宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年12月14日アップ
今週は、週末22日に日付が変わった直後の午前2時頃、太陽が山羊宮に入宮します。
その前日、21日に金星が山羊宮の28度で逆行に転じます。
クリスマス・イブの24日に水星が山羊宮に入宮します。
今週は、週末になるにつれて、太陽、水星、冥王星の三重合(トリプル・コンジャンクション=0/0/0)へと移行していき、それに伴い、牡羊宮の天王星と天秤宮の火星の衝(オポジション=180度)を交えたTスクエア(90/90/180)が形成されます。
その火星と蟹宮の木星が矩(スクエア=90度)で、冥王星を交えてTスクエア(90/90/180)となり、結局、大十字(グランド・クロス=90度×4)がスタンバイしていくことになります。
木星と蠍宮の土星は三分(トライン=120度)で、土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 昨今の「特定秘密保護法」を巡る動きをみても分かるように、それぞれの立場からの論争や主張は、今後もいろんな分野で高まります。
中国国内はそれ以上で、暴動を含めた軍事的緊張感が、週末から年始にかけて膨らみますが、それがどこまで報道されるかは別問題です。
実際に武力衝突まで進むかは微妙ですが、三すくみや四すくみの状態になり、お正月前後の大十字(グランド・クロス=90度×4)を控えて、論争や対立は暴発直前だといえます。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、全員ではありませんが、大十字(90度×4)の影響圏内に入る人が多くなり、少なからずジレンマを抱える人も増えそうです。
このような状況に対して、密かにファイトを燃やしていく人がいる一方で、逆に、元気は見せても、心中では、打つ手がない状態に陥るなど、意気消沈する人も出てくることになります。
どちらが強まるかは、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって変わってきますが、だいたいはどっちつかずで迷いを深めていく今週です。
One-Point ◆ いずれにしても、過去のままで通用するということは、まずありえない時期になっていきますので、基本は、既成路線を踏襲するほど、逆に時代の運勢を落としていくことになります。
蠍宮に象意を持つ人は、多くの人が、意識が拡大したり膨張し、アバウトになることもある人生期にあり、今週は自我意識が高まっていきます。
簡単にいえば、社会的な野心を含めた自分の意識パワーが強まっていきますので、その出し方や周囲との接し方次第では、逆に課題やトラブルを招き孤立化していくことがないとはいえません。
どうすればよいかというと、一例ですが、理想やビジョンと誤魔化せない事実とを明確に分けて、自他ともに完全ではないことを認めたうえで、お互いにステップを踏んで目的達成へと向かう、心の広さを持つことです。
One-Point ◆ 自分の見抜いた現実が正しいと傲慢になったり、自我意識のまま振る舞うと、これまで築いてきた人間関係や信頼関係が、一気に崩れさる結果を迎えかねない今週また今月です。
射手宮に象意を持つ人は、良し悪しはともかく精神意識面を含めて、自分自身の実体が問われていくことになる今週です。
お得意の楽観性や自由気ままさを発揮して、イージーに進んだり対処していくには、一筋縄ではいきにくい複雑な状況に周囲も自分自身もあることを、幾分なりとも認識しておくとよいでしょう。
例えば、主観的にも客観的にも意識を持って周囲を把握し、オリジナルな個性を発揮しつつも、異なった立場の人とも関係やバランスもとっていかなければならない、といったときになります。
One-Point ◆ これらをまとめていえば、結局のところ、自分も重要ですが、「自分」という小さな世界に留まらずに、大人(たいじん)のような風格をもって、広い視野で寛容に接していくことです。
山羊宮に象意を持つ人は、週末が近づくほど、また年末年始になるほど、「本物」の自分自身であるかないかが問われていくことになります。
それは多くの場合、自分の信念や思い込みなど、我知らず「自我意識」が大きく高まっていくためで、それによって衝動的にも言動していくことによって、結局、周囲から良くも悪くも、またどのようにも評価されていくためです。
自分が本物であれば高い評価を受けますが、無意識のうちに傲慢不遜や我がままに出ていれば、周囲から総すかんをくらうようなことも起こります。
One-Point ◆ もし、後者の場合、結局のところ本物の自分自身になっていかざるをえない出来事が生じ、昨今の人生期のディレクションである「自己変革」に進まざるをえなくなっていきます。
水瓶宮に象意を持つ人は、仕事が多忙だったり、責任ある立場を与えられやすいことはそうですが、周囲とのコミュニケーションには注意が必要です。
昨今のコミュニケーションの課題は、結局のところ、今の人生期においては、自身の霊性ともいえる精神面を柔軟にして、相手の立場を慮っていける意識や余裕を持っているどうかにかかっています。
特に今週、また年末年始は、見えない精神意識世界とのコンタクトが強まっていきますので、狭い「自我意識」にはまって配慮を失うと、問題が生じやすくなります。
One-Point ◆ 分かりやすくいえば、自分なりの「思い込み」や「信念」が高まります。それ自体は良いことですが、一方で、相手の意志や存在を尊重する友愛精神を忘れずに持っておくべきです。
魚宮に象意を持つ人は、自分自身というよりも、周囲の人々や状況に課題や問題や対立が生じやすい今週なので、その影響を少なからず受けるときになります。
多くの場合、所属する組織や会社で、トップや主導的な立場にある人のレベルが未熟な場合、不正はもちろんパワハラや強引なやりかたをしていれば、まわり回ってその影響を受けかねないということです。
もっとも、自分自身が魚宮以外に持つ運勢サイン(宮)によっては、昨今の対立や緊張のディレクションを直接的に受けることになりますので、そちらのサイン(宮)もご参考に併せてご判断ください。
One-Point ◆ いずれの場合も、重要なのは、パニックになったり混乱しないことで、冷静に現実を見据えた判断を忘れずに前向きにとらえ、自分らしい善意や無私の精神を保っておくことです。
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