宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年11月28日アップ
今週は、12月5日に金星が蠍宮に入宮します。
10日には、水星が山羊宮に入宮です。
山羊宮に入宮するまで水星は、乙女宮の木星とミューチュアル・リセプションで、木星と、木星が衝(オポジション=180度)の魚宮のドラゴン・テールとでT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
当然、乙女宮のドラゴン・ヘッドは、木星と合(コンジャンクション=0度)で、水星と矩(スクエア=90度)です。
さらに、山羊宮の冥王星を頂点に、牡羊宮の天王星と天秤宮の火星もまたT矩(90/90/180)を形成します。
同時に、火星と天王星の衝(180度)に対して、水瓶宮のケレス、また射手宮の太陽と一時期の土星が、2か所から調停(60/120/180)の座相をとり、いずれも小三角(ミニ・トライン=60/60/120)の頂点となります。
太陽と土星は、魚宮の海王星と矩(90度)で、海王星は蠍宮に入宮したのちの金星と三分(120度)です。
Point ◆ 今週はウソを含めた舌戦を交えて「対立」はさらに続きます。
航空機の事故や空爆、またテロなどによる攻撃は、相変わらず要注意ですが、今週は調停の動きが生じていきます。
また、現実に根づかない宗教やスピや占いやアイドルなど、不思議系への人気と同時に、課題やトラブルが表面化しそうです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、やる気パワーが強まる今週また昨今です。一応、空回りに気をつけるとよいでしょう。
たとえば、個人的な人間関係が悪化したり、職場などで仲たがいが生じたり、辞める辞めないといった状況になっている場合などを含めて、上司や実力者またカゲながらあいだをとりもったり、仲直りの「仲介」をしてくれる人がいる今週です。
ですが、ふだんの穏やかな天秤宮よりも、いくぶん反発心をともなったり、自分の考えを曲げない可能性が出てくる時期なので、自ら妥協して折れないかぎりは、仲介が不調に終わることもなくはないときです。
One-Point ◆ 現在、天秤宮に象意を持つ人は華々しく対外的に活動するというよりも、プライベートを充実させる運勢期にありますので、内面の学びや私生活に意識や関心が向くときになります。
蠍宮に象意を持つ人は、絶妙のバランス感覚をもって対処するとよい今週で、自己の言動のコントロールや判断を間違えると、もの別れや決別、また破局などの結果が起こる可能性のあるときです。
ご自身の理想像を描いたり発揮していける今週なので、それはよいのですが、一応は自分自身の現実が伴わない単なる理想論や観念論にならないようにご注意しておくとよいでしょう。
いずれにしても、社会全体的に「対立」含みのディレクションのときながら、調和を図ろうとする動きも出てくるときなので、思い込まずに現実をシビアにみたご判断をされるとミスを少なくできます。
One-Point ◆ 人によっては、異性に対する恋愛感情や想いが高まりますが、多くの場合、実現困難をともなう「恋愛幻想」になりやすいときです。それでも、蠍宮の「人気運」は高い今週です。
射手宮に象意を持つ人は、終盤に象意を持つ人をのぞいて、周囲の対立する現状に対して、調整や調和を図るべく、ご自身の個性や実力を発揮していくことができる今週です。
終盤に象意を持つ人を含めて射手宮全体をみても、コミュニケーションや社会活動が活発になる昨今なので、今週までは身につけた知識や知性が役立っていくことになるときです。
射手宮の終盤をはじめ広くとれば後半に象意を持つ人は、口八丁や根拠のない発言をすると、その場はよくても後日、信用を失うことになりかねませんので、分からないものは分かりませんといった誠意ある対応が必要です。
One-Point ◆ そうしないとせっかくの昨今の社会的な発展の運勢期を、その一言で棒にふるようなことにも起こりかねません。ちゃんと調べてから回答しますといったようにすればよいでしょう。
山羊宮に象意を持つ人は、人生経験を積んできて、社会的に見識や能力を持った方ほど、今週また昨今は、仕事や社会活動で実力発揮のときになります。
ただ状況はシビアなのは変わりなく、楽観視はできないときですが、人によっては「なんとかなる」という気分になって、逆に混乱を招くこともあります。それも実力があれば、前向きに対処していくことができるときです。
問題は山羊宮でありながら、真面目に努力せずに、悲観的にとらえすぎてきた方の場合で、良し悪しはともかく厳しい自身の内面性と向き合うことも起こる昨今の状態にならないとはいえないことです。
One-Point ◆ それを絶対的に「悪い」ともいえないのは、昨今が大きな「自己変革」の運勢期にあるためで、一大発奮をして自分自身を改められれば、「道」が開けていくケースがあるためです。
水瓶宮に象意を持つ人は、先回も書きましたが、否応なくやる気を発揮していかざるをえないときで、そういった事態に追い込まれていくときともなっています。
いわば課題と可能性との両方が自分の身にふりかかるといえるときで、当然、実力や見識のある人ほど、個性や才能を発揮して、課題への対処が可能になっていく今週です。
また職場や社会的に人気運がでてくる今週以降になっていますので、それはよいのですが、周囲が勝手にそう感じているだけで、自分に実体がともなっていない場合が多い今週なので、化けの皮がはがれないようにご注意ください。
One-Point ◆ 周囲が勝手に想うぶんには問題がないのです。ただ、それが恋愛状態になった場合、自分の現実が伴わないぶん、後日、破綻や相手の落胆が大きくなっていくことになります。
魚宮に象意を持つ人は、周囲のやっかみや、社会の混乱や、世界の対立をよそに、公私において「充実」した人生を過ごせる今週また昨今になっています。
自分の知識やスキルを仕事や社会活動の場で役立てられることはもちろんですが、プライベートにおいても、今週はとくに俗にいう「モテ期」とも「人気運」にも恵まれて楽しく夢見れる時期になっています。
人によっては贅沢な悩みになりますが、そういった恋愛期にあっても、仕事が忙しかったり、充分に時間がとれないこともありそうですが、そこは寝る間を惜しんででも何とかしていけなくはないときです。
One-Point ◆ ただ念のために書いておきますと、こういった状態を続けていくことが不可能とはいいませんが、むしろ星のディレクションによって運勢的にもたらされている時期だということです。
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