宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.502 / 2016.12.12 〜 12.25


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年12月10日アップ

今週の傾向と星の動き

全体 ◆ これまで動くも引くも、何かとギクシャクしがちな星の配置でしたが、かなり緩和されてきます。
厳しさが残るのは、たとえば小理屈をならべて自己正当化したり、ワンマン的な権力をふるうTOPクラスの人物などです。
国際社会でいえば、中国のようなウソつきの覇権国家と考えればわかりやすいでしょう
星の動き ◆ 今週は、19日に火星が魚宮に入宮します。
同日、山羊宮15度で水星が逆行に転じます。
21日の夜7時半頃、太陽が山羊宮に入宮します。つまり「冬至」です。
それまで太陽は、射手宮の土星と合(コンジャンクション=0度)で、土星&山羊宮入宮までの太陽は、牡羊宮で合(0度)の天王星&ケレスと天秤宮の木星の衝(オポジション=180度)に、調停(メディエーション=60/120/180)の座相をとります。
この衝(180度)に対しては、山羊宮の冥王星と水星の合(0度)が軸となって、矩(Tスクエア=90/90/180)をとります。
さらには、乙女宮のドラゴン・ヘッドと魚宮のドラゴン・テール&海王星の合(0度)がとる衝(180度)に対しても、今週後半の太陽は調停(60/120/180)の座相を投げかけます。
40日間ほど続いた火星と木星の交歓(ミューチュアル・リセプション)は、火星の魚宮入宮をもって終わります。

※ブログ「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」(テスト中)にホロスコープを掲載しています。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、左欄の「今週の傾向と星の動き」には書きませんでしたが、今週後半あたりから天秤宮の木星と水瓶宮の金星の三分(120度)の影響を受けはじめます。
表情が和らいだり、笑顔が多くなったり、人気が出たり、人間関係をはじめ多々課題を抱えていたとしても、解決の道を見出しやすくなっていきます。
ただし、イージーになりすぎずに自分の心や精神状態を理知的に律することができた人ほどそうで、成り行きまかせにしたり、安穏としすぎると、それが悪いとはかぎりませんが、その場合は生まれもった運勢相応にとどまります。

One-Point ◆ もうひとつ書いておきますと、気にされないかたは問題ないのですが、なぜか食欲が旺盛になって、食べ過ぎの傾向がでやすい昨今また今週なので、その結果にはご留意ください。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、蠍宮の全員ではありませんが、あえてシビアに書きますと、四面楚歌とまではいいませんが“孤立”しがちな昨今また今週です。
なので、相応に周囲の状況認識や知恵や慎重な対応が必要ですが、そういったのは面倒だというかたは、今週は、自分だけのプライベートな時間や生活を楽しむとよいときなので、趣味をはじめ、ご自分の好きなことをされるのもよいでしょう。
こういった時期も人生には必要なので、いずれにしましても瞑想や内省といった堅苦しいことはヌキにしても、本を読まれるなり、あれこれ考えてみられるなり、「精神意識面」の充実を意識していくのもよいときです。

One-Point ◆ 以上は、あくまでも蠍宮のみをみた場合なので、上昇宮やほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、全体的にもこれまでと比べて動きやすい今週になっていくということです。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、今週後半からになりますが、あくせくしない穏やかさをもてば、人気運が復活する傾向が出てきます。
一方、パワー的には、仕事をバリバリするよりも、逆に“一休み”状態で、安逸にも安穏にも安易にもなりやすい今週なので、焦らず騒がず、なにごとも仁徳をもって判断したり、人間関係を対処していったほうが得策なときです。
そういった点では、昨今の世の中や周辺の状況がよく見える星のディレクションを受けていることを活かして、対立する両者を調和するコーディネーターや調整するカウンセラーまたアドバイザーの役割をされるとよいでしょう。

One-Point ◆ そういった意味での“当事者”になるのはかまいませんが、自分自身が誰かを非難したり、妄想や思い込み(違い)から、自分かってに攻撃的になると、大きなミスを招くときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、短い言葉で昨今の運勢を表わしますと、両極端で功罪相半ばする、どちらにもなりうるときです。
こういった時期は、これまで培ってきた見識や実力、また人格といった自分自身のレベルが、相応に結果を左右していきますので、そういった点では、自分自身が試される重大な岐路や転換期にあるといえます。
そういったことから、自分次第によって今週の運勢は変わりますので、不特定多数を相手にしたこの欄ではどちらとも書けませんが、いずれであっても、自分自身が変わっていくべきときにあることはかわりません。

One-Point ◆ 山羊宮全員ではなく、大半の方がそうだということで、加えて今週は、頭の回転も両極端になりますので、素晴らしく知恵がまわる人と、どうにもこうにもならない人に分かれます


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、この10年近く変わらないベーシックな課題があるとしても、今週の運勢は「どうか」と問われれば「良い」といえます。
ただ、なにが「良い」かが問題で、昨今は前向きにもなれますし、楽観的になりやすいときなので、今週は、それに輪がかかって“安直”や“安易”になりすぎたり、場合によっては“贅沢”にも“怠惰”にもなる傾向が出てきますので、それが“良い”かどうかは、個々人次第になるということです。
同時に、真面目さや真摯さもなくはありませんので、状況に応じて適切に両者をケース・バイ・ケースでチョイスできれば、それが「良い」ということです。

One-Point ◆ 逆に、状況にふさわしくないほうをチョイスして対処したり出してしまえば、“ウラ目”に出ることになりますので、ご判断しにくければ、ほどほどにすれば無難で「良い」といえます。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、社会全体的な星のディレクションは、基本、厳しさがやわらぎ、緩和されてくる今週になりますので、それにもまして魚宮は同様です。
というか、魚宮のみをみれば、ほとんど問題のない時期にありますので、ご自身の個性や実力や才能をそのまま社会や仕事において発揮していくことができますし、今週はいっそうそうしやすくなっています。
ちなみに、“そのまま”発揮できるということは、未熟でも自分のレベルのままに仕事や社会に出やすくなるということでもあり、その点では分相応の出来高になります。

One-Point ◆ それでも今週は、徐々にパワーアップしていきますので、思い込みには気をつけなければなりませんが、直感が冴えたり、果敢に物事に対処するなどトライできるときになります。



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