宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.372 / 2014.06.16 〜 06.29

●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 6月14日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、22日の20時頃、太陽が蟹宮に入宮します。
24日になる直前に、金星が双子宮に入宮します。
双子宮入りした金星は、週末には魚宮の海王星と矩(スクエア=90度)をとります。
逆行して双子宮に戻ったばかりの水星は、太陽と合(コンジャンクション=0度)です。
その太陽は、海王星と三分(トライン=120度)です。
今週後半には、蟹宮の木星と蠍宮の土星の三分(120度)が解消されます。
山羊宮の冥王星を軸にした、牡羊宮の天王星と天秤宮の火星はT矩(Tスクエア=90/90/180)です。
今週後半、そこに太陽が冥王星と衝(オポジション=180度)をとりはじめます。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 冥王星を軸にした上述のT矩(90/90/180)は、月末と来月初めの数日間、太陽を交えて大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成します。
単純に、中国の民族性「蠍宮」と、中国の国体「獅子宮」の衝(180度)ととらえ、そこに中国の現体制「天秤宮」を考慮すると、軍事を交えた暴動や対立の可能性を読むことができます。
そのキッカケは、6月28日のお昼頃や29日の前後です。
ただし、よっぽど大きな事態にならなければ中国当局の発表はありません。
また、各国の中国支局も報道規制されていますので、どこまで伝わるか分かりませんが、月末と来月初めは、中国の内外の動向に注視すべきです。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人の大半は、またぞろ週末と来週初め、またその前後は、大十字(グランド・クロス=90度×4)の影響をストレートに受けることになります。
左欄の「今週の星の動きと傾向」の後半部分に書いたように、星の配置が、蟹宮の中頃を太陽が運行するようになるにしたがって、天秤宮から見た大十字(90度×4)の配置が再来します。
今週は、仕事や社会活動の場において、自己実現や自己発揮ができますが、場合によっては、それが「事実誤認」や「現実錯誤」によるもの、要は「勘違い」したものにならないように、ご注意されておくほうがよいでしょう。

One-Point ◆ ふだんは穏やかな天秤宮に象意を持つ人も、昨今は「GO!」と「STOP!」の両方の象意を受けて心が落ち着かず、泡立ちやすいときなので、衝動的な言動は、少々「キケン」です。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、直接間接を問わず、課題やトラブルを抱えたり、少なからず思うとおりにはいきにくい時期がぶり返しやすい今週またはその前後の時期になりそうです。
その課題や問題は、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって、個々それぞれに千差万別なのですが、いずれにしても、その問題やトラブルから、自分を取り巻く周囲の現実をキャッチしたり、把握していくことが可能なときです。
その現状認識が正しいほど対処への新たな方策が見えてくることになりますし、また内面の情動やモチベーションが高い人ほど、逆に野心や野望が芽生えて、新たな人生計画を出発していけるときになります。

One-Point ◆ 基本的に、今週は週が進んで週末が近づくほど、よくいえば自分を客観視して、「理想」や「ビジョン」を描くことができます。ただ若い人ほど混乱や迷いが起こりやすくなりそうです。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、全員がそうだというわけではありませんが、今週以降、少なからず次第に楽しいことを求めて、サイフのヒモがゆるんだり、または贅沢心が生じやすくなっていきます。
中には、知的好奇心が高まる方もいらっしゃいますが、早めにディレクションを受ける方は、意中の相手との交友関係は、少なからず思いどおりにはいきにくい昨今の状況にあるといえそうです。
ただし、今後は、次第に活動範囲を前向きに広げていきやすい今年の後半期を迎えていきますので、今週あたりからは、それを見越した自分自身が目指すべき理想像を、計画的に思い描いていくとよいでしょう。

One-Point ◆ 人生上というわけではありませんので大袈裟にとらえる必要はないのですが、今週は、自分の意識や考えを再検討したり見直すなど、ちょっとした転換をしていくとよいときです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、同じ山羊宮でも、どこにディレクション・ポイントを持つかによって、若干のタイムラグが生じますが、自分を客観視して、自己の見直しをしていくとよいときになっています。
同時に、山羊の前半に象意を持つ人はとくにそうですが、前向きに善意で自分自身を見つめることは重要なので、そうされるべきですが、極端に理想化してしまうと、自分の考えを絶対視したり、権力を勘違いしやすいときになっています。
理想は「理想」として、現実は「現実」として、ともに否定せずに、そのギャップにある課題や解決すべき目標を見出して、段階的に解消し、クリアーする手立てを計画的にとっていくとよいときです。

One-Point ◆ もう長いことディレクションを受けていますし、堅実なタイプなので、お気づきだと存じますが、自分の信念や考えを周囲に押し付けるほど、課題やトラブルが生じやすい時期です。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、今週あたりから徐々に、なぜか動きづらかったディレクションから抜けていきますので、漸次、自分の才能や真価が試される今週や週末になっていきます。
安易に流れに任せてしまうような行ないから、良し悪しはともかく、次第に現実を認識していくディレクションと同時に、自分のスキルや才能を誤解したり、見失いやすくなるディレクションの両方を受けていくために、真価が問われます。
基本、怠けてきた方を除いては、仕事や社会の評価を受けて、立場や地位が向上していく人生期にあるのですが、それも一筋縄ではいかず、やはり、さらなるスキルの真価が今週は試されるということです。

One-Point ◆ 複雑なディレクションを受けていますので、ここは踏ん張りどころになりそうです。梅雨があけて夏場になれば、また新たな展開が起こり、以降、新局面を迎えていくことになります。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人をはじめとして、あえて良し悪しはともかくと付け加えて申し上げますと、自分らしい個性や自我意識を発揮して進んでいける今週になっています。
それ自体に問題はないのですが、もし茫漠とした「妄想」や「幻想」に流れて、事実誤認をしたまま自我発揮をした場合、逆に、課題やトラブルや問題が生じやすい今週また週末になっていかざるをえないときです。
そういうこともあって、人によってタイムラグが生じますが、今週からでも、どこかやる気を伴わないような「怠惰」とも「贅沢」ともいえるディレクションを受けはじめる方もいらっしゃるでしょう。

One-Point ◆ 本質的には、「怠惰」や「贅沢」も悪いことではなく、そういう状態から今一度、自分自身の内面の「ビジョン」や「理想像」を再構築して、再スタートさせていけばよいときだといえます。



【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2014 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.