宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2015年 7月11日アップ
今週は19日の夜中に金星が乙女宮に入宮しますが、25日には乙女宮0度のまま逆行に転じます。
23日のお昼12時半頃、太陽が獅子宮に入宮です。
同日、水星も獅子宮に入宮します。
太陽と水星は合(コンジャンクション=0度)で、水星は、今週中頃過ぎまで蟹宮の火星と合(0度)をとります。
金星と獅子宮の木星も合(0度)で、いずれも蠍宮の土星と矩(スクエア=90度)です。
木星のみ、牡羊宮の天王星と三分(トライン=120度)をとります。
土星は、太陽と水星に三分(120度)で、山羊宮の冥王星とミューチュアル・リセプションです。
26日に牡羊宮20度で逆行に転じる天王星を軸に、冥王星と、太陽、水星、火星がT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
週中頃には水星が抜け、週末には太陽も抜けます。
ご参考ながら、水瓶宮のケレスと天秤宮のドラゴン・ヘッド、ならびに土星と牡羊宮のドラゴン・テールは、それぞれに三分(120度)です。
Point ◆ 今週は、改革側と旧守側、自由派と偏屈派、二大陣営に分かれてそれぞれの立場から自己主張が強まります。
改革側であり自由派のほうが若干、厳しい局面に立たされ、深刻ながらある意味どこ吹く風の一面を持ちます。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、運勢もあり、また課題もありの、自分の真価が問われる今週です。
左の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、二大陣営に分かれて激しくお互いの自己主張がぶつかりあうときなので、日和見や八方美人を決め込んだ高みの見物とはいかず、当事者の一人になるときです。
その結果、本当に実力や見識があって、調停者(コーディネーター)としての力量に優れた人は、相応の実力や手腕を発揮できる今週ですが、それでもシビアな現実的課題は残ります。
One-Point ◆ 逆に、まだ若い方や未熟な見識の方の場合、対立し混乱する現状を前に、思いはあれど力はおよばず、もう一度、自分自身の立ち位置を見直していかざるをえないときでしょう。
蠍宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、今週、受けるディレクションの量と質が異なります。
前半に象意を持つ人は、星のディレクションというよりも、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)による運勢や、ご自分の実力やレベル次第で、課題を伴いつつも進める今週になっています。
一方、後半に象意を持つ人は、ご自分を取り巻く状況や現実を、透徹した目で見抜きながら、粘り強くコツコツと物事を推し進めることができますし、社会的な評価が高まりやすいときになっています。
One-Point ◆ ロングスパンでみれば、いずれも時代の流れにもまれながら、新しい自分自身と今後の時代をどう生きていくか、身の御し方が根本的に問われる人生期を通過してきたところです。
射手宮に象意を持つ人は、それぞれに生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって今週の運勢や星のディレクションは微妙に分かれることになりますので、アバウトでも断定はできません。
それでも何かを書いておきますと、理想と実際のはざまで揺れ動くなど、自分らしく個性を発揮すれば、現実が立ちはだかり、地道に実力を発揮して仕事を進めれば、自分らしい喜びや個性を感じにくいなど、どこかチグハグ感のあるときです。
多くの場合、「なんとかなる」と楽観的に進むときですが、だいたいは、そこに現実の課題が伴いますので、痛し痒しの今週になりそうです。
One-Point ◆ 左の「今週の星の動きと傾向」に書きましたように、お互いに「自己主張」が強まる今週ですが、射手宮においては、それが自分の中で展開されるようなときだということです。
山羊宮に象意を持つ人は、とにもかくにも、また、どうにもこうにも、自分と自分を取り巻く現実を冷静にみながら、内外ともの「自己変革」や「意識改革」や、また「行動転換」をしていくべきときです。
自分を変えずに貫き通そうとされるのはご自由ですが、そうされるほど、またイージーに「なんとかなる」と思うほど、本来のご自分との間に葛藤が生じやすいときなので、止まったままでいるほど動きがとれなくなる現状です。
そういったディレクション中なので、過去の延長ではなく、クルリと体をひねるように180度変わっていくことが将来の道を開いていくことにつながっていきます。
One-Point ◆ 溺れているからといってワラをつかんだら、ほぼ確実に溺れます。ここは「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」というように、自分を捨ててこそ、自分の道がみえてくるときです。
水瓶宮に象意を持つ人は、どちらかといえば「星のディレクション」というよりも、自分次第の今週で、前向きに積極果敢に進めば、一筋縄ではいかない課題がありつつも、それだけの成果や実績は残せるときです。
逆にいえば、課題が生じるからといって、イヤがって何もしなければ、それ以上に現実の課題が重くのしかかってくることになります。
極端な表現をしますと、進まなければ「地獄」の状態に陥りますが、前に向かって進んでいけば、そこに山や谷はあるとしてもまだ「天国」は近づいてくるといった、そんな例えで言えるときです。
One-Point ◆ 課題を愉しむくらいの気持ちで、自分なりに「理想の自分像」を発揮して進み、そこに生じる問題も、またに気にせず愉しんで自分なり対処していけば、それがベストのときです。
魚宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかくとして、周囲に関係なく、自分らしく生きたり、左の「今週の星の動きと傾向」に書いた世間の自己主張や対立をよそに、浮世離れして生きる感のあるときになりそうです。
魚宮のみを純粋にみればそうですが、だいたいは、ご自分なりの考えを持たれて、何らかの言動をしていくことになりそうなので、そこにおいては、二大陣営のいずれかに組した自己主張によって、対立の渦に巻き込まれていくことに起こります。
浮世離れした生活をしている人はともかくとして、仕事があればそうもいかないのが現実なので、世間ほどの深刻さはないとしても、誰もが相応の課題は避けられません。
One-Point ◆ もっとも、課題が悪いわけではなく、成長には必要なものなので、夢の中だけで生きるよりは現実に漕ぎ出して課題を受けたほうが、結果的に夢の実現に近づけるのは常識です。
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