宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年 9月19日アップ
今週は、23日の夕方17時半頃、太陽が天秤宮に入宮します。
翌24日は、冥王星が山羊宮12度で順行に戻り、翌々25日は、火星が乙女宮に入宮します。
乙女宮に入宮した後の火星と、乙女宮を運行中の木星は、魚宮の海王星と衝(オポジション=180度)で、木星と海王星に対して山羊宮の冥王星が調停(メディエーション=60/120/180)の座相をとります。
また、火星と海王星に対しては、週の後半から射手宮の土星を軸としたT矩(Tスクエア=90/90/180)が形成されます。
その一方で、射手宮の土星と山羊宮のケレスは、それぞれに、天秤宮の太陽と牡羊宮のドラゴン・テールの衝(180度)に対して、調停(60/120/180)の座相を形成します。
他方の天秤宮のドラゴン・ヘッドと太陽と水星は、連続合(ローリング・コンジャンクション=0度)で、週末には三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)に変わります。
太陽と水星に対しては、冥王星が矩(スクエア=90度)で、週末には太陽と牡羊宮の天王星の衝(180度)に対して、T矩(90/90/180)が形成されます。
ケレスと天王星は、今週前半のみ矩(90度)で、天王星は獅子宮の金星と三分(トライン=120度)です。
Point ◆ 政治、経済ともに、緊迫した状態と、なんとか調整しようとする動きが続きます。
バブル崩壊に似た「架空経済」の崩壊が、金融市場に影響を与えるときですが、国家権力が介入して、抑制を図り、その抑制がまた、自由経済との対立や反発を生むことになるなど、バランスがむずかしいときです。
改革側のリーダーや独裁的指導者は、一方の実務者を含めて、真価が問われるときで、とくに官庁や役人は、独善的なやりすぎに注意が必要になります。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、周囲の状況がここまで複雑になると、穏便に平和的に解決しようとしても動きづらい今週です。
人様の調整を図るよりも、自分自身の対人関係や精神状態に課題を抱えやすい時期なので、まずは自分自身が安易にならずに高い人倫道徳や精神意識を学ぶなり、身につけていくほうがよいときになっています。
自分独自の個性や理想像を志向したり、求めていくことはもちろん重要です。
ただ、頑固になりすぎたり、たとえば色恋に固執しすぎた場合、孤立したり、精神的な痛手や人間関係の変化を受けることになる昨今です。
One-Point ◆ 必ずしもそうなるというのではなく、逆に高い見識や精神意識を身につけておられる方の場合、周囲との和や絆など友愛精神を発揮されて、賛辞を受けることが可能な今週です。
蠍宮に象意を持つ人は、仕事面での人気や、職場など公共の場での異性運が高まっている今週また昨今です。
その一方で、ご自身に対する意識や、宇宙また社会の真理や法則に関する意識や関心が高まるのはよいことですが、「奇矯」ともいえる常識外れのお話や状態に陥らない注意は、念のため必要でしょう。
現実的には、奇計や謀計また色恋の策略にはまらないようにされて、できるだけ正々堂々の常道や王道を進むことを心がけていくとよいときです。
One-Point ◆ 昨今は、たとえば「塀」の上を歩くように、良くも悪しくも両極端に出やすい傾向の運勢期なので、かなりの見識やバランス感覚が必要ですし、正道を進んだほうがよいときです。
射手宮に象意を持つ人は、傲慢になること、安易になりすぎること、また空想や観念に流れてしまうことに注意すれば、基本、仕事の多忙期とも活躍期ともなっていく発展期に入ります。
すでにそうなっている方もいると思いますので、そうであるほど、現在のディレクション(運勢)や調子が良い人の場合、逆にワンマンや自信過剰にならずに、謙虚で丁寧であることが運勢継続の「秘訣」です。
射手宮の初盤に象意を持つ人は、自分の見識や実力レベル次第とはいえ、自分を取り巻く現実が見えやすい運勢期にありますので、多少の迷いはあっても、比較的ながら判断は誤りにくくなっています。
One-Point ◆ 一方、中盤から終盤に象意を持つ人は、自分らしい独自性を発揮されていくのはよいのですが、常識外れはともかく、社会の人倫道徳を踏み外した言動には注意が必要です。
山羊宮に象意を持つ人は、ふだんの自分と違うというと言い方はヘンですが、妙に前向きだったり、自信家だったり、積極的になる今週また昨今です。
人によっては、それが仕事面で発揮されて、組織や社会のTOPや頂点に立つなどの運勢として象われたり、自分の知識やスキルを仕事や社会で発揮できることにつながっていく今週です。
しかし、もしそれが、他人の考えや主張を頭から無視したり、自分の考えが絶対正しいといった「唯我独尊」になってしまうと、逆に、一気に社会のどん底をなめるような大転落をしていくことも起こりかねません。
One-Point ◆ 自分の中に、いわゆる「民度」ともいえる、自分と異なる考えや相手を容認できる和の精神や高い絆の意識など、友愛精神や謙虚さを意識の深層に持っておくことが必要です。
水瓶宮に象意を持つ人は、またぞろ、ご自身の真価が試される最終的な時期がはじまるといってよいかもしれません。
単純にいえば、それは良し悪しとは関係なく、宝瓶宮時代に向かう自分自身になっているかいないかということで、本物の個性や友愛精神(和、絆)の心を身につけたかどうかということに集約できます。
また昨今は、あえて申し上げますと、そういったことを含め、「理想の自己像」を志向したり目的としているか、または単に「色恋」や贅沢などの「安楽」に意識や関心が向いているかなどに分かれやすくなっています。
One-Point ◆ それも今週あたりで終わりだと思いますが、衝動買いを含めた無駄な出費に気をつけなければならない、ここ1か月程度でした。ただ、それが必ず悪いというわけではありません。
魚宮に象意を持つ人は、社会や組織のTOPや頂点に立つなり、そういった権限を持つ人や、業界の実力者と関係しやすいときで、また自分自身がそういった立場になっていく人生期がはじまっています。
基本、そういったディレクションのときで、例外的にいえば、現実的なビジョンはともかく、非現実的な夢想やスピリチュアルな世界に流されて生きてきた人で、社会的な見識や実力が備わっていない方は、課題を伴う時期ともなりかねません。
もっとも、極と極は通じることがありますので、非現実的な創作世界や虚業の分野において、そういった面で重用される方がいたり、話題になるなど、有名になる方がいないとはいえません。
One-Point ◆ その点からいえば、社会的な見識や実力がなく、また努力もせず、逆にフィクションなど創作を極めてもいない夢見る人が中途半端といえ、時の運勢に乗るための努力が必要です。
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