宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.466 / 2016.04.04 〜 04.17


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 4月 2日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、6日に水星が牡牛宮に入宮し、金星も同日、牡羊宮に入宮します。
15日にはケレスが牡羊宮に入宮です。
17日には火星が射手宮8度で逆行に転じます。
火星は、牡羊宮に入宮直後の金星と三分(トライン=120度)で、同じ射手宮の土星と軸となって、乙女宮の木星と魚宮の海王星とT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成します。
土星は、木星と合(コンジャンクション=0度)の乙女宮のドラゴン・ヘッドと魚宮のドラゴン・テールともT矩(90/90/180度)です。
前者に対しては、牡牛宮の水星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけ、後者に対しては、山羊宮の冥王星が調停(60/120/180度)の座相を投げかけます。
冥王星は、牡羊宮で合(0度)の太陽と天王星に矩(スクエア=90度)です。
太陽と天王星は、土星と三分(120度)です。
Point ◆ 今週も現実的に「一触即発」の緊張状態が続きます。
とくに、宗教的妄信者や共産党独裁国家などの「観念主義者」(妄想主義者)や、「色欲」にかまけた人物に要注意です。
上述の傾向はしばらく続き、「覇権」を握ろうとする側と、「自由と社会秩序」を維持しようとする側との表面や水面下を問わない駆け引きや戦いが展開される今週です。
恋愛関係や異性問題は、「ゴールイン」など安定傾向ですが、週が進むにつれて「波乱」交じりで、予断を許さない展開も起きやすくなります。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、週がすすんでいくほど衝動や情動とともに、異性に対する意識や関心など恋愛志向や安定志向が強まり、なかには公式、非公式をとわず「ゴールイン」などの結末を迎える人もいます。
状況は必ずしも自分の思いどおりとはいえない傾向が強いので、スムーズとはいかず波乱含みの傾向も否定しきれないのですが、そういったなかでも一部の人は、常識破りながら「ゴールイン」を決めることがあるということです。
事情や状況次第なので、ここで善悪はもちろん、どうこういうことはできないのですが、クールに現実を見つめて、自分をコントロールしていくことは必要だし、できなくはないときです。

One-Point ◆ それでも今週は、ふだんの天秤宮らしくないといえば言いすぎですが、異性関係への衝動は突発的でもつい出やすいときで、逆に「親近感」をもたれたりすることが起こります。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、端的にいえば「毀誉褒貶」の両方が生じるような昨今で、わかりやすくいえば心理的にも「敵」「味方」のはざまの中で揺れ動いたり、「真相」や「真実」(法則)を考えざるをえないときです。
それは、今週が進むにつれて知的面でも理論面でも、また相手や周囲との情報交流の面でも活発になっていき、中には「博士号」というと人それぞれなので断定しすぎですが、そういった知的賞讃を手にしたりしそうです。
例外的に、成り行き任せであまり考えなかったり頭を使わないといった人がいないとはいえませんが、だいたいは強い知的欲求と情報収集意欲や研究活動を志向していくことになる今週です。

One-Point ◆ それ以外では、昨今の状況や自分のおかれた現状から、自分らしい個性や才能を発揮するために、仕事上の技能や新しいスキルを模索しつつ習得に向かうのもよいでしょう。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、「シビア」に現実をみて、積極果敢に「運勢」を活用できるか、それとも「運勢」に飲まれて活用できないかが、今後の現状や明暗をわけていくといっても過言ではないときです。
だいたいは、非現実的な「観念」や「幻想」や「スピ」といった心理面に流れやすい人生期のなかにあって、ともすればイージーな成り行き任せにも動きやすいときなので、それらとご自身の「現実面」とのバランスが重要だということです。
混乱したり、なす術をみつけられないと厳しい状況になりますが、逆にシビアに現状を見て「ここしかない」といった妙手を見出せれば、おもわぬ奇想天外のアイデアによって自己実現や才能発揮ができる今週になります。

One-Point ◆ まとめますと、「実力」や「見識」や「気力」といった自分のレベル次第で、運勢が両極端に分かれる今週や昨今で、TOPに立てる本物の自分かどうかが試されている時期です。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、これまでの人生の「結果」がシワ寄せ的に訪れて、自分のこし方や内面の深層の精神面などをみつめたり、振り返らざるをえないときになっています。
それは同時に強い情動や想いを抱きつつ、何とかすべきと感じながらも、山羊宮のオクテさや慎重すぎたり、また用心深い内面性とのバランスや葛藤によって、思うように動きづらい隔靴掻痒の感があるときだともいえます。
そういった状況の中で、今週は週が進むほど、勉学や研究や情報収集またコミュニケーションを活発にしていけますので、偏らず四方八方から考えたり対策を練ることで、思わぬ方途やビジョンを見出すことが可能です。

One-Point ◆ あくまでも「シビア」に、現実にそって多方面から検討し見出していくことが必要で、そういった見識や裏付けなしに安易に「夢」を描くと、勘違いしたビジョンを抱きかねません。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、個性や才能をふくめて「実力発揮」が可能な今週だといえば、たしかにそうなのですが、それが必ずしもスムーズにいかない面がある昨今の状況だといえば、それもそういえるときです。
そんななかで今週は、週がすすむほどに異性関係への関心が高まったり、どう生きるべきか「理想の自己像」に意識や関心が向くなどの動きをともないつつ、確たるものを得られるときです。
同時に、今週は週がすすむほどに、どうでもいい感じで頭が回らなくなるか、それとも逆に、理論や理屈を超えて、たとえば天才的なヒラメキに恵まれて核心をつくか、頭の働きが両極端になりやすいときです。

One-Point ◆ おおむね昨今は、「自己修復」をしたり、新たに「自己形成」をしていくサイクル期にあるために、うまくいけば「理想の自己像」などのビジョンを実際的なものに確立していけます。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、純粋な魚宮への星のディレクションそのものは、「実力発揮」や「個性発揮」のときで、社会的評価を得られるときなので、申し分のないときにあります。
ただし全体的な昨今の星の配置は、左欄の「今週の星の動きと傾向」にも書きましたように、「対立」や「すれ違い」が生じるなど、予断をゆるさないときなので、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては注意も必要になります。
そういった状況をふくめて、心理的なイメージや感覚だけに流れると、問題が起こりやすいときなので、やはり社会の現実をみていく意識や、高い見識や判断力をそなえておかないと、昨今の運勢が半減していくことになりかねません。

One-Point ◆ さはさりながら、ハイレベルな人との出会いや関係を培うことができるなど、自らも含めて「TOP運」がある昨今なので、謙虚ながら高い精神をもって意識向上を図るとよいときです。



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