宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年11月26日アップ
全体 ◆ 今週あたりまで「あれやこれや」と騒がしく、なにかとワサワサする社会全体の傾向です。
そういった混乱の中から、新しい方向性が見えてくる今週で、次第に本当の課題が明らかになっていくときです。
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星の動き ◆ 今週は、12月3日に水星が山羊宮に入宮します。
8日に金星が水瓶宮に入宮です。
今週は2つの衝(オポジション=180度)がベースとなります。
1つは、相変わらずの乙女宮のドラゴン・ヘッドと、魚宮でドラゴン・テールと合(0度)の海王星との衝(180度)で、これは射手宮の太陽を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
同時に、山羊宮に入宮した水星が調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
もう1つは、牡羊宮で合(コンジャンクション=0度)の天王星とケレスに、天秤宮の木星の衝(180度)で、こちらは山羊宮の冥王星を軸にT矩(90/90/180)を形成します。
同時に、射手宮の太陽と土星の合(0度)と、水瓶宮の火星が、双方から調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
火星と天王星は交歓(ミューチュアル・リセプション)で、今週前半、金星は天王星とケレスに矩(スクエア=90度)です。
月は、蠍宮15度〜牡牛宮16度をトランシットします。
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※ブログ「宝瓶宮占星学とクオリアルな…」(テスト中)にホロスコープを掲載しています。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
天秤宮に象意を持つ人は、たとえいろいろ課題があったとしても、なんとかしていくことができる今週ですし、実際にも前向きにとらえやすい昨今です。
安易になりすぎて何にも手を打たなかったり、努力もしないのは、少々、考えものですが、今週また昨今は案外と積極果敢にアクションを起こしていきやすい天秤宮でもあるために、その気になれば問題はありません。
では、まったく問題がないかといえば、そうでもない人もいますが、ご自身の内面に高い精神性や霊性意識をそなえた人ほど、問題や課題の解決、また対策は比較的イージーになるときです。
One-Point ◆ 逆に、ご自身の内面性に深い傷を抱え、家族や身近な人との間に葛藤が生じる人も一部にはいますが、それも冷静に自分らしくアクションをとれば、まだなんとかしやすい今週です。
蠍宮に象意を持つ人は、焦らずにじっくりと、自分自身の内面性(精神面)をみつめたり、今後の方向性や対策を練っていくのによいときです。
蠍宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、仕事など社会的にご活躍できなくもないのですが、蠍宮のみを純粋にみますと、対外的には「一休み」して、ご自身をとりまく現状を客観的に分析したり、個々に問題を整理していくことで、起死回生をはかるための方途や対案がみえてくる今週です。
単純に申し上げますと、自分自身の再生を図ったり、充電したり、疲労回復を行なうとよいときにありますので、まずはビジョンはビジョン、現実は現実として、自他の状況を客観的に把握していくことからはじめるとよいでしょう。
One-Point ◆ 蠍宮の終盤に象意を持つ人をのぞいて、我知らずともどこか事実誤認をしたり、夢を描きやすい人生期にありますので、それはよいとしてもプライベートの範囲にとどめるべきです。
射手宮に象意を持つ人は、傲慢やワンマンになったり、一方的に自分の考えを押しつけるようなことさえなければ、基本的に大きな問題はありません。
今週また昨今は、オリジナリティ−を発揮して個性化を強めたり、自分らしさを発揮していくことができる時期にありますので、それが「押しつけ」であれば課題が生じますが、「個性の魅力」であれば自分らしい活躍ができるときです。
昨今の一般的な社会の傾向自体が「あれやこれや」と試行錯誤したりワサワサするときなので、そういった影響を射手宮も受けますが、そんな中から新たな方向性を見出していけるでしょう。
One-Point ◆ ごく短期の運勢スパンで申し上げますと、人によってタイムラグがありますが、実りの秋が遠からず終わる可能性がありますので、備蓄の検討が必要な人がいるかもしれません。
山羊宮に象意を持つ人は、良し悪しに関係なく、今週の動きは山羊宮を中心にまわるようなときです。
それだけに複雑なディレクション(運勢、状況)を受けることにもなりやすいので、優れた見識や秀逸な実力をもった方は見事な切り盛りをみせていくことができますが、そうでない場合は、相応に課題をともなうことも起こりえます。
それは悪いケースではなく、これまで蓄積してきた才能や実力がどれくらいか真価が問われるときで、パーフェクトではなくても、課題から果敢に学んだり、能力を身につけていけるときです。
One-Point ◆ 山羊宮の場合、ある程度の経験を積めば人並み以上の実力を身につけていることが多いのですが、慎重すぎたり、悲観的な想いが、チャンスをつぶすことがあるので時に挑戦も!
水瓶宮に象意を持つ人は、どこまでご自覚されておられるのかは、人それぞれなのでともかくとして、多くの方が自分らしい個性や才能を果敢に発揮していくことができる今週また昨今にあります。
たとえ気づいていなくても、星のディレクションによって、個性や才能を発揮せざるをえない状況が生まれていくのですが、知って積極的に活用するのと、知らずに流されていくのとでは、成果や運勢に隔たりが生じていきます。
というのも、同時に「成り行きまかせ」にも「安易」にもなりかねないディレクションを受けているためで、後者の傾向が強まるとそれなりの結果しかだせません。
One-Point ◆ また、クールな感覚と同時に、いくぶん情念的な感覚との両方を受けていますので、どちらかに流されたり混同せずに、個々の出来事を見極めながら判断されていくとよいでしょう。
魚宮に象意を持つ人は、仕事や社会活動で実力や個性を発揮できる昨今にあることは変わりません。
今週も多忙だったり何かとご活躍が可能なときで、魚宮の場合、忙しすぎて流されたり自分を失ったり、また思考が混乱することを避けるのが必要なので、こういう時期こそ「忙中に閑」を見出して、自分らしい感性や感覚を取り戻す静かな時間を持たれるのもよいでしょう。
左欄の「今週の傾向と星の動き」に書きましたように、なにかと「ワサワサ」しやすい混乱した社会一般の傾向にありますので、それゆえにこそ落ち着いた判断の時間も必要だということです。
One-Point ◆ 魚宮のみの運勢サイクルや短期サイクルをみれば、旺盛な社会活動のピーク時にありますので、将来はともかく、今はそのディレクションにそって充分にご活躍されるとよいでしょう。
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