宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年10月29日アップ
今週は9日に火星が水瓶宮に入宮します。
12日になる直前に水星が射手宮に入宮し、同日金星が山羊宮に入宮します。
今週で長らく続いた射手宮の土星を軸に、乙女宮のドラゴン・ヘッドと魚宮で合(コンジャンクション=0度)の海王星とドラゴン・テールの衝(オポジション=180度)とのT矩(Tスクエア=90/90/180)と、調停(メディエーション=60/120/180)の座相をとる山羊宮の冥王星のアスペクト・パターンが終わります。
この衝(180度)には、今週、蠍宮の太陽も調停(60/120/180)の座相を投げかけます。
冥王星は、牡羊宮の天王星と、天秤宮の木星の両方に矩(スクエア=90度)です。
牡羊宮のケレスは、天王星と合(0度)で、いずれも射手宮の金星と三分(トライン=120度)をとります。
週末を除いて、蠍宮の水星は太陽と合(0度)で、山羊宮の火星はケレスと矩(90度)です。
金星と木星の交歓(ミューチュアル・リセプション)は、金星の山羊宮入宮をもって終わり、逆に火星の水瓶宮入宮をもって、天王星との交歓(ミューチュアル・リセプション)がはじまります。
Point ◆ 今週は、弱いながら個人的な節目のときだといえます。
どの方向に変わるかは、個々人のホロスコープ(出生天球図)によってそれぞれで強弱もありますが、以前とは異なる出方が生じますので、固定観念を持たないほうがよいときです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
天秤宮に象意を持つ人は、対外的な仕事や社会において、華々しく活躍するというよりも、プライベートを充実させていくことになる昨今の時期です。
ただし、天秤宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、対外的な仕事でのご活躍も可能なのですが、天秤宮のみをみた場合は、課題や問題があっても、さほど気にせずに「なんとかなる」と楽観的に思いやすくなる方が多い時期なので、安易にマイペースで過ごしやすいときだといえます。
そういったなかでも、天秤宮の後半に象意を持つ人の中には、無気力や安逸な振る舞いによって、良し悪しはともかく異性関係や人間関係に変化が生じやすい今週です。
One-Point ◆ 何かと不倫に関するニュースを耳にする昨今ですが、今週は重石がとれて、新たな出会いや関係変化が起こる方がいますので、念のために倫ならぬ関係には注意が必要です。
蠍宮に象意を持つ人は、どちらかというと今週あたりから、自分自身の“メンテナンス”を行なうような方向で目標や生き方など、内面性を見直したり、必要に応じて“自分自身”をリセットしていくときに入りそうです。
もちろん蠍宮以外に持つ運勢サインによっては、仕事や社会など、対外的な活躍も可能なのですが、蠍宮自身においては、わかりやすく申し上げますと歩みを休めて、ご自身の内面性を再確認していくとよい時期に入るということです。
実際的にも対外的な実績や立場が人生のすべてではありませんので、将来的な準備として、今は対内的な充実やリ・クリエーションを図るほうが、時宜にそって適切になります。
One-Point ◆ 蠍宮に対する“星のディレクション”が上述のようだという意味で、同じ蠍宮でも、ほかに生まれ持つ運勢サイン(宮)によってはケース・バイ・ケースなので、絶対ではありません。
射手宮に象意を持つ人は、あえて申し上げますと、安穏とした日々は先週また今週までで終わりで、徐々にながら、今週を一つの節目として早い人では今週中、遅くても来週以降にはいわゆる「自分探し」のときにもなりそうです。
とくに射手宮の後半に象意を持つ人は、いろいろと活動範囲や行動範囲が広まり、また顧客などをふくめてもいいのですが、交友関係が広まる人生期にあって、今週は異性に関心が向いたり新たな出来事も生じがちです。
それ自体は、星のディレクションゆえに良し悪しとは関係がないのですが、いろいろと不倫話も多い昨今、念のために一応は倫ならぬ関係に注意が必要です。
One-Point ◆ 昨今の射手宮は、ご自分をとりまく周囲の現実や社会の現状が案外と見えているときなので、内面の思い込みを排すればのお話ですが、大きな判断ミスはしにくいときになります。
山羊宮に象意を持つ人は、山羊宮らしいといえばそうかもしれませんが、象意の強い星たちの影響を“すべて”受けているときなので、それだけに絶妙な判断や微妙な対処が必要なときになります。
とはいえどちらかというと、若い方ほどなすすべがなく、成り行きまかせになったり、安易に気ままにも過ごしやすい時期なので、よほどの“つわもの”でないと、現状に正しく立ち向かうことはむずかしいかもしれません。
良し悪しには関係なく、そういう時期なので、今週また昨今は、固定観念を持たずに個々の課題や分野を個々別々にみていくとよいときです。
One-Point ◆ 昨今の人生期は、自分意識が強まるときでもありますので、よほど相手の立場を思いやる気持ちを持たないと、自分独りの時間を過ごしやすいので、今週は心がけてみましょう。
水瓶宮に象意を持つ人は、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、個々人にとって節目となる時期なので、水瓶宮も例外ではなく、早ければ今週からでも「自分の意志」を確認していくとよいでしょう。
一般的な表現で「生まれ変わるとき」といってもいいのですが、そういう側面はあるにしても、むしろご自分が、人生や社会で何を目的に、どんな独自の才能や個性を発揮して生きるか、自分自身を明確にしていくときになります。
そういう節目のときで、遅い人でも、漸次そうなっていきますので、今週は「理想の自分像」を見出すなり、また対人関係の中からそれらを発見されるのもよいでしょう。
One-Point ◆ だれでも少なからず課題は避けられない時期ですし、だいたいはそういった課題の中から新しいものが生まれていきますので、いわばそうした「見直し」と「自己発見」のときです。
魚宮に象意を持つ人は、あることないこと噂や推測やまた実際の現実や事実をふくめて、自分の周りが騒がしく良くも悪くも活気づく今週また昨今で、話題をふりまく中心人物の一人ともなるときです。
あえていえば、人気、実力、運勢ともにナンバー1かそれに近い今週で、思い込んだり勘違いすることもふくめて、また現実的にも個性や魅力を虚実あわせて発揮できる「運勢」のときにあります。
「運も実力のうち」といえば確かにそうなので、最大限に活用してもよいのですが、そこはクールな現実をみながら限度をふまえたり、バランスをとっていかなければ、のちのちに課題が生じます。
One-Point ◆ 運だけで現実を渡っていくには、いずれ限界がきますので、バランスをとることの一つの対応例は、運勢に乗りつつも、その状況から学び、見識や実力を培っていくのがベストです。
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