宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.352 / 2014.01.27 〜 02.09

●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 1月25日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、31日に水星が魚宮に入宮します。
同日深夜、2月1日の直前に金星が山羊宮13度で順行に戻ります。
ご参考ながら、2月4日にはケレスが蠍宮に入宮します。
牡羊宮の天王星を軸に、山羊宮の金星と冥王星が合(コンジャンクション=0度)、それに蟹宮の木星を交えたT矩(Tスクエア=90/90/180)は、今週も継続しています。
天秤宮の火星は、参考のケレスに合(0度)で、魚宮の水星と海王星の合(0度)に、三分(トライン=120度)をとります。
今週中頃からは、蠍宮の土星と水瓶宮の太陽が矩(スクエア=90度)で、土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは今年いっぱい継続します。
Point ◆ 今週は、それぞれの立場で思い込みや自己主張が強まります。
ちょうど、東京都知事選の選挙期間中で、協力するにしても、対立するにしても、一発大逆転の大転換や、波乱含みの選挙戦になりそうです。
今週は、過去の常識や固定観念に執着しないほうが、思わぬ変化に対応できるでしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、無意識のうちにも奥深い心の世界に、激しさや情動が高まりやすい今週で、フラストレーションをはじめとして、ハプニングも起こりやすくなっていますので注意が必要です。
特に天秤宮の後半に象意を持つ人は、知的判断に混乱が生じたり、うまくコントロールできずにバランスをとりにくかったり、また衝動的な言動にも出やすくなっていますので、さらにご注意されるとよいでしょう。
いつもの穏やかな天秤宮らしくないアワアワした状態に精神的にも現実的にもなりやすい時期なので、高い意志力が必要となる今週です。

One-Point ◆ 先週も書いたように、昨今の状態にもはや慣れてしまい、さまざまな変化を当然のように受け入れることができる方も多いと思います。であれば、少々のことは対応できるでしょう。


《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、自分を取り巻く周囲の状況や現実に対しては、案外と把握できるにしても、今一つ、動きづらい昨今や今週になりそうです。
ごく大雑把に区分すれば、蠍宮の初盤に象意を持つ人は、デリケートに夢見がちな人生期にあり、中盤に象意を持つ人は、楽天的でイージーにもなりやすく、終盤に象意を持つ人は、上述の状態に加え、心密かに野心を持ちやすい昨今です。
それぞれだとしても、どうこうしにくい状況にあるのが昨今の蠍宮なので、なるようになると考えて、打開のチャンスを待つ現状になるかもしれません。

One-Point ◆ ただし、例外はあって、百戦錬磨で見識や実力の高い人であれば、濃いも薄いも、酸いも甘いも、縦横無尽に使い分けて、ここしかない針の穴を通す一手によって打開できます。


《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、自分の思うとおりに動いたり自在に事が進められるといった昨今ではありませんが、それでも協力者に助けられて進めていくことは可能なときになります。
また、新しい分野に進もうと企画したり展開しはじめていることも、少なからず課題やジレンマの多いときですが、だからといって間違っているとはかぎらず、むしろ本気かどうかが試されている昨今にあります。
改善すべきは改善し、修正すべきは修正し、加えるべきは加えていかなければなりませんが、今週は心の奥底で感じることや直観を大事にして、可能性を検討してみるのも悪くはありません。

One-Point ◆ かといって、直観の働きは両極端になりますので、直観を働かせることが不得手だったり難しい方の場合は、むしろ事実に即して現実的に考えたほうがよいのは当然のことです。


《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、やや安易に自分の美学や信念に基づいて、周囲を無視して衝動的にも行動しやすい昨今にあるときです。
それが、良いとか悪いとかではなく、頑固に自説に固執して、相手や周囲の立場を無視して押し通そうとすると、それなりに摩擦が生じたり、最悪、孤立していくことを覚悟しなければなりません。
何でも経験をしてみることは悪くはないので、それでもいいのですが、その結果については、学習能力を持って素直に自分の心根を省みて、謙虚に見直してみることが重要です。

One-Point ◆ 言って理解する山羊宮なら、言えばいいのですが、何事も自分で体験して、納得しないと心からは理解しにくいタイプが多いので、自ら悟っていこうとする積極性が不可欠です。


《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、基本的には仕事運がきているときで社会的な活動は増えやすいときなのですが、今一つ、自分自身に課題やジレンマを抱えやすいときだといえます。
大きな人生期や、昨今の運勢期からみれば、これからの時代の意識の持ち方をはじめ、関係の在り方を見出していくべく、試行錯誤していくときになっています。
ごく単純にいえば、それを理解して、自分が現実的に対処していくことができるようになれば、仕事運を好調に活かせるようになりますが、それまでは今一つ、流れに乗れないことも起こりえます。

One-Point ◆ 誰でも性格も違えば状況も違いますので、さまざまな考えや意見を持つのは当然で、それが対立したり摩擦が生じやすい昨今にどう友愛的に対処すべきかがヒントになります。


《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、魚宮らしく自分の個性や感性を発揮していける昨今にあるのですが、少なからず課題もまた伴うときです。
前半と後半のどちらに象意を持つかで、おおまかにいえば魚宮の前半に象意を持つ人はおおらかにマイペースで進むことができますが、結果的にそこには課題が生じることになる昨今です。
一方、魚宮の後半に象意を持つ人は、正反対に地に足を付けつつシビアに現実を受け入れながら進みやすく、楽しみや面白みは少ないものの、課題はあったとしても間接的なものになっていきます。

One-Point ◆ どちらが良いとか悪いとかではなく、感性的にも、楽観的にも、現実的にも、どれかに偏りすぎずに、個々にチェックしつつケース・バイ・ケースで考慮し判断していくとよいでしょう。



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