射手宮の終盤、とくに最後のほうに象意を持つ人は、逆にしっかりと地に足をつけて現実を見抜いた言動や対応がとれるときなので、知識や才能を存分に発揮できる今週です。
山羊宮に象意を持つ人は、年齢が若かったり人生経験が少なくまだ学習途上にある人ほど、今週や昨今は、自分自身の内面性の充実に意識をもたれたり、力をいれていくとよいときです。
逆に、相応に人生経験を積んだ年齢であったり、充分な実力や見識がある方であれば、上述のような状況にある一方で、華々しく仕事や事業の展開をしていくことができなくはないときになっています。
いずれにしましても、今週は頭の回転が冴えたり、知恵がまわったり、アイデアがヒラメクときなので、自分らしさを見出していくとよいときです。
One-Point ◆ 現状では、相応に課題や問題は当たり前のように生じざるをえないときなので、それは当然の想定内のことととらえて、思考や可能性や幅を広げた検討をされていくとよいでしょう。
水瓶宮に象意を持つ人は、全体的な星まわりからみて相応に課題や問題は誰にでも生じざるをえないときなので、それを許容しつつ対応したり、仕事をはじめとした計画を練っていかれるとよいでしょう。
今週は、クールに頭や知性を働かせることが可能なときなので、現実に即した計画を練っていくにはよいときだといえます。
水瓶宮のみをみた場合、対外的に華々しくご活躍されるというよりも、プライベートや内面性の充実に意識が向かうときですが、今週にかぎっては、水瓶宮の象意を強く持たれた方ほど、社会的な活動はまだ可能なときです。
One-Point ◆ あえて申し上げますと、水瓶宮に象意を持つ人は、自分もふくめて相手や周囲の人々の問題解決のために、アドバイザーやカウンセラーなどの活動が可能な今週になっています。
魚宮に象意を持つ人は、魚宮のどこに象意をもつかで、三者三様それぞれに運勢(星のディレクション)は異なってくる今週です。
魚宮の初盤に象意を持つ人は、おおむねながら今一つやる気が出なかったり、気力が湧かなかったり、いわばパワー不足ともなりやすいときで、どちらかというと精神面での内省をしたり、自分の世界にこもりやすくなるときです。
一方、魚宮の終盤に象意を持つ人は、まったく逆で、仕事や社会で対外的にバリバリと知識や才能を発揮することができたり、独自の感性や感受性や感覚を働かせたアイデアやビジョンなど、ヒラメキが生じやすい今週です。
One-Point ◆ 魚宮の中盤に象意を持つ人はその中間、いわば魚宮全体を象徴するようなときで、ご自分が幸せであれば幸せですし、迷いがちと思えばそういえる主観ベースの運勢期です。
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