宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.398 / 2014.12.15 〜 12.28


●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年12月13日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、17日に水星が山羊宮に入宮します。
21日には天王星が牡羊宮12度で順行に戻ります。
翌22日朝8時ごろ、太陽が山羊宮に入宮します。当然、冬至です。
24日に土星が射手宮に入宮し、「再建計画」のディレクションが正式にはじまります。
土星は魚宮の海王星と矩(スクエア=90度)です。
順番に、射手宮のケレス、射手宮から山羊宮に移動する太陽、山羊宮の水星、冥王星、金星は、連続合(ローリング・コンジャンクション=0&0度)やら三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)やらで、複合合(マルチプル・コンジャンクション=0度)を形成します。
今週中頃は、そこに月までもが加わって、6つの星が集中します。
この中で、ケレスと太陽は、獅子宮の木星と三分(トライン=120度)。
水星、冥王星、金星は、牡羊宮の天王星やドラゴンテールと矩(90度)で、天秤宮のドラゴンヘッドを交えてT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
水瓶宮の火星は、天王星とミューチュアル・リセプションです。
太陽は、山羊宮入宮まで木星とミューチュアル・リセプションで、土星も射手宮入宮まで、冥王星とミューチュアル・リセプションです。
Point ◆ 今週は、恋愛関係は思わぬ展開に要注意。
また、組織のTOPは、祝勝やまい進組と、弾劾や厳しい立場に追い込まれるTOPとの、真っ二つに明暗が分かれます。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、生まれ持つ運勢は悪くなくても、ここまで星のディレクションによって、関係変化や課題がもたらされる人生期が続くと、根本的な意識変革や出直しを図るしかありません。
今週また今月や来月は、とくにそのようなご自身の内面性を見つめ直すなり、何らかの打開策を模索していかざるをえなくなります。
星自体は、何らかのアクションを取らせて、自分らしさや才能を見出させようとする方向に働いていますので、何もできないということではなく、内面性の充実や才能の習得によって、新たな出発を図る今週になるでしょう。

One-Point ◆甘えや怠惰は許されない星回りにありますので、穏やかな天秤宮には幾分きついかもしれませんが、何はともあれ、昨今の人生期を乗り越えていける精神意識の充実が必要です。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、たとえばですが、進むに進めず、引くに引けないような、幾分、複雑なディレクションを受けている今週にあります。
一例を挙げますと、仕事の発展期であり、拡張期でもあり、個性を発揮して進めなくもないときですが、どうにも今一つ気力が伴わないなど、チグハグ感があるといったもどかしい情況にあります。
今週は頭も冴えて、自分の理想像を思い描いて発揮していこうとするのですが、そこにも課題や障害が少ないないので、結局のところ、こういうときどうするか、自分自身がどこまで「本物」なのかを試されたり問われているときだともいえます。

One-Point ◆ そういうわけで、決してスムーズとはいえない昨今の現状ですが、逆にいえば、こういった中から、宇宙この世界の「真理」や、社会の「法則」また「ルール」を見出していけるでしょう。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、全員とはいえませんが、自分らしく前向きになって個性や才能を充分に発揮し、アクティブに活動できる今週また昨今です。
そこには少なからず課題や障害が伴うのですが、ほかの誰でもなく、それは自分自身に起因して生じている昨今なので、良し悪しではなく、自らの課題として自ら責任をもって解決を図っていくところに運勢が伴います。
射手宮の最初のほうに象意を持つ人をはじめ、いよいよ自分を取り巻く周囲の状況や現実が次第に見えてくる人生期に入りましたので、「現状」と「夢やビジョン」とのバランスをとって、つなげていくとよいでしょう。

One-Point ◆ そういったことから、地道でも真面目に努力をしてきた人には、相応の社会的な立場や責任ある地位がもたらされる人生期に入りつつあります。安易にならないことが必要です。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、良いとか悪いとかではなく、どちらに転ぶにせよ、それが現在の自分自身のレベルや姿だといえるときです。
なので、ここでどうこう書いたとしても、それは個々人において千差万別で、確かに星のディレクションは働いているのですが、その出方は自分なりに分相応なので、誤魔化すことができず現われてく今週です。
そういったなかで、あえて共通して書けそうな星のディレクションをいえば、異性に対する情動やアピール力が高まるときにありますが、やはりオクテというべきか、今一つアクションはとりにくい今週です。

One-Point ◆ もっとも、ここに書いたのは一般例で、地道に努力をして着実に実力を高めていく山羊宮ゆえに高い見識を身につけた方の場合、むしろハリの穴をとおす絶好のチャンスのときです。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、今週また昨今は、否も応もなく、自分の才能を発揮したり、自分らしい個性を発揮して「行動」せざるをえないときです。
それは、これまで自分なりに生きてきた活動の結果として現われていく今週なので、そういった面では、過去の生き方によって人それぞれに、どのように現われるかが異なってくることになります。
たとえば、倦まず弛まず怠けず腐らず前向きに切磋琢磨して生きてきた人は、最高の自己表現の舞台になりますが、そうでなかった人の場合は、否応なく事態の収集に「行動」せざるをえないことにもなります。

One-Point ◆ 星だけで人生が決まり、運勢が動くわけではありませんので、当然、そうなります。また個人になるほど「自由」な意志判断が与えれていますので、水瓶宮はとくにそうなります。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、世の中や周囲が騒がしく、慌しい中で、マイペースであっても社会運に恵まれる出来事が起こりやすい人生期を迎えています。
もちろん、全員がそのようになるわけではなく、マイペースながらもちゃんと社会的な常識を相応に身につけていたり、また実力や見識を相応に身につけている人の場合は、そにょうになっていく運勢期だということです。
なので、マイペースはいいのですが、観念的な世界の中でのみ現実を無視して生きていたり、世の中に通用する実力も、また特技もないという場合は、上述のかぎりとはいえませんので、あしからずご理解をください。

One-Point ◆ その場合、厳しい社会の現実を知らされる状態に引き込まれないともかぎりませんので、いずれにしても、現実は現実、夢は夢として、混同した対処をとらないことが必要です。



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