宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.510 / 2017.02.06 〜 02.19


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 2月 4日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ 今週が進むほどに「自由主義」と「覇権主義」とのキナ臭い対立が強まります。
ただ現実的側面から、TOPは「戦い」を避けようとしますが、覇権主義側の現場は不満が高まりそうです。
個々人では、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては「恋愛衝動」が強まってくる今週です。 星の動き ◆ 今週は、6日に木星が天秤宮23度で逆行に転じます。
翌7日には水星が水瓶宮に入宮します。
18日の夜8時半ごろ、太陽が魚宮に入宮です。
今週も木星と牡羊宮の天王星の衝(オポジション=180度)が、山羊宮の冥王星を軸に、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
この衝(180度)に対して、射手宮の土星と水瓶宮の太陽が、双方から調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
冥王星は、牡羊宮で金星と合(コンジャンクション=0度)の火星と今週後半から矩(スクエア=90度)です。
同じく今週後半、乙女宮のドラゴン・ヘッドと太陽が衝(180度)で、こちらは牡牛宮のケレスが調停(60/120/180)の座相を投げかけます。
ケレスと水瓶宮の水星は、これまた今週後半から矩(90度)です。
魚宮の海王星は、ドラゴン・テールと合(0度)から離れ、ギリギリノーアスペクトになります。
月は今週、双子宮6度〜射手宮9度をトランシットします。

※今週の「ホロスコープ」を掲載 = ブログ「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、先回も少し書きましたが、異性関係をふくめた対人関係がシビアな面を見せてきます。
相性をふくめて、ほんとうに関係性が良い場合、一時的なくいちがいをみせても、「雨降って地固まる」ように絆を再確認していくことになりますが、表面的につくろっているカップルの場合、週が進むほどに根本問題があらわになって、破局をふくめた関係変化が起きやすくなっていきます。
自分を捨てて妥協すれば、関係維持の可能性は残りますが、根本のしこりは消えませんので、よほどの良い相性でないかぎり、時間の問題だといえます。

One-Point ◆ そういった恋愛関係や異性関係など、対人問題をふくめて今週は、意識や言動の転換を図り、自分自身を見直していくべきときなので、仕事や社会に目を向けていくとよいでしょう。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、「四面楚歌」といえばいいすぎですが、行き詰まりを感じていくような、いわば孤立無援に近いような状態にありませんか?
蠍宮の象意をより強く純粋にもつほど、そういった星のディレクションのときで、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、まだ打開の道は残されていますしご自身でも何とかしていくことは可能な今週でもあります。
そのため、今週は、これまでの価値観や考えにとらわれない“発想の転換”が必要なときになっていますので、根本から考え直されていくなり、新たに“学ぶ”ほうが、再出発にいたる道がみえてきます。

One-Point ◆ よく「人生山あり谷あり」といいますが、いわば「谷」にあって、すべてを集めて生み変えていく時期なので、ムリに山や青雲を仰がずに、清らかな谷川の水をえて生き返るときです。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、今週も前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、かなり運勢が異なるときになります。
前半に象意を持つ人は、すぐに結果が出なくても“ポテンシャル”は高いときなので、それを活かすためにも、心の中の“理想”と対外的な“社会の現実”のいずれをも視野に、両面からみていくとよいでしょう。
一方、射手宮の後半に象意を持つ人は、シビアな現実を見抜いて独立などの野心が高まる人もいるときですが、それを否定まではしないものの、現状がいつまで続くかは“未定”なので、決断は、後悔をしないことが必要になります。

One-Point ◆ 何を言っても、結局はご自分の気のままに動くことが多い射手宮ですし、今はご自分独自の個性発揮の道を歩まれる時期でもありますので、「我ことにおいて後悔せず」なのです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、今週は良くも悪しくも「ポーズ」ボタンを押したように一時停止か、コマ送りになりがちなときです。
山羊宮に象意を持つ大半の方が、昨今は自己変革の大きな人生期のなかにあるのですが、そんななかでも今週は、大きな道路の手前にきて一時停止し、いったん立ち止まって左右を確認するようなときだといえます。
要は、右折すべきか、左折すべきか、それとも交差点を突っ切って直進すべきか、初心にかえるなり、または新たに方向性を定めていくなり、自分自身や目的地を見定めるなど、ご判断されていくとよいでしょう。

One-Point ◆ ただし、こういう時期でも対外的に仕事や社会的なお付き合いがあると存じますので、自分オンリーや“孤高”に陥らずに、周囲や相手への責務はちゃんと果たしていくべきです。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、無気力になれば無為な時間を過ごさざるをえない傾向のときですが、一念発起とまでリキまなくても、やれば知性が働いて、ポテンシャル(潜在能力)を発揮できる今週です。
たしかに課題も少なくはない状態が、昨今は長く続いていると存じますが、その一方で、そういったどこか混迷を招きがちにもなる「想い」を、ちゃんとした現実的な観点からご判断されていけば、相応に結果は出せるときです。
そんなときなので、ホロスコープ(出生天球図)はホロスコープ、星のディレクションはディレクションとして、ご自身の意志や決意次第ともなっている時期です。

One-Point ◆ 早ければ今週あたりから、恋愛関係をはじめとした異性への情動が高まる人も出てくるときなので、“ゲス”の何とかにならないように、正しい現実を重視して真摯に進むときです。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、昨今を含めてもいいのですが、今週はご自分の運勢を決めるのは、結局、自分自身となるときです。
魚宮の後半に象意を持つ人は、これまで観念的な感覚に流されずに現実をみて、ちゃんと社会的にも努力を積み重ねてこられた方ほど、昨今の人生期においては実力ある上司に引き立てられるなど、立場が向上していくときです。
逆に、あまり現実をかえりみずに空想の世界やイメージの世界で楽しく遊んでこられた方は、そのような“創作的”職種であればいいのですが、シビアな実業の分野におつとめであるほど、相応の“厳実”に直面します。

One-Point ◆ もっとも、高度に魚宮ライズされた「夢見る少女」や俗にいう「不思議ちゃん」の場合、現実社会そのものが別世界なので、ご自分の主観的判断で楽しければそれでも幸福です。



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