宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 5月14日アップ
今週は、20日夜11時半頃、21日の直前に太陽が双子宮に入宮します。
翌22日に水星が牡牛宮14度で順行に戻ります。
27日には金星が双子宮に入宮し、同日深夜、28日の直前に逆行中の火星が蠍宮に戻ります。
火星は、太陽と金星とに衝(オポジション=180度)です。
今週も引き続き、射手宮の土星を軸とした乙女宮の木星やドラゴン・ヘッドと、魚宮の海王星やドラゴン・テールのT矩(Tスクエア=90/90/180度)が形成されます。
これに対し、木星とドラゴン・ヘッドを頂点に、山羊宮の冥王星と牡牛宮の水星の大三角(グランド・トライン=120度×3)と、海王星とドラゴン・テールを尻尾にしたトライン・カイト(60/60/120/120)が形成されます。
土星は、牡羊宮のケレスと三分(トライン=120度)で、冥王星は、牡羊宮の天王星とケレスに矩(スクエア=90度)です。
今週後半になると、海王星と太陽も矩(90度)をとりはじめます。
Point ◆ いよいよ今年2016年のハイライトの一つ、「複合ディレクション」がはじまる今週です。
二者択一ではありませんが、「理想」か「現実」か「調和」か「戦闘」か、正念場の意思決定と判断が必要です。
そんなディレクションの中で開催される「伊勢志摩サミット」も重要ですが、個々人においても、大半の方が過去への訣別と新たなスタートを模索していくことになる今週です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
天秤宮に象意を持つ人は、平和や調和、また美しい世界を愛する自分らしい個性が高まる今週ですが、そこに緊張感が避けられないのも事実です。
世の中一般的には、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、良し悪しはともかく、ひと波乱が起きてもおかしくない星回りで、純粋に天秤宮のみをみた場合、それはスピ系を含めた深層の精神意識(霊性)といった内面にとどまります。
もっとも、天秤宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、スピなどをふくめた内面の精神性への関心や学びにとどまらず、実生活で具体的な仕事や現実面において、ひと波乱の影響を受けることになります。
One-Point ◆ 逆に申し上げますと、そういった対立含みの昨今の状況が生じるゆえに、今週は星のディレクションをともなって、いっそう天秤宮らしい平和への希求が高まることにもなります。
蠍宮に象意を持つ人は、パートナーを含めた対人関係やコミュニケーション活動が活性化する今週で、人によっては「神秘系」や「アイドル系」(芸能界系)などへの意識や関心が高まります。
世の中一般的には、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、良し悪しはともかく、ひと波乱が起きてもおかしくない星回りで、純粋に蠍宮のみをみた場合、傍観者やサポーターにとどまります。
ですが、蠍宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、当事者となる可能性がなくはなく、それでも今週また昨今の人生期は、現実よりも「ビジョン」(観念)に生きやすいときです。
One-Point ◆ 問題は、ビジョン(観念)だけで生きられる2016年のディレクションではありませんので、あくまでも自分の「状況」や周囲の「現実」を理解したうえでなければならないことです。
射手宮に象意を持つ人は、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、今年2016年のハイライトとなるディレクションの当事者の一人となる可能性が高まる今週以降です。
「良い」「悪い」は関係がなく、こういうディレクションのときは、一度に複数の状況や課題が生じますので、その判断や対応、また解決には、高い見識と実力、さらには人格が必要になります。
それらがあれば、俗に「ピンチはチャンス」といわれるように、現実の課題の中に、逆に才能や個性発揮の道や方途を見出して、新たな門出にできるときです。
One-Point ◆ 内実の習得はまだこれからだという方の場合、幸い、現在は周囲の現実がよくみえる時期にありますので、自分の幻想や観念に惑わされずに、クールに学ぶとよいでしょう。
山羊宮に象意を持つ人は、知性や直感が冴える今週また昨今なので、時間をムダにしたり安易にスルーせずに、自己発現化計画を練るなど、高い目標を掲げていくとよいでしょう。
もっとも、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、今年2016年のハイライトとなるディレクションとも無関係ではありませんので、よくよく自分の内面性を見つめたうえで、理想やビジョンと現実の状況との刷り合わせを行なわなければなりません。
つまり、自分自身の意識やポテンシャルが高いのはよいのですが、その一方で、自分とは異なる立場でものを考えている人を味方にしていくことが必要です。
One-Point ◆ わかりやすい表現をしますと「敵は味方」です。つまり「敵」とか「味方」に分ける必要はなく、自分と立場や考えが異なる人が、自己発現化計画をサポートしてくれる人になります。
水瓶宮に象意を持つ人は、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、今年2016年のハイライトとなるディレクションからは、良し悪しはともかく、少し距離をおいた傍観者のような今週です。
あえて極論で申し上げますと、「ピンチ」も「チャンス」も少ない、いわば周囲とは無関係となるピンチのときでもありますので、なにはともあれ、無意識ながら一種の「思考停止」に注意しておきましょう。
もっとも、水瓶宮以外に生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、当事者となる可能性が充分にありますので、現状のなかから再スタートの道を見出していくとよいときです。
One-Point ◆ 水瓶宮におきましては、ある意味「知性革命」のときでもあります。これまでの思考形態や考え方また価値観を根底から大きく転換して、現実や未来に照準をあわせるときです。
魚宮に象意を持つ人は、左欄の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、今年2016年のハイライトとなる、良し悪しはともかく、「ひと波乱」起きかねないディレクションのまさに当事者となる今週です。
ここでは書ききれないほどのさまざまなディレクションを受けていく時期でもありますし、また生まれもつホロスコープ(出生天球図)によって、その内容は変わってきますので、アバウトでも「占断」を書けば「当たり、外れ」が生じるときです。
なので「ディレクション」のみをアドバイスとしてお伝えするしかないのですが、魚宮らしくご自分の感性や直感のみに頼るのは、課題が生じるもとになります。
One-Point ◆ むしろ、自分とか相手とか、現実の仕事とか精神意識(霊性)とか、そういったすべてを超えて、魚宮らしく無私の精神からご判断されたほうが、まだ新しい「道」が開けそうです。
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