宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年 3月19日アップ
今週は、22日に水星が牡羊宮に入宮します。
25日には、射手宮16度で土星が逆行に転じます。
乙女宮の木星とドラゴン・ヘッドは合(コンジャンクション=0度)で、魚宮の金星、ドラゴン・テール、ケレスも合(0度)です。
そこに魚宮の海王星を交えて、両者の星はおおむね衝(オポジション=180度)をとります。
この衝(180度)は、土星を軸としてT矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成し、一方で山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけます。
射手宮の火星は、海王星と矩(スクエア=90度)で、牡羊宮の太陽や水星と三分(トライン=120度)です。
牡羊宮の天王星は、冥王星と矩(90度)で、土星と三分(120度)です。
Point ◆ 今週は、上述した星の配置から、個々人や個々の陣営がいわば「敵と味方」、また「賛同と反対」に入り乱れ激論が交わされます。
それだけでなく、お互いの現実認識や立場が異なり、「自己主張」と「アクション」をとることから、激しい対立や論戦が生まれやすくなっています。
いわば、新しい時代の態勢を築いていくために、真価が問われるときで、生みの苦しみを経ていく状況が、個人にも、国家にも訪れていくときです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。
天秤宮に象意を持つ人は、自らが左の「今週の星の動きと傾向」に書いたような「真価が問われ」たり「生みの苦しみ」をともなうような人生期にあって、果敢に平和と安定を求めていく時期になります。
自分自身が、いわば「渦中」にあるからこそ、現実的にも精神意識的にも、生みの苦しみをともなうような問題意識や課題を感じことになりますが、結果、大きな内的成長につながっていくときになっています。
玉石混交の状況の中で、天秤宮らしく、人間関係の維持を図り、妥協することも多い昨今だと存じますが、その場合も、けっして心から納得しているとはいえないために反抗心の強まる今週です。
One-Point ◆ 現実問題としては、なるようにしかならないために、どっちに転んでもいいのですが、自分自身としては、スピ系にかぎらず高い精神レベルを求めていくとよいときになっています。
蠍宮に象意を持つ人は、直接的なディレクションではありませんが、左の「今週の星の動きと傾向」に書いたような「賛否」「対立」の現状のなかで、より本質的なレベルにおいてとるべき「道」を見出せる立場になっています。
激しい対立や論戦が強まる昨今にあって、来週以降も類似の状態が続きますので、蠍宮のみからいえば、自分がその「渦中」にいるよりも、高い見識や判断力を発揮して「調整」や「融和」をうながしていける立場ということです。
ただし、両者の状況が状況ゆえに、双方が納得する「道」や「判断」はむずかしいのと同時に、たとえ「正論」であっても、よほどの「妙案」でもないかぎり、聞き入れられることはレアケースな状況が続きます。
One-Point ◆ 自分に見識と実力に加え、相応の「権力」がないとむずかしいのが事実で、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、自分が「渦中」の当事者の一方になる人もいます。
射手宮に象意を持つ人は、どこまで自覚しているかは別にして、左の「今週の星の動きと傾向」に書いたような「激しい対立や論戦」が強まる昨今の状況の「キーマン」になっています。
良いとか悪いとかとは関係がないのですが、対立や論戦を含めた「課題」や「問題」を生み出す立場ですし、同時に、冷静に状況を見極めつつ、果敢に「調整」を図る立場でもあり、そのいずれであっても、「野心」や「独立心」が強まる昨今です。
逆にいえば、野心や自立心から、我知らずとも、周囲を波乱に巻き込むことになりますし、同時に、それに対して権威や権力といったTOP的な立場から、収束や調整を図ろうとするような「気まま」かつ「慎重」な時期です。
One-Point ◆ 繰り返しますが、ことの良し悪しは関係がなく、今後の新しい「秩序」を見出していくために、必然的に昨今は「課題」や「問題」が起きざるをえないという意味で「時流」なのです。
山羊宮に象意を持つ人は、複雑で両極端の「運勢的状況」になかにある昨今なので、まずは自分が混乱しないように、試行錯誤のなかにあっても、高い精神意識(霊性)を現実的にもち変わっていくべきときです。
いわば、左の「今週の星の動きと傾向」に書いたような状況を、山羊宮自身が象徴しているときなので、どちらか一方の考えや視点に立ちすぎたり、主観的になるほど自分が「渦中」の当時者になってしまいます。
なので、できるかできないかは別にして、一度「自分」を思い切って捨てるなり、自分と異なる相手の考えや立場を忖度(そんたく)したりと、自分が損でも常識的なルールにそって言動していくことが必要な人生期です。
One-Point ◆ はやいお話が、自分のなかに閉じこもり、自我を出していくほど課題や問題が山積し社会的な信用を失っていく昨今なので、周囲を受け入れ、「友愛精神」を発揮すべきときです。
水瓶宮に象意を持つ人は、水瓶宮のみをみればという条件つきですが、左の「今週の星の動きと傾向」に書いたような「対立」や「混乱」や「調整」の状況を、比較的ながらもクールにみたり分析できる立場です。
もともと「クール」で常態とは異なるものに関心をよせたり「論理的」なこともありますが、状況分析をするならまだしも、我関せずとばかり、さほど意識や関心をもたないこともありえるでしょう。
ただ、対岸の火事とばかりいってられないのは、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては「渦中」の人となるケースがありますし、世の中や周囲の対立やこう着状態が飛び火的に直接間接を問わず、水瓶宮に影響することがある星まわりです。
One-Point ◆ つまり、直接の関係は少ないとしても、たとえば間接的にサポートしたり、道を見出す手助けはできますが、状況が状況の昨今だけに、すんなりと「解決」とはなりにくいときです。
魚宮に象意を持つ人は、何度か書いてきましたが、端的にいって、とくに今週、また来月も相応に含めてもいいのですが、人生における「運勢のピーク」の一時期となっている昨今です。
魚宮のみをみた場合がそうなので、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、左の「今週の星の動きと傾向」に書いたような「対立や論戦」の渦中に身をおくケースがないとはいえませんが、いずれであっても良すぎて混乱しないようにすべきです。
今週また昨今は、仕事で実力が発揮できるだけではなく、ハイレベルな人やTOPクラスの人物との縁が生じ、関係をもてる人生期ですし、それによってひいきや引き立てを受けたり、また今週あたりからはご自身の魅力が高まっていきます。
One-Point ◆ 劇的な表現をすれば、「夢見心地」や「幸福の絶頂」ともいえるときですが、上述いたしましたように、「混乱」しすぎて対応を誤まると、運勢は激減しますので「注意」は必要です。
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