宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.508 / 2017.01.23 〜 02.05


●隔週土曜日に更新予定です。
※2017年 1月21日アップ

今週の傾向と星の動き

全体傾向 ◆ お互いに、相応ながら自己主張が強まる今週で、生まれもつホロスコープ(出生天球図)や相性によっては、異性関係のトラブルや破局が生じやすくなります。
相手の意見や考えを、謙虚に受け入れて、一応は検討する柔軟さが必要になるでしょう。
星の動き ◆ 今週は、28日に火星が牡羊宮に入宮します。
2月4日には、金星も牡羊宮に入宮し、翌5日にケレスが牡牛宮に入宮します。
山羊宮の水星と冥王星の合(コンジャンクション=0度)を軸に、牡羊宮の天王星と天秤宮の木星の衝(オポジション=180度)とが、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
この衝(180度)に対して、射手宮の土星が調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
土星は、ケレスとも三分(トライン=120度)で、牡羊宮入宮までの金星&火星と矩(スクエア=90度)です。
乙女宮のドラゴン・ヘッドと魚宮の海王星も衝(180度)で、これには今週後半、ケレスが調停(60/120/180)の座相を投げかけます。
金星と火星は合(0度)、また海王星とドラゴン・テールも合(0度)です。
今週の月は、射手宮2度〜双子宮6度をトランシットします。

※今週の「ホロスコープ」を掲載 = ブログ「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、異性関係をふくめた対人関係が、両極端にも向きやすい今週です。
基本的には、安定した信頼のおける人間関係を築ける時期ですが、その一方で、とくに恋愛関係や異性関係において疑いや不信感に変わると、信頼が一転して、徹底した毛嫌いするほどの破局になりやすいときです。
だれもがそうだというわけではなく、生まれもつホロスコープ(出生天球図)や、相手との相性によりますが、失恋や破局の痛手などから昨今の人生期は、深刻な精神状態にいたることがありますのでご注意ください。

One-Point ◆ ただし、それが必ずしも“悪い”ものとはかぎりません。何も起こらないと安穏として、怠惰にも甘えるだけになるタイプの人には、精神的な自立を根本から考えるのによいときです。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、「知」にはたらけば“角”がたち、「情」にさおさしても“流される”ことになりやすい今週また昨今の人生期です。
洞察力が“冴え”たり、頭の回転がよくなるので、それは良いのですが、それが打算や疑心暗鬼のもとに発揮されると、逆にトラブルが生じる今週です。
人それぞれに自己主張が強まる時期でもありますので、自分は自分、相手は相手と、人それぞれに立場や事情があって、自分とは異なる言動をとっていますので、その点では中途半端な「知」にはたらきすぎないほうがよいといえますし、逆にまた、お人好しや人情のみに流れすぎると、今度は事実誤認や勘違いをしてしまうことも多い昨今の人生期だといえます。

One-Point ◆ とはいえ、充分に心が広く、謙虚で賢い方であればあるほど、そういった出来事や状況のなかから、本物の知識や才能や法則性を見出していくことができる今週になります。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、アバウトながら、前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、運勢が異なる今週です。
前半に象意を持つ人は、先回書きました“お休みモード”から漸次、抜けていく今週で、遅い人でも週末には抜けて、逆に週末が近づくほど、やる気モードが出てきたり、異性への想いを強める人も増えていきます。
一方、後半に象意を持つ人は、今週あたりまでは“お休みモード”になる方が多く、それゆえにこそ、ご自分の“足元”や周囲の現況を充分に察知して、新たな企画や再建計画を立てていくことが可能で、そうされるとよいときです。

One-Point ◆ いずれにしても、ひとりよがりにならずに、ご自分を客観視されて、個性や才能を見つめ直していくとよい時期にありますので、第三者の目をもつことが目標達成に役立つときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、全員ではありませんが、大半の方が、宇宙この世界をつらぬく“真実の知恵”をめざすべきときになります。
よくいえば「慎重」で用心深く、「現実的」に対処していく山羊宮ですが、ときに「考えすぎ」や「打算的」になりすぎることがないとはいえませんので、それが強くですぎると「疑心暗鬼」が強まることになる今週です。
逆に、宇宙この世界をつらぬく“真実の知恵”を身につけていくほどに、ご自分をとりまく社会の現実面や、深層の精神意識面の両方をとらえて、一段とステップ・アップしていくことができる昨今の人生期、また今週になります。

One-Point ◆ その一方で、山羊宮の初盤に象意を持つ人をはじめとして、どちらかというと“無気力モード”や“動きづらい”今週になっていきますので、焦らずに、時宜を待つ意識も必要です。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、おおまかに申し上げますと、昨今の人生期は自分自身の「精神性」(メンタル面)を客観的に見つめ直したり、また実際的にもワン・ステップ、高めていくとよいときです。
あえて書いてもムダなので書きませんでしたが、“部分的”とはいえ現実に対応できず、たとえば自分を見失うようなディレクションの時期に先週までありましたが、ようやく今週からは抜けだしていくことが可能です。
ほかには、感覚のままに引き続き流されますと、課題やトラブルをともないやすくなりますので、「意識」を自覚していくことが必要な今週になります。

One-Point ◆ 感覚や観念ではなく、自分の深層を客観的に認識したり、知的に理解していくことが可能になっていきますので、直感を働かせつつも、理性的な状況把握を努めていくべき今週です。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、ごく単純にわけますと、前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、運勢が異なる今週です。
前半に象意を持つ人は、少なからず自意識や自己発揮の上昇志向が高まる人生期にあって、これまでの社会的なご活躍期に比べると、比較的ながら“一休み”ともいえる今週また昨今だといえます。
一方、魚宮の後半に象意を持つ人は、これまで自分自身が培ってきた本来の実力が、良し悪しはともかく評価される人生期にあって、くわえて今週は、相応に異性関係に気をつけなければならないときになります。

One-Point ◆ だいたいは、調子が良いときほど気をつけたり、次を考えておかなければならないときで、悪くはないのですが自信過剰になったり、相手を見誤ると、しっぺ返しを受けてしまいます。



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