宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 5月 3日アップ
今週は、5月8日に、水星が双子宮に入宮します。
水星は、天秤宮の火星と三分(トライン=120度)で、中頃以降は参考のケレスとの三分(120度)に移ります。
一方、水星は魚宮の海王星と矩(スクエア=90度)です。
他に、牡牛宮の太陽と山羊宮の冥王星が三分(120度)で、蟹宮の木星と蠍宮の土星も三分(120度)です。
牡羊宮の天王星と金星は、合(コンジャンクション=0度)です。
件の大十字(グランド・クロス=90度×4)は、今週8日までの天王星・金星、木星、火星、冥王星によって終わります。
以降は、火星に入れ替わって天秤宮のケレスによる同大十字(90度×4)が継続されます。
冥王星と土星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 今週は、対立するものが、それぞれに「合従連衡」が起こり、敵の敵は味方といったように、対立と協調が入り乱れて、結果、一つのターニング・ポイントを迎えていくことになります。
それぞれに事情を抱えますので、いつまでも対立していても仕方がなく、現実的な落とし所を探っていく方向に、週末が近づくほど向かいます。
事実上、今回の大十字(90度×4)のディレクションとなる「新たな組織体制(意識)でのスタート」でしょう。
それは、男女関係も同様で、恋愛(同棲)相手との破局や離婚など、思わぬ関係変化が起こりやすくなります。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、今週は男女の関係を含めて、公私にわたる人間関係や、会社や組織関係など、思わぬ変化や出来事が起きても、おかしくないときになっています。
具体的なことは、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって異なってきますので、個々にそれぞれになりますが、共通していえるのは、今週が、新たな人生の方向性を目指したり、スタートを切っていくときになっていることです。
もはや必要以上には過去にこだわることなく、今後は自分自身の理想像や仕事や社会的な活動面に意識と関心を向けて、未来に旅立っていくことを心がけていくとよいでしょう。
One-Point ◆ 古い道や生き方は閉ざされがちですが、新しい道や人間関係や生き方は、今週からつとに開かれていきます。その方向に意識を合わせたほうが今後の運勢は開けていきそうです。
蠍宮に象意を持つ人は、拙筆の語彙不足で、少し極端な表現で書かざるをえないことをご理解いただいたうえで申し上げますと、すべては「自分自身」の問題であるといわざるをえないときになります。
現実の因果関係が分からないことも含めて、これまでの人生での自分の行ないや、昨今の精神意識が現実化した課題や問題なので、表層的な対処や対応ではなく、「自分」に落とし込んでみることから真因が見えてきそうです。
自身にとって一見、「悪い」と感じられる問題にかぎらず、「良い」ことも含めて、すべては「自分」が現われた出来事として、今週は、自分を「対象化」してみていくとよいときになっています。
One-Point ◆ 自分の人生の目的や志向していく理想は、「自分」ということが今週の星のディレクションです。そこに昨今の大十字(90度×4)が絡んで、自分を客観視するときになっています。
射手宮に象意を持つ人は、複雑すぎてご説明ができませんので、端的に申し上げますと、根本的には「自己変革」をして、自分自身の精神意識はもちろん現実に落とし込むときになっています。
直接的なディレクションというよりも、間接的なものなので、明確には感知しにくいかもしれませんが、それでも今週が「考え方」や「認識」を地に足を着けたものとして、転換していくときにあることに変わりはありません。
自己理想像や社会的な展開理想を持っていくときですが、そこには現実化していくための課題だったり、本物かどうか実力を試される、いわゆる試練ともいえる課題があるのもまた、昨今となっています。
One-Point ◆ 射手宮のみをみれば、そういった今週で、他に生まれ持つ運勢サイン(宮)によっては、良し悪しはともかく、さらに直接的に大十字(90度×4)の渦中に身を置くことになります。
山羊宮に象意を持つ人は、良きにつけ悪しきにつけか、また良し悪しはともかくか、何が起きてもおかしくはないときになっています。
今週に関していえば、そのほとんどすべては、自分自身の意識や言動の現われになりますので、現実的な因果関係が分からなくても、一度、自分を客観視して、他者の目線からとらえてみるとよいでしょう。
ごく単純に申し上げますと、今週は自我意識を発揮できますが、逆に、そうであるほど、自分自身は意図せずとも、周囲や相手また自分に対する課題やトラブルが起こりやすくなっています。
One-Point ◆ それらをなるべく避けて、意図するところを現実化していくためには、今週は他者の立場から自分を見つめなおしてチェックしていくと、堂々巡りを避けて成就しやすくなります。
水瓶宮に象意を持つ人は、今週の複雑な「合従連衡」の星回りの中にあって、端的に申し上げますと、自分自身の理想像を見出して、社会的な責任を試行錯誤していくときになっています。
良し悪しはともかく、そこには多くの解決すべき課題や問題があり、あっちを立てればこっちが立たず、こっちを立てればあっちが立たずといった、シーソーのようなジレンマや状況に陥るかもしれません。
むしろ、そこから新しくスタートしていくことで、数々の難問や課題をクリアしたり目的とするところや理想像を達成していく道が開けますので、それができる本物かどうかが試されているようです。
One-Point ◆ また、人によって状況は異なりますが、異性関係や男女問題に何らかの変化があってもおかしくないときで、面倒だったり、そこに意義や価値をあまり見出せない人も出そうです。
魚宮に象意を持つ人は、世の中は大十字(90度×4)の渦中にあって、「合従連衡」や組織運営の「ターニング・ポイント」を迎えていく今週ですが、魚宮のみをみれば、模様ながめや小休止といった、考えをいったんリセットするときになります。
リセットすれば、逆に、また新しいヒラメキや考えや、試行錯誤を含めた新たな視点や視野が開けてこないともかぎりませんので、模様ながめや小休止もまた悪いことではないときです。
ということで、そのような今週は、魚宮ご自身よりも、他に生まれ持つ運勢サイン(宮)のほうが、サイン(宮)次第では、強いディレクションを受けることになりますので、当該サイン(宮)も併せてご参照いただければと存じます。
One-Point ◆ 中には、小休止のディレクションにもかかわらず、自我意識を拡大発揮されていく方もいなくはないのですが、その場合は、荒海にこぎ出す船同然に、実力次第の運勢になります。
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