宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 6月 1日アップ
今週は6月3日に金星が蟹宮に入宮します。
その金星を頂点に、蠍宮の土星と魚宮の海王星が大三角(グランド・トライン=120度×3)で、山羊宮の冥王星を尻尾としたトライン・カイト(60・60・120・120)が形成されます。
蟹宮の水星も、週の中頃まで、これに加わります。
この衝(オポジション=180度)に対しては、牡羊宮の天王星を軸にTスクエア(90・90・180)が形成されます。
海王星は双子宮の火星と矩(スクエア=90度)です。
双子宮の太陽と木星は合(コンジャンクション=0度)です。
土星と冥王星のミューチュアル・リセプションは、まだまだ続きます。
Point ◆ 今週は、恋愛、知識、経済、自己ビジョンetc.、何事も思い入れや情動が高まりますが、油断は大敵です。
その一方で、現実をよくみて、また将来を見通せば、いかなるピンチも、必ず何とかすることができるときです。
良い意味でならともかく、安易な自意識過剰や、周囲を顧みない自己主張には、とくに注意が必要な今週です。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、自分の魅力がアップするなど、天秤宮らしい個性を発揮していける今週で、社会的な人気も活動運も高まっていきます。
その分、本当の自分自身はどうなのかなど、精神面が問われますし、そればかりではなく、社会的な好調に伴って、そこに生じる人間関係が課題となったり、または変化が起こりやすくなります。
だいたいは、これまでの人間関係が切れたり、会社など組織や行動する地域が変わり、その分、新たな人間関係や組織や地域との関係が結ばれることが起こりやすい今週になります。
One-Point ◆ いずれにしても、仕事や社会活動など、個人面の動きが活発化していく今週なので、何事も前向きにとらえて、自分の内面性と同時に、将来を視野に判断していくとよいでしょう。
蠍宮に象意を持つ人は、何をどう動かしていくにしても、また何にどう対処していくにしても、結局のところ、堂々巡りというか、すべてが回りまわって自分自身に跳ね返ってくるような今週です。
基本的に昨今は、自分を取り巻く社会の現実がよく見えていて、正しく判断していると思っても、どこか勘違いしていたり、逆に現実離れした夢を追いかけているようでも、それがむしろ現実的なことだったり、何かと錯綜しやすい人生期にあるためです。
そこに今週は、恋愛や、価値観などの考え方や、自己理想像などがかかわってきますので、良し悪しは別に、さらに多様化することになります。
One-Point ◆ ある意味、蠍宮に象意を持つ人は、自分の執着や情動にとらわれすぎず、自分と異なる存在を認めていくことができるか、新しい友愛時代への対応力が試されている時期なのです。
射手宮に象意を持つ人は、自分自身を含めて、人間関係や、行動パターンや、意識など、多くの面で転換を行なうべき最終段階あるのが、今週また今月です。
今後の社会的な活躍と同時に、仕事の分野においても活性化していくために必要な通過すべき段階なので、変わらなければ、次のディレクションに対応しにくくなっていくことが起こります。
そんな中で今週、とくに変わるべき課題となる代表的なディレクションは、知識や理論はどうでもよく、「情動」や「想い」や「心根」、つまり俗にいう愛や慈悲といった心理面を大事にして、理屈抜きで周囲や社会と接していくことです。
One-Point ◆ そうなっていますので、頭で考えても仕方ありません。情で動く、心で動く、そういったことを自分自身の実体としていくことが、新たな自分への展開とともに課題の今週です。
山羊宮に象意を持つ人は、前半や中盤に象意を持つ人をはじめとして、名実ともに「自己変革」や「方向転換」が求められる今週また昨今になっています。
そういったディレクションにある大半の方が、ともすれば自分自身の考えや見識が「絶対」に正しいと、無意識のうちに思い込みやすいときにあります。
良くいえば、「信念」を持っているといえるのですが、実は「頑固」や「ワンマン」また「傲慢」な言動に我知らず出やすい人生期なので、何よりも「謙虚」にするくらいでちょうどよい人生期になります。
One-Point ◆ 特に年輩の方や、地位や立場のある方がそうなりやすいのですが、今週また今月は、それを「方向転換」しないと、一気に運勢や立場を失うようなことが起こりやすくなっています。
水瓶宮に象意を持つ人は、仕事や社会活動運が好調期にあることは変わらず、今週や今月は、それをいっそうアップしていくために必要な技能やスキルを高めていくとよいときです。
ただし、今週のスキル・アップの運勢期がふだんと違うのは、表面的な知識や技能やスキルの習得にとどまらず、いわば心技体の「心」にあたる精神意識面や霊性面を伴ったものも考慮していかざるをえないことです。
再び「ただし」で恐縮ですが、スキルと精神意識面の両立は、自分自身のみからみれば容易ではなく、自己を超えられる本物かどうかが試されるときになっています。
One-Point ◆ かといって不可能でもなく、将来を見越したビジョンを持つこと、同時に、自分や社会や仕事の現実をよくよく見極めていくことで、必ず打開策や解決策が見出せる星まわりです。
魚宮に象意を持つ人は、先回も書いたように、少なからず「パワーダウン」というか「忙中閑あり」のときですが、それゆえにこそ、目指すべき現実理想を思い描いたり、また考えていけるときになります。
だいたいは、結果的に、理想とする自分自身だったり、目指すべきは社会や組織のトップや頂点に立つような自分自身になることが多く、そこに課題がないわけではありません。
ポイントは、ワンマンや独りよがりにならずに、周囲とは異なる自分を認めつつ、また自分とは異なる周囲の存在も認めて、トップや頂点を目指すことです。
One-Point ◆ そういった課題はありますが、もともと無私の精神を持つ魚宮の個性を発揮していくと同時に、物事の道理や社会の現実面の両方をもって対処すれば、局面の打開は可能です。
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