宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.328 / 2013.08.12 〜 08.25

●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 8月10日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、17日に金星が天秤宮に入宮します。
23日朝8時頃、太陽が乙女宮に入宮します。
引き続き、翌24日には水星も乙女宮に入宮です。
太陽と水星は当然、合(コンジャンクション=0度)です。
今週半ば頃、蟹宮の木星と魚宮の海王星の三分(トライン=120度)が解消されるため、当然、木星を頂点に山羊宮の冥王星を尻尾として、海王星と蠍宮の土星を交えたトライン・カイト(60・60・120・120)の一角が、崩れます。
牡羊宮の天王星を軸に木星と冥王星とのTスクエア(90・90・180)は継続中です。
週末には、そこに天秤宮の金星が加わって、短期間ながら大十字(グランド・クロス=90度×4)が形成されます。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、まだまだ続きます。
Point ◆ 今週は、トライン・カイト(60・60・120・120)から大十字(グランド・クロス=90度×4)へと星が動きます。
お互いに関係改善や打開策を求める動きが、社会的にも一挙に東西冷戦のように「二大陣営の対立」の様相をおびてきます。
個人的には、倫(みち)ならぬ恋など男女問題のトラブルが生じやすく、トップクラスや大物を含めた異性スキャンダルにも注意が必要です。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、ごく単純にいえば、良し悪しはともかく、「破局」や「別れの季節(とき)」になりそうです。
それが二人だけの問題にとどまらないのは、周囲の人々も二つに分かれて、賛否は両論、三つ巴、四つ巴の対立や混乱の様相を露呈することになりやすい、そんな週末を迎えるからです。
もっとも、天秤宮の全員がそうなるとはいえませんが、どの位置にどんな象意を持つかで、いつ起こるかはタイムラグが生じますし、規模の違いもあります。ただ、仕事面など社会的にも、精神面など心理的にも、悩みや課題や葛藤は避けにくい時期だといえます。

One-Point ◆ 今週末までに、そのような事態が起こらなかったとしても、9月初め頃までには、異性関係も含めて、人間関係の変化や、所属組織の変化が起こりやすい今週になっています。

《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、自分を取り巻く周囲の現実を誰よりも見抜くことができる時期で、活力をもって前向きに取り組める今週です。
技術変革が必要な課題はありますが、今週までは知識や技能を活かせますし、現状を見抜ける今の運勢を活かせば、個人的にも社会的にも、対応策を見つけたり、調整していくことは可能です。
そのような活躍期にあるのですが、とくに専門外の分野などで安易な思いつきのアイデアやヒラメキだけで行動すると、まだまだ取り返しのつかない失敗を招く人生期にありますので、そこはご注意ください。

One-Point ◆ 週末や来週は、公私の調整に手間を取られたり、たとえば二大派閥のどちらに付くかなどのように、究極的な判断や選択を迫られたりと、自他ともに起因する課題が生じそうです。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、新しい自分の「生き方」や「個性」を見出していく人生期にあるのですが、昨今は、それがどこまで本物かどうか、また社会的にも時代的にも通用する本物かどうかが試されているときです。
俗にいう単なる「試練」というよりも、「本物」への分岐点で、ことの本質は、これからの宝瓶宮時代に対応したり、自分の将来を築いていく「先鋭化」した確固たる自分となっていくためのものといえます。
これまで経験し、過ごしてきた人生の現実を受け止めて、すべてを結実させるかのように、地に足を付けた判断をしたり、現実をベースにビジョンをもって対処していくと、とるべき道がみえてきます。

One-Point ◆ これまでの自分の人生の結果が現われる昨今なので、結果的に、それをふまえた新たなビジョンによる新しい自分の生き方や方向性を、現実的にも精神的にも持つときです。

《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、大半の方が現在は、人生に一度の大きな「自己変革」のディレクションを受けているときです。
そういった人生期を通過している中にあって、今週は週末が近づくにつれて、生まれ持つホロスコープ(出生天球図)によって多少は異なりますが、大小を問わずそれが最初のピークを迎えていくことにもなりますので、逆にいえば「本領発揮」の今週、また来週となってなっていきます。
「自己変革」すべき課題は、精神的にも、対人的にも、社会的にも多々生じるときですが、昨今は、その大半が自分自身によって解決したり、道を見出していける星回りにあります。

One-Point ◆ 週末は、一見、公私にわたって「矛盾」するような課題も生じますが、最大のポイントは「信念」にかまけて頑固にならずに、自分とは異なる立場や考えを認めた対処をすることです。

《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、仕事の「運勢」と「課題」とが、同時に訪れているような昨今にあります。
左の欄外の「今週の星の動きと傾向」の「Point」に書いたように、今週は週末が近づくにつれて社会は対立の様相を深めますが、いずれ水瓶宮に象意を持つ人が動かざるをえず、さらには、どのように動いていくかが、事態に大きく影響を与えそうです。
もし、充分な見識や実力を伴わずに、頑なに自意識に凝り固まってしまうような対応しかできなければ、事態はますます悪化や対立を深め、緊張や混乱を招かざるをえないことになっていくしかありません。

One-Point ◆ 逆に、現実的な見識を活かし、社会的な実力をもって対応し、「信念」に凝り固まらずに、自分とは異なった立場や考えを認めた「対処の見本」を示すことも考えるとよいでしょう。

《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、今週が進むほどに、対立や緊迫の度合いをましていく周囲の状況に対して、唯一といっていいくらい調停や調整や解決策を示していける今のサイン(宮)になります。
もっとも、事態は単純ではなく、複雑で強く大きなものになるために、容易ではないのですが、双方の立場を理解して、「葛藤」や「矛盾」を感じつつも、何らかの道を見出していけるのは、当然のように「無私の精神」をそなえた魚宮に象意を持つ人しかいないときです。
あちらを立てればこちらが立たず、相手を立てれば自分が立てずといったように、当然、ジレンマや葛藤や迷いも生じやすくなりますので、まずは心を平穏にしてのぞむことが第一です。

One-Point ◆ そうすれば理論理屈や利害を超えた「真実」をつかむ直観や霊感が働きやすくなります。現実的に実力があって、前向きに進む見識がある方なら、絶妙の判断も可能になります。



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