宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.478 / 2016.06.27 〜 07.10


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 6月25日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、29日に水星が蟹宮に入宮します。
翌30日には、火星が蠍宮23度で順行に戻ります。
今週も、射手宮の土星を軸に、乙女宮で合(コンジャンクション=0度)の木星やドラゴン・ヘッドと、魚宮で合(0度)の海王星やドラゴン・テールのT矩(Tスクエア=90/90/180)が継続します。
この衝(オポジション=180度)の星に対して、山羊宮の冥王星と、蟹宮で合(0度)の太陽と金星また週末の水星の衝(180度)とで、神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120)を形成します。
牡羊宮でケレスと合(0度)の天王星は、金星と矩(スクエア=90度)で、金星と今週後半の太陽は、蠍宮の火星と三分(トライン=120度)です。
Point ◆ 今週は参院選もそうですが、「自己主張」が強まります。
考えや主義主張の合う人々は手を組み、敵対のなかにも妥協を見出すなど「対立と協調」や「合従連衡」があちこちにみられ、くんずほぐれつ入り乱れる混戦模様です。
要は、レベルが高ければ協力し合い、低ければ対立や敵対の行動をとるときになるでしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、周囲が「対立と協調」の混戦模様にある今週は、天秤宮らしく主に「調和」を図る方向で言動をとることになります。
もともとクールなスタンスの平和精神を生まれもつためでもありますが、それにもまして今週の星の配置は、天秤宮らしさを社会的に発揮できるディレクションとなっているためです。
そういった点では、個性発揮となる今週ですが、平和の精神を解さない周囲の人も少なくないので、その点では心を痛めることも起こる昨今です。

One-Point ◆ 天秤宮の後半に象意を持つ人は、関係の変化が個人においても組織とも起こりやすい人生期にありますので、今週、異性を含めた関係変化が生じてもおかしくないでしょう。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、全員がそうなるわけではありませんが、生まれもつホロスコープ(出生天球図)によっては、ご自身の恋愛気運が高まることもあって運勢的に恋愛や結婚への転機となりえる今週です。
中には、「破局」と「出会い」がほぼ同時に起きるドラマチックな運勢の人がいますので、相手との相性変化によって「パートナー」をチェンジするようなことや、破局や離婚が新たなプロポーズを生むようなことさえないとはいえません。
いずれにしましても、蠍宮の後半に象意を持つ人をはじめとして、恋愛異性運に恵まれるなど異性関係に動きがでやすい今週です。

One-Point ◆ 左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、「対立と協調」が同時に起きるときなので、敵対の中にも協力を見出し、自らも調和を図りつつ、活路を見出すとよいでしょう。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、大半の方が、自分や自分をとりまく周囲の現実を把握することができるときにありますし、また人の心を推し量れるなど、社会の仕組みを見抜くことができる人生期にあります。
そのため、相応のレベルをもった人ほど、昨今はクールに正しい判断ができますし、俗にいう「読みが当たる」といったことも、昨今の運勢ともあいまって起こりやすいときになっています。
それゆえ、見識や実力を持った人ほど、最高度に個性を発揮して、組織や社会のTOPに立つなど、権威や権力や自分らしさを発揮できる今週です。

One-Point ◆ そういう運勢期なので、場合によっては、独立を含め、野心が芽生えることもありますが、今は「実力+運勢」のときなので、「実力−運勢」の時期も考慮したご判断も必要です。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、だいたいながらすべての星のパワーを受けている時期なので、良し悪しはともかく、「自我意識」が拡大していく昨今です。
生まれもつ性質が「慎重」なのは長所としても、必要以上に「悲観的」なタイプの場合は、現状を正しく推し量れずにチャンスであっても、二の足、三の足をふんで、石橋を叩いても渡らず内面の情動だけがつのるかもしれません。
逆に、慎重なタイプであっても経験上、「失敗」してもそこから「学べる」ことのほうが大きいことを知っている人は、そのような見識や実力もあって、昨今のチャンスの時期を前向きに果敢に進んで、いずれ大成していくでしょう。

One-Point ◆ いずれにしましても、今週をピークとして、大きな「自己変革」や人生上の「方向転換」をするときになっていますので、ここで意識をチェンジをできた人が、将来を開いていけます。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、自分自身は、とくに「ない」ともいえる運勢の時期ですが、周囲の動きによって、良し悪しはともかく、対外的な「現実」(ある)となって自身にあらわれやすい今週です。
昨今、「ない」とはいうものの、潜在的な運勢(ポテンシャル)はあるときでもありますので、ポテンシャル(潜在能力)をもつ人の場合、俗にいう「棚からぼた餅」のような運勢のときだともいえます。
水瓶宮の後半に象意を持つ人をはじめとして、仕事の多忙期でもあるのですが、それは自分自身というよりも周りや社会の動きによってもたらされています。

One-Point ◆ そういった周りや社会の「おかげ」によって、自分自身に動きがでるときでもありますので、それ以外の今週の運勢は、ほかに生まれもつ「運勢サイン(宮)」の欄をご参照ください。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、ほとんどすべての星のパワーや星のディレクションを受けている今週なので、その中からどれをチョイスして、現状に対して活かしつつ行動するかは、あくまでも自分次第です。
十把ひとからげにはできませんが、魚宮の場合、こういう時期にいちばん課題となりやすいのは、主観や感覚的にパニくって、どれをどう判断してよいのかわからずに、迷ったり混乱して、どうにもこうにも動けなくなってしまうことです。
それでもなんとか心を平穏にして、無心になり、私心をなくして直感的にでも判断して動ければいいのですが、欲得をかいたり、現実を見失った判断は、我知らず誤まることになりかねません。

One-Point ◆ 逆に、百戦錬磨の経験者や実績を持っていたり、見識も人格も実力もあるという人の場合は、社会的に責任ある立場で最大限に自己アピールや個性の発揮ができる今週です。



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