宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 7月13日アップ
今週は、7月20日に水星が蟹宮13度で順行に戻ります。
22日の夜中に金星が乙女宮に入宮し、直後の23日午前1時ごろ、太陽が獅子宮に入宮します。
蟹宮の火星と木星の合(0度)を頂点に、山羊宮の冥王星を尻尾として、蠍宮の土星と魚宮の海王星がトライン・カイト(60・60・120・120)を形成します。
一方、今週後半になると、海王星を頂点に、金星を尻尾としたトライン・カイト(60・60・120・120)も形成されます。
これらのトライン・カイト(60・60・120・120)の土星には、太陽が矩(スクエア=90度)をとり、牡羊宮の天王星を軸とした冥王星と水星のTスクエア(90・90・180)に、今週後半は火星と木星が加わってきます。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは継続中です。
Point ◆ 今週は、星たちがそれぞれに錯綜するかのように複雑にアスペクトをとり合いますので、何が起きても、また起きなくてもおかしくなく、いずれの方向にも動く時期になります。
今週を含めた今夏の傾向は「星と政治と歴史認識」をご参照ください。
こういう時期は個々人の見識や実力によって、少なからず運勢も変わってくることになります。
いったん事が起きると、いずれにも深刻化や重大化しやすいので、異性問題も含めて今週は注意が必要です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、人生の中でも、いわば「天地鳴動」のピークとなる昨今また今週になります。
とくに仕事や社会活動が多忙になる発展拡大期ではあるのですが、それだけに人間関係の変化や対応も目まぐるしく生じやすく、また心の安定や精神意識面やスピリチュアル面にも目を向けざるをえないなど、葛藤的な状況になりそうです。
いずれにしても今週も進んで、週末に近づいていくほどに、これらのディレクションによる出来事の多くは、いわゆる自分自身の内外両面が、結果として現われたものだといえそうです。
One-Point ◆ 各自のレベルやホロスコープ(出生天球図)によって、その出来事や週末の運勢は異なってくることになります。若い人はともかく年配の方で課題が多い場合、一考の余地ありです。
蠍宮に象意を持つ人は、幾分なりとも一筋縄ではいかない複雑なディレクションを受けていく今週また昨今になります。
良いとか悪いとかには関係がないのですが、実力も充分で、前向きさもあり、ビジョンや願望を持っていたとしても、どこかうまくいきづらい、仕事が進みづらいといったディレクションのときを迎えているためです。
テキトーに生きていれば、さほどでもないのですが、真剣に人生の高みやベストを求めて生きている蠍宮に象意を持つ人にとっては、現実や現状からは、そのように感じてしまいやすいでしょう。
One-Point ◆ 逆説的にいえば、自分が持つ個性やスキルゆえに、このようなことが起きています。そのいっさいにこだわりをなくして、事実のみをみれば、かなりの運勢が来ている現在です。
射手宮に象意を持つ人は、自分の精神面や霊性面といった内面性が、自分の実体や現在の状況に結果として現われやすいときです。
昨今の状況を改善しようとする場合、内面性をシビアに、かつ前向きに、自分らしく充実させていくしかないときですが、幸い、早ければ週末が近づくほど、また来週になると仕事や社会的な活動として成果が現われやすくなります。
ともすれば、自分の新しい意識や活動が今一つ受け入れられにくい昨今にありますが、頑なにならずに、柔軟な気持ちで、自分と違う他者の考えや立場を理解したり、それを認めて対処していくと、道が拓けたり見えてくることがあります。
One-Point ◆ 人生や人類に、改革や革新は基本的に必要なのですが、だからといって周囲や世の中から、すぐには受け入れられないのも事実で、そんな傾向がなきにしもあらずの昨今です。
山羊宮に象意を持つ人は、より本物の自分自身になって、将来的に仕事や社会で活躍し、自らの使命や責任を果たしていくために、今は、考えや行動を転換していくべきときにあります。
そこで、ここ昨今の人生期で、山羊宮にとって重要となるディレクションは、自分の考えに信念やこだわりを持つのはいいのですが、決してワンマンや頑固になることなく、自分と異なる考えや立場の人の意見や自由を認めることです。
極論していえば、ひとえに、そのことができるかできないか、自分とは違う立場の人々を広い心で認めていけるかいけないか、それが昨今の人生期では運勢レベルを決定していきます。
One-Point ◆ 逆にいえば、それができない場合、どんなにうまくいって頂点に立つようなことがあっても、一時的なものになり、いつすべり落ちることが起きてもおかしくないディレクションのときです。
水瓶宮に象意を持つ人は、仕事や社会活動の運勢期にあるのですが、それがうまく回っていくディレクションと、逆にそれらとは関係なくなるディレクションの両方を受けている今週また昨今になります。
自分の個性を出したり、信念にこだわって、頑なになりすぎると、とくにそうなる時期にありますので、我知らず、自ら関係を断つようなことをしている可能性があることをご理解ください。
自分らしくあることは悪いことではありませんが、昨今にかぎっては、相手の考えや立場も認めないと、せっかくの仕事や社会活動の運勢期を停滞させてしまいかねないことを、この際、知っておきましょう。
One-Point ◆ 先回、この欄でお届けしたスキルの拡大に関しても同様で、自分の個性や考えとは異なるスキルが必要ではないかも考えてみて、意識や心を広くもって習得していくとよいときです。
魚宮に象意を持つ人は、シビアかつ着実に現実や現状を把握して、自分にふさわしいビジョンや将来デザインを描き、明るく前向きに進んでいって組織の頂点で実力を発揮できるというのが、現在、最高の運勢パターンです。
逆に、我知らずに地に足がついていない妄想や幻想を抱き、流されて安易に進んでシビアな現実に直面した場合、いつでも組織や社会から受け入れられない立場に陥ることになる出来事が、起こらないともかぎらない昨今です。
それが必ずしも最低の運勢パターンだとはいえませんが、部分的には、そのような両極端にもなりかねないディレクションもあるときなので、一つひとつ個々に細かく「憶測」と「現実」を見極めながら、対処して進んでいくとよいときです。
One-Point ◆ 週末が近づいたり、また来週になるほど、時と状況においては、ついつい衝動的に買物をしたり、または豪華な気分になって贅沢出費をすることが、起こりやすくなっていきます。
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