宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年10月 4日アップ
今週は、星の宮移動はなく、逆行中の水星が11日に天秤宮に戻ります。
天秤宮の金星、太陽、ドラゴンヘッドの三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0度)に、11日以降は水星を交えて、大会合(ステリウム)が形成されます。
この三重合(0/0/0度)は、牡羊宮の天王星とドラゴンテールを頂点に、獅子宮の木星と射手宮の火星を交えたトライン・カイト(60/60/120/120)の尻尾に位置します。
同時に、太陽・ドラゴンヘッド、天王星・ドラゴンテールは、山羊宮の冥王星を軸とするT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
木星もまた、蠍宮の土星や参考のケレスと矩(スクエア=90度)です。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、ほぼ今年いっぱいまで継続します。
Point ◆ 「今週の運勢2/天秤宮〜魚宮」に書いたように、引き続き、組織や国家の中心人物たちが、いわゆる民主的な自由と秩序を守るために手を組み、いわゆる独裁(武力)的な強権勢力や旧体制に対峙していくことになります。
星の動きからは、今週後半には実力行使は幾分弱まりますが、逆にジャーナリズムや論評は活発化していくことになります。
先月末からの香港の行政長官選挙をめぐる学生たちの「市民革命」は、その現われです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、中盤や終盤に象意を持つ人ほど、昨今の「自由」を求める動きや、周囲の人々の「気まま」な動きを、幾分なりともモロに受けやすい今週になっています。
その良し悪しはともかくとして、ここ数年の人生期の傾向である人間関係の変化や、組織関係の変化が生じる運勢が、今週はダイナミズムをもって動きやすくなっていますので、だいたいは自分らしい生き方を目指していくようになりそうです。
当然、そこには自分とは何かや、どうあるべきかといった、自分の内面の心の想いなどがクローズアップされ、周囲との関係変化とともに、精神意識世界の立て直しや再出発が求められていくここ数年の運勢傾向が顕著になるときです。
One-Point ◆ 良い意味で、自分を見つめ直して、新しい時代の生き方に向かって立て直していくとよいときで、今週はとくに理想の自己像など自分らしい生き方を見出していくのによいでしょう。
蠍宮に象意を持つ人は、基本的には、昨今は仕事をはじめとした対外活動や社会活動の発展拡大期で、自分らしい新たなスキルをもって新規展開したり、忙しく活躍していけるときです。
もっとも、無条件にそうなるとはかぎらず、自身の能力やスキルが厳しく判定されるなり、そのレベルが現実化していくときなので、場合によっては、安易や成り行き任せに流されていく今週ともなっています。
いずれにしても、クールに現状把握ができたり、優れた見識や実力が伴った人ほど、思いきったスキルやアイデアで、社会的な活躍が可能になっていくことでしょう。
One-Point ◆ たとえ、そこまでではないという方でも、単純にいえば「運と不運が入り混じった昨今の状況」から、世の中がどのように動いているのか、冷徹に分析したり把握できるときです。
射手宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかくとして、自分らしい個性を発揮しつつ、自我意識を発揮して、果敢に冒険やチャレンジをしていける今週です。
「自分らしく」ということがミソなので、やる気パワーやアイデアやひらめきに優れた人ほど、「新境地」を切り開いていけますし、そうではなく、流れに任せて気ままに生きている人は、「自分らしく」気分のまま成り行き任せの今週になっていきます。
たしかに、個性や自由を求める活力やパワーと、それに敵対する守旧的な自己保持や現状維持のマイナスパワーの両方が渦巻いている今週なので、どちらに共鳴するかで、今週の運勢が異なってきます。
One-Point ◆ 時代が時代だったり、ディレクション次第では「現状維持」や「守旧」がマイナスだとはかぎらないのですが、昨今および射手宮ディレクションからみれば、マイナスということです。
山羊宮に象意を持つ人は、両極端とも、また正反対ともいえるディレクションを同時に受けている今週で、結局、本物になるべく自分自身の判断力や力量が試されているときになります。
山羊宮にとっては、自分の考えや個性とは異なる、かなり厳しい動きや現状なのですが、本物の見識や実力を備えた方であれば「ここしかない」といった針の穴を通すような道を見出して、これ以上ない自己発現や活躍のときになっています。
しかし、若い方や一般的にはそこまではいたらないとしても、昨今の状況を見て、社会の仕組みやこの世の真相をつかむなど、精神意識世界を博(ひろ)めたり、身につけていける今週です。
One-Point ◆ 逆に申し上げますと、自分の考えにこだわらず、広く周囲の人々の個性や考えを受容できる内面の精神意識世界を備えた方ほど、対外的な自己発現が可能な今週だといえます。
水瓶宮に象意を持つ人は、自分なりのイケイケパワーや自由に生きようとする精神と、それを否定するかのような現状維持力や既存の価値判断がせめぎあって、最後は自身の真価が問われることになるでしょう。
単純にいえば、仕事運はなくはない時期ですし、パートナー運や新規顧客運もなくはない昨今ですが、行動力はあっても、どこかがうまくかみ合わずに課題や困難も伴いやすいときになっています。
もう少し書きますと、確かに、自分自身の個性や才能をもって動いていける昨今ではあるのですが、仕事や社会活動などとのバランスやスケジュールなどの調整ができるかどうかで、面目躍如のときになるかどうかが分かれてきそうです。
One-Point ◆ 表向きにみるとそういったことになりますが、もう一つ見えない世界では、宿命的な自分自身の精神意識(霊性)面もかかわって、現状がもたらされていることも「要ご留意」です。
魚宮に象意を持つ人は、全員とはいえませんが、直感やひらめきなどのアイデアを発揮して、仕事や社会活動面において、実力を示していったり、多忙に活躍していける今週になっています。
若干、既存の組織や守旧的な権力や考えを持つ人々との対立や調整の必要がありますが、もともとの仕事運を生まれ持つ方ほど、フルスロットルでのパワー全開が可能なときだといえるでしょう。
左の「今週の動きと傾向」に書いたように、いろいろと動きも生じるときなので、深く関係する星やサイン(宮)に象意を持つ人は、その影響を強く受けますが、魚宮は比較的ながら弱いほうになります。
One-Point ◆ つまり、上述のディレクション以外は、今週は魚宮に働くディレクションよりも、他に生まれ持つ運勢サイン(宮)のほうが相対的に大きく働きやすいので、そちらもご参照ください。
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