宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.492 / 2016.10.03 〜 10.16


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年10月 1日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、7日に水星が天秤宮に入宮します。
逆行中のケレスは、13日に牡羊宮に戻ります。
水星は入宮と同時に天秤宮の木星と合(コンジャンクション=0度)で、両星は山羊宮の火星と矩(スクエア=90度)です。
今週前半まで木星と合(0度)の天秤宮の太陽は、今週後半に火星と合(0度)をとる山羊宮の冥王星と矩(90度)で、牡羊宮の天王星とは衝(オポジション=180度)です。
冥王星は、魚宮で合(0度)の海王星やドラゴン・テールと乙女宮のドラゴン・ヘッドとの衝(180度)に、調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
一方、射手宮の土星は、この衝(180度)にT矩(Tスクエア=90/90/180)です。
蠍宮の金星は、週末をのぞき冥王星と六分(セクスタイル=60度)です。
ケレスは、ノーアスペクトです。
Point ◆ なかなかの対立含みの今週なので、うまく調整やバランスをとることが必要です。
共鳴する国や人にとっては、週末にかけて「一波乱」や「緊迫状態」が起こってもおかしくない時期に入ります。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、良いとか悪いとかに関係なく、いわば心の状態やバランスをとることに注意するとよい今週です。
良くいえば、前向きにあまり気にせずに安易に過ごせる今週また昨今ですが、その一方で、人によっては無気力になったり、行動がともなわず頭でっかちになるケースがないとはいえないためです。
全員ではありませんが、天秤宮に象意を持つ大半の人は、組織内の対立をふくめて、人間関係に変化が起こりやすい今週になりますので、トラブルを避けたい場合は、自己主張をせずに「妥協」を心がけるとよいでしょう。

One-Point ◆ どこまで自覚されるかは別として、たとえて言いますと、「禍」と「福」、「楽」と「苦」、「ラッキー」と「アンラッキー」が、紙一重の今週で、どちらに転んでも両者を体験するときです。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、人気運や引き立て運、またご自身の魅力が高まりやすい今週なのでよいのですが、しつこすぎると、併せて孤立傾向も出てきますので、一応の注意やバランスは必要です。
どちらかというと今週また昨今は、相手や周囲に対する意識や関心よりも、自分の考えや感性といった主観や自分に意識や関心が向いたり、我知らずとも周囲に対する客観性よりも勘違いや自分なりの思い込みで言動しやすいときです。
なので人によっては、悪い意味ではなく、自分に「酔う」ようなナルシスト的な傾向が出ないとはいえませんので、その点では一人芝居にならないようにされるとよいでしょう。

One-Point ◆ 全員がそうなるというのではなく、また四六時中そうなるものではなく、そのときどきで異なるのがふつうなので、そういった傾向が出れば、一応はご注意しましょうということです。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、仕事運がないわけではありませんが、スムーズに過不足なくこなしていくには、相応の見識や実力が必要なときです。
場合によっては、リーダーシップや指導力を発揮できますが、かといって自分の思いどおりにはならないことも起こりやすく、複雑な事情をかかえる時期に社会全体がありますので、射手宮も相応の才覚や判断が求められます。
さらに申し上げますと、シビアで現実的であることは必要ですが、同時に、相手の立場や考えや情動を配慮した、いわば人格(人徳)的な計らいや対応も必要とされるケースがないともいえない時期です。

One-Point ◆ 今週また昨今は、射手宮もふくめて、人それぞれに主張や考えが強く、立場の違いから対立しかねない時期なので、そういった心の現実までも見抜いて対処するとよいときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、たとえば、意識や心の奥における感覚的な「課題」とすべきものはありますが、対外的には今週、また昨今、さらには今、活躍しなければ、いつ活躍するのといってもよい時期です。
いくぶん扇情的に表現していますが、それくらい自分の意志や信念に頑固にこもらずに、オープンになって分け隔てなく接していく意識をもって、仕事や社会で活動していくとよいときです。
そういった「運勢」の時期なので、多少、人によって異なりますが、逆に困難な事情や状況が生じて仕方なく、仕事や社会に出ざるをえない状況が「運勢的」に起こる人もいます。

One-Point ◆ また、今週とくに中頃あたりをメインとして、ふだんは冷静な山羊宮には珍しく、激しい情動や衝動が起こりがちになりますので、良し悪しは別として上手に活かすとよいでしょう。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、よくいえば「人気運」がもたらされる今週といえなくもありませんが、生まれもつホロスコープ(出生天球図)や状況によっては、安楽や贅沢など安逸さが出かねない今週です。
それが良いとか悪いとかに関係はなく、あえて申し上げますと、良いか悪いかは、そういった星のディレクションを自分自身が、「活かす」か「活かさない」かで、ときに180度近くも変わってくることがあるだけです。
そういった中におきまして、一般的な表現で申し上げますと、「霊感力」や「イマジネーション」が良くも悪しくも激化しやすい昨今にあるときです。

One-Point ◆ そこにおいても、それを「活かす」も「殺す」も自分次第のときなので、方向性や発し方を慎重に見極めながら、ご自分らしく何らかの「頂点」を目標にしていくのもよい昨今です。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、ロング・スパンの運勢期においても、ショート・スパンの運勢変化においても、仕事に意識や関心をもったり、職場や社会での活動期にある今週また昨今です。
魚宮のほかに生まれもつ「運勢サイン(宮)」は別として、魚宮のみをみればそういう時期ですが、ただ、社会全体的には課題や対立が多い昨今なので、ほかの運勢サイン(宮)次第によっては、一筋縄ではいかないかもしれません。
いずれにしましても、「夢」や「ビジョン」また「観念」や「理想」さらには主観的な「思い込み」に流れることがいちがいに悪いとは言い切れないのですが、現実的な仕事においては、見極めが重要なときです。

One-Point ◆ 観念的な「夢」も、「現実」の栄達も、両方を手にすることができるときなので、「夢」は「夢」、「現実」は「現実」とし、ゴッチャにしすぎることなく個々に適切な判断と対処がベストです。



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