宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.494 / 2016.10.17 〜 10.30


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年10月15日アップ

今週の星の動きと傾向

今週、金星は18日に射手宮に入宮すると同時に、天秤宮の木星と交歓(ミューチュアル・リセプション)をとります。
太陽は23日の朝8時45分頃、蠍宮に入宮します。
25日には、水星も蠍宮に入宮です。
太陽と水星は合(コンジャンクション=0度)で牡羊宮の天王星とケレスの合(0度)に衝(オポジション=180度)をとります。ただし、水星と天王星の衝(180度)は、今週前半のみです。
今週後半に合(0度)をとる射手宮の金星と土星を軸に、乙女宮のドラゴン・ヘッドと魚宮で合(0度)の海王星とドラゴン・テールが、相変わらずT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
これに山羊宮の冥王星も調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけ、冥王星は天秤宮の木星と矩(スクエア=90度)で、火星は天王星と矩(90度)です。
Point ◆ 今週は多くの人や国が自分なりの考えで言動しますので、TOPによる統制や調整がとれていない組織や国家ほど、トラブルや対立が起こりやすくなります。
またそれが、ネット上(サイバー空間)の炎上や航空兵器の事件をもたらさないともかぎらない今週です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、天秤宮の初盤、中盤、終盤のどこに象意をもつかで若干、今週の運勢は異なってきますが、いくつか挙げておきます。
通常は穏やかな平和主義者が多い天秤宮なので、表立ったケンカとまではいきにくいのですが、友人や近隣の人々また会社組織や上司に対して、内心反発するのはまだしも、それが元で人間関係の破綻が起こりやすい昨今です。
そういったことも含めまして、天秤宮に象意を持つ人の多くの方は、スピ系でもいいのですが、宗教的かつ精神的な分野への関心や傾倒が起こりやすい昨今の人生期にあります。

One-Point ◆ 要は「食欲の秋」だからではありませんが、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によってはこれから食欲が増進し、太り気味になりますので、気にされる方は注意が必要です。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、蠍宮だからではなく、今週また昨今は社会全体的に課題や問題が起こりやすく、そういったことから蠍宮も無関係とはいえないときです。
なので、誰であっても、なんらかの課題をかかえますので、そういった点では、蠍宮も例外とはならず、ご自身の心の「想い」と、自分自身をとりまく現実環境とのあいだに齟齬が生じることもありえるでしょう。
とはいうものの、焦ったりせず、またへんに小細工をしたり、口先だけで誤魔化そうとせずに、おおらかに構え対処する人ほど、最後は、案外とうまく大団円に収まる「運勢」がなくはない今週の蠍宮です。

One-Point ◆ 一般的にもそうですが、こんな星まわりのときは焦っても仕方ありませんし、あがくほど問題をこじらせたりしますので、流れを受け入れて対処する気持ちが必要だったりします。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、射手宮の初盤また前半に象意を持つ人をはじめとして、射手宮全体的にもいえますが、少なからず「複雑」なディレクションを受けますので、自分自身のレベルが今週は「運勢」を左右します。
「悪い」という意味ではなく、たとえていえば、右手に「矛」を持ち、左手に「盾」を持つことが可能な今週なので、ご自身に見識と実力があれば、うまく「攻撃」と「防御」を同時にできて、事態を切り開いていけるという意味です。
ですが、判断力が弱かったり、矛や盾をうまくあやつれる能力がなければ、ことわざどおりの「矛盾」や混乱に身を投じることもありえるときです。

One-Point ◆ 通常は、そこまで両極端ではなく、両方の可能性が相応にありますし、昨今は、現実をよく見抜ける人生期に射手宮はありますので、それを活かしてご判断されるのがベストでしょう。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、ディレクション的に申し上げますと、いつもの、慎重でともすれば悲観的な山羊宮(自分)とは異なった面が、情動的にも運勢的にもしぜんと出やすい昨今です。
良し悪しはともかく、「やる気」など内面のボルテージが上がる今週また今月で、たとえ課題や問題があっても、いつもほど気にせずに「なんとかなる」と前向きにもとらえて言動しやすい昨今の運勢期に入っているためです。
また、今週は、学校や職場など社会で人気が出たり、上司などからの引き立てやひいきを受けることが起こりやすいことも一因してそうなります。

One-Point ◆ 石橋を叩いても渡らないことのある山羊宮に象意を持つ人にとっては、意外な今週かもしれませんが、一般社会的には、それがふつうな人もいて、「開眼」するにはよいときです。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、ご自身の「才能」がなにかを見直したり、社会的な「役割」を再検討してみたり、自分自身の活動、おおげさにいえば人生を再認識されるなど、見直しをされていかれるとよい今週です。
週が進むほど、また人によっては来週、なにかとやることが増えたり、仕事の打合せやプライベートをふくめたコミュニケーションが活発になったりと、知識や情報を発揮していく時期になっていくでしょう。
なので、関係を安易に考えたり、成り行きまかせにせずに、顧客や友人また周囲の人の意向を受け入れながら、誠実に対応していくことが運気を上昇させます。

One-Point ◆ 社会一般的には課題や問題が多いときなので、水瓶宮も少なからずその影響を受けますが、焦らず、あわてず、必要以上に戦闘モードにならずに、人徳的に進むべきときです。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、あくまでも運勢的な面でですが、「実力」「人気」とも最高潮に発揮していくことが可能な今週また来週です。
そういったことから、周囲が活気づいたり、社会的な立場にあって意見やコメントを求められたり、ご自身の感性や個性を最大限にも発揮していくことができるディレクションの時期になっています。
一般的な魚宮はそういうことで、まだ社会的に経験や見識や実力がともなわない若い方の場合や、感覚や妄想の世界だけで現実を無視して生きている方の場合は、その世界で人気はえられても、実社会における評価や実績はともなわないことがありますので、念のためにご注意ください。

One-Point ◆ 同じディレクションを受けても、ご自身の現状や対処次第、または生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては、正反対の運勢や出来事を招くことがある時期だともいえます。



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