宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年11月12日アップ
全体 ◆ 「禍福はあざなえる縄のごとし」といった今週で、課題やピンチが訪れても、「窮すれば通ず」でもあり、逆に、調子にのって安心すると「油断大敵」ともなる今週です。
新旧にこだわらず、両方を含めて「地道」に努力を重ね、かつ「大胆」に進んでいく人が結局は、今週、道をひらきます。
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星の動き ◆ 今週は、19日に海王星が魚宮9度で順行に戻ります。
22日の朝6時半頃、太陽が射手宮に入宮します。
乙女宮のドラゴン・ヘッドは、魚宮でドラゴン・テールと合(コンジャンクション=0度)の海王星と衝(オポジション=180度)で、射手宮の水星を軸にT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
一方、山羊宮の金星はこの衝(180度)に調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
また、牡羊宮で合(0度)の天王星とケレスは、天秤宮の木星と衝(180度)で、山羊宮の冥王星を軸にT矩(90/90/180)を形成します。
この衝(180度)には、射手宮で水星と合(0度)の土星が、調停(60/120/180)の座相を投げかけます。
金星と土星は、今週はじめを除いて合(0度)です。
水瓶宮の火星は、天王星と交歓(ミューチュアル・リセプション)で、今週後半には木星と三分(トライン=120度)をとりはじめます。
月は今週、牡牛宮8度〜蠍宮15度を運行します。
注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
天秤宮に象意を持つ人は、いくぶんエキセントリックな傾向や思い切った言動をとりやすくなる今週だといえます。
とはいえ、どちらかというと、前向きになって積極的にそうするというのではなく、強いていえば、フラストレーションからそのように言動しやすくなる人と、逆にまったくの無気力か怠惰かに分かれるときです。
けっして「悪い」という時期ではないのですが、かといって「順調」ともいえない今週なので、それゆえ両方の出来事が生じて、いろいろと思い込まされたり、また考えざるをえないことが多そうな今週です。
One-Point ◆ 異性関係や人間関係も同様で、安定と波乱の両方を受けたり、人によってどちらかに分かれたりと、一定しにくいときなので、今週は自己の内面性を深くみつめていくとよいでしょう。
蠍宮に象意を持つ人は、対外的な状況をみれば、あくまでも現実の実力を抜きにして、「運勢的」な面をみればですが、どうにもこうにも、にっち(二進)もさっち(三進)も行かない傾向が出やすい時期です。
仕事上また社会的な活動面の運勢がそういう傾向だということで、逆に精神意識面をみれば、人によっては「無気力」だったりもしますが、それゆえに“自由”な心で、あれこれと思い描いたり、イージーに自分らしく“遊べる”ときです。
こういう時期をどのように過ごすかが、のちのちに案外と重要で、自分本位でかまわないのですが、それでも自分が今後、どのような方向を目指して活動するのか、進むべき方向や歩み方や目的を見直したり、一から模索していくとよいときです。
One-Point ◆ 蠍宮のみをみれば社会で成果や実績を期待できるといったときではなく、だからこそご自分の内面性に目を向けて、学んだり蓄えたり、精神面を充実させていくとよい今週です。
射手宮に象意を持つ人は、あれこれと今週の運勢を書いても仕方のないときで、占い的な表現をすれば「当たり」もするし「外れ」もするといった、いずれの可能性も出来事も生じる今週です。
たとえば慎重に現実をみて、我知らす思いや考えをめぐらすかと思えば、何も考えずに衝動的にもエキセントリックな言動に出やすいといった感じです。
そういった点では、マイペースなのはよいとしても、それゆえ気づかずに異性関係をふくめて人間関係でも、微妙な齟齬と同時にアバンチュールな気配がにじむなど、こうだと決められない今週です。
One-Point ◆ さまざまな出来事の可能性があり、良し悪しはともかく、それらが複雑に交錯していく運勢の今週なので、惑わされないように何事も固定観念を持たずに対処していくとよい今週です。
山羊宮に象意を持つ人は、秘められた「想い」や「感情」といった情動が高まりやすい今週で、たとえばそれを抑制するほど、セクシーな色気や魅力が増すといった風情が我知らずあらわれやすいときです。
同じ山羊宮でも、人(生まれもつホロスコープ)によって、どのように出るか出ないかは微妙に異なりますが、それが倫ならぬ恋やアバンチュールの方向に出る人もいれば、そこまではいかなくても、異性を惹きつける効果として出る人もいます。
星のディレクションによる可能性としては、30%対70%で後者なのですが、前者の可能性もゼロではない星まわりです。
One-Point ◆ 左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、両方の可能性があるときなので、臨機応変が必要だとしても、今は“倫”を外れれば、必ず報いを受ける人生期にあります。
水瓶宮に象意を持つ人は、必ずしも全員とはなりませんが、多くの方が、我知らずとも“やる気”パワーに恵まれたり、いくぶんなりとも活動的になるなどして、物事や計画がはかどり進めていくことができる今週です。
たとえば、つい先週あたりまで無気力で安易になり、空まわり気味だった人であっても、今週あたりからはエンジンがかかったようにスムーズに物事を進めることができたり、なにかと打って変わってマイペースにも自分らしさを発揮していける今週また今月だといえます。
なので進めるべきは、成り行きまかせにせずに、計画的にさっさと片付けていきましょう。
One-Point ◆ 「ディレクション」(とき)を活かすのも、運勢に乗っていくための重要なポイントなので、不調気に努力するよりも、好調期に努力したほうが、より早く進んでいけるのと同じ道理です。
魚宮に象意を持つ人は、前半や中盤に象意を持つ人ほど、ご自身のイメージや感性、また知識やスキルを仕事や現実の生活や社会で着実に発揮していくことができる今週です。
思わぬアイデアや、たとえば画期的な発明や発見につながる「ヒラメキ」にも恵まれやすい今週なので、単なる「思いつき」にとどめずに、現実社会に着地した「企画」へと、アイデアやビジョンを落とし込んでいくとよいでしょう。
そのために今週は、信頼できる人や実力者からアドバイスをもらえたり、既成概念にとらわれない進取の精神を持った個性的な人との、コミュニケーションを図ったりするのもよいときです。
One-Point ◆ そういったアイデアや発言が認められて、たとえば、商品開発プロジェクトチームに抜擢されたり、実力や見識や人徳があれば、リーダーの立場を与えられる人もいるときです。
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