宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2014年 1月11日アップ
今週は、20日の午後1時頃、太陽が水瓶宮に入宮します。
そのときまで、太陽は天秤宮の火星と矩(スクエア=90度)で、火星は蟹宮の木星および山羊宮を逆行中の金星と矩(90度)です。
その金星は、山羊宮の冥王星と合(コンジャンクション=0度)で、金星と冥王星は、牡羊宮の天王星を軸にして、木星を交えたT矩(Tスクエア=90/90/180)を形成します。
今週後半、火星と水瓶宮の水星は三分(トライン=120度)に入ります。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、今年いっぱい継続します。
Point ◆ 今週に入るとまもなく火星と天王星は衝(オポジション=180度)から外れ、件の大十字(グランド・クロス=90度×4)は、わずか5日間ほどで解消されます。
次は4月中旬から5月上旬まで、約1か月間にわたって、本格的に形成されます。
とはいえ、いぜん大十字(90度×4)の影響圏にあることに変わりはありませんので、「対立」「緊張」、「三すくみ」状態は継続します。
それは恋愛関係や男女問題にも現われやすい今週になっているのです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、恋愛関係や異性問題、つまりは自分自身の情動面が衝動的にならないように、一応はご注意されておくとよい今週です。
いぜん天秤宮の終盤を除く多くの方が、対人関係や組織関係の変化が起こりやすい人生期にある最中なので、それが今週は、恋愛関係や異性問題に現われやすくなっているためです。
ただし一概に、破局や関係変化が悪いとはかぎらず、次の新たな関係に進むために必要な場合もありますので、何よりも自分の精神意識を大転換していくべき今週になっています。
One-Point ◆ 天秤宮に対するディレクションは長く続いており、早い方では、そういった状況に慣れて、どのようにとらえて対処していけばよいか、次第に把握できるようになっているはずです。
蠍宮に象意を持つ人は、恋愛関係や夫婦関係をはじめ、対人関係でスレ違いやケンカ気味になるなど、トラブルが起こりやすい今週になっています。
昨年末以来、そういった傾向が生じやすいディレクションを受けている蠍宮ですが、いわば今週がそのピークだといっても過言ではないときなので、一応は激しい情動の発露には注意しておくとよいでしょう。
大局的な見地からいえば、「対立」や「トラブル」が、必ずしも悪いわけではありませんが、状況によっては、自分の「美学」や「美意識」に頑固にこだわり過ぎて、周囲に意識が回らず、自分の評価を下げることにもなりますので注意が必要です。
One-Point ◆ 悪くいえば、昨年末以降「自己本位」な想いに基づいた情動や衝動が強まり、自分とは異なる他人の事情が視野に入りにくくなっていますので、一応はチェックしておくとよいでしょう。
射手宮に象意を持つ人は、人(ホロスコープ)によって異なりますし、さほど強いディレクションではないのですが、よくいえば思想的にリーダーシップを発揮できますが、逆にいえば、それが鼻について周囲から独善的にみられかねない今週です。
全員がそうだというわけではないし、いずれであっても、自分とは異なる相手の立場や事情や考えを受けたうえで行動したり、リーダーシップをとるのが「正解」となる昨今や今週になっています。
いわば「本領発揮」とも、また自分自身が本物かどうかが問われている昨今でもありますので、念のために安易にならず、心して物事を進めるとよいときです。
One-Point ◆ もっとも、これまでの人生で培ってきた自分のレベルや実力が、「結果」として現われやすい人生期にありますので、それに応じた「発揮」や現状とならざるをえない一面があります。
山羊宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく、自分の「情念」や「美意識」など個性を発揮して、仕事や社会活動の分野で「実力」を伴いつつ、実績を出していける今週になっています。
「良し悪しはともかく」というのは、状況や条件次第ではそうなるということで、うまくいって責任を果たし結果を残すこともありますが、逆に、周囲からの激しい反発やトラブルを招いて、どん底に陥ることも起こりえるからです。
どちらになるかは、どれくらい高い見識や実力を持ち、また独りよがりにならずに異なる立場の人も配慮できる器量や誠意を発揮していけるかどうかで決まります。
One-Point ◆ 異性関係においても、それは同様で、控えめな自分の魅力が最高度に高まる今週ですが、最悪の場合、セクハラやパワハラ、また変態扱いされることがないとはいえないときです。
水瓶宮に象意を持つ人は、自分を巡る周囲の状況はともかく、今週は知力が高まり、周囲との情報交流も活性化するなど、おおむね活気づくときです。
もともと昨今は、これまでの人生で培い、現在、自分が持っている見識や実力次第だとはいえ仕事や社会活動で注目を浴びたり、立場を得るなど、結果として現わしていけるディレクションのときにあります。
加えて、知的活動も華やぎやすいディレクションを受ける今週になりますので、仮に「停滞感」があったとしても、一石を投じていくときにしていくとよいでしょう。
One-Point ◆ 昨今はもちろん、今週はとくに、安易に独りよがりにならないように注意して、自分とは異なる相手や周囲の事情や立場にも充分に気を回して理解を心がけ、判断すべきときです。
魚宮に象意を持つ人は、魚宮のみをみればという条件付きですが、周囲の喧騒をよそに、マイペースに夢やビジョンを描いて、自分の世界や時間を持てるときです。
とはいえ、魚宮以外に持つ運勢サイン(宮)次第によっては、そういうわけにもいかず、周囲の「対立」や「緊張」の影響を受けることになりますので、当該サインのディレクションをご参照いただきたく存じます。
自分の内面の「想い」や「形而上世界」の状況はともかく、現実的な課題や問題としては、むしろ他に持つ運勢サイン(宮)のほうが影響力を持つ昨今や今週なので、対外的な対処は、少なからず必要になるのは当然のことです。
One-Point ◆ 全員ではないものの、魚宮の中盤や終盤に象意を持つ人は、それなりに現実の動きを把握できるディレクションを受けているときなので、現実対処はまだしやすくなるときです。
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