宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢2/天秤宮〜魚宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.298 / 2013.01.14 〜 2013.01.27

●隔週土曜日に更新予定です。
※2013年 1月12日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は、19日に水星が水瓶宮に入宮します。
引き続き、翌20日の朝7時ごろ太陽も水瓶宮に入宮します。
蠍宮の土星と山羊宮の冥王星がミューチュアル・リセプションで、水瓶宮の火星と牡羊宮の天王星もミューチュアル・リセプションです。
土星は今週後半、太陽と矩(スクエア=90度)、冥王星は天王星と矩(90度)、魚宮の海王星は双子宮の木星と矩(90度)です。
その木星は、水瓶宮入りする水星や太陽と三分(トライン=120度)で、ご参考に、火星は双子宮のケレスと三分(120度)です。
Point ◆ この時期、「変革」に対するけん制や抵抗は続きますが、そのような出来事を通して、逆に磨かれていく時期なので、精神的にも論理的も堂々と対処していくことで、時代が求める本物に近づいていきます。
ちゃんとした道理や根拠があれば、「変革」に対するけん制や抵抗は、恐れる必要はないでしょう。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。

《 7.天秤宮 = Sign Libra 》

天秤宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、ディレクションが異なってきます。
単純な言い方をすれば、課題や困難が少なからず生じざるをえない天秤宮の前半に象意を持つ人ですが、それでも昨今は前向きに対処していくことが可能なときなので、あまり深刻にとらえていなかったり、逆に課題や困難を「栄養」としていくことができるときです。
後半に象意を持つ人は、ややパワーダウン気味や弱気になりがちな昨今ですが、今週はファイトをもって新しい自分にチャレンジしていくことができそうです。

One-Point ◆ 今の人生期は、華々しく仕事や社会で活躍するというよりも、「変化」を受け入れつつ行動意識を変えていったり、内面性をレベルアップし、基盤づくりをしていくとよいときです。

《 8.蠍宮 = Sign Scorpio 》

蠍宮に象意を持つ人は、自分らしくあったり、自分を取り巻く現実を把握しやすい昨今ですが、そのわりには今一つ、活気やパワーに欠ける時期だといえそうです。
蠍宮のみをみればそういうことで、今は自分自身だけを見つめたり、情念だけで動くときではなく、一度、自分とは異なる周囲や相手の立場になってみて考えたり、受け入れてみるとよいときです。
難しい一面があるとは思いますが、いったん自分自身を捨てた気持ちで、自分以外を客観的な視点から見てみることが、新境地や新展開を生んでいくことにつながっていきます。

One-Point ◆ 現実を冷徹に見つめつつも、ある意味、今は「自己変革」の人生期にあるともいえます。特に精神意識といった内面的な視野を広く持って、自ら意識改革に臨むとよいでしょう。

《 9.射手宮 = Sign Sagittarius 》

射手宮に象意を持つ人は、アバウトにいえば、これまでの人生の成果が良し悪しはともかく、対人関係となって現われやすい人生期にあるときです。
分かりやすくいえば、現在の自分自身のレベルは、自分がどのような価値観の人々やレベルの人々と付き合っているのかをみれば、客観的にチェックすることが可能な時期にあるということです。
自分を取り巻く周囲の人々に対する自分の評価が、「素晴しい人たちばかり」とか、「いい人ばかりだ」というのであれば、それはそのまま自分が生きてきた評価にも通じていきます。

One-Point ◆ もし、周囲の人々に対する内心の評価が、相手への「不平不満」が多かったり、「否定」するようなものであれば、それはそのまま、自分の人生の成果を表わしやすいということです。

《 10.山羊宮 = Sign Capricorn 》

山羊宮に象意を持つ人は、生涯で数少ない大きな「自己変革」の人生期にある人が多いのですが、そろそろ、その現実や実状を把握しつつあるころだと思います。
状況によっては人のことなどかまっていられないかもしれませんが、ここは、逆に、周囲や相手の立場になって一度、自分以外の広い視点から見ることで、新たな展開が可能になっていくかもしれません。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ではありませんが、今の課題や問題の大半は、相手の立場や考えを無視したり、我知らず意固地や自分の世界に閉じこもっていることから生じていたりすることが多い時期だからです。

One-Point ◆ 昨今の「人生の変革期」は、仕事や社会活動の面にも現われていきますが、今、必要なのは、むしろ自分自身の行動原理や意識を変革していくことが必要になっているときです。

《 11.水瓶宮 = Sign Aquarius 》

水瓶宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、幾分なりともディレクションが異なってきます。
前半に象意を持つ人は、おおむねながらも、仕事の多忙期や活躍期にあって、多少の問題は気にならなかったり、前向きにとらえていけるときです。
水瓶宮の後半に象意を持つ人は、行動力やパワーが高まっていますが、行動に成果が伴いにくかったり、場合によっては「勘違い」や「誤解」をしたまま衝動的にアクションをとってしまいやすいときです。

One-Point ◆ 結局のところ、自分の個性やオリジナリティーを発揮しようとして「新しい自分」を目指して思いつきで進んでいくのですが、人によっては事実誤認の観念的言動になるときです。

《 12.魚宮 = Sign Pisces 》

魚宮に象意を持つ人は、多くの場合、仕事や社会活動が活性化していく人生期にあって、自分の個性を発揮していきやすいときにあります。
そういった中で今週は、自分自身の精神面や例えば霊性面といった奥深い内面に意識を向けてみて、冷静に見つめてみたり、またチェックするなど客観視していくと、課題や問題の解決に役立ちます。
自分の個性や感性を発揮しやすいだけに、ともすれば我知らず「安易」や「イージー」になりすぎてしまうと、そのことがときに、仕事や対外的な活動に課題や支障をもたらすことがあるためです。

One-Point ◆ 人によっては、「理想(ビジョン)」や「想い」と、「現実」や「実状」のバランスがとりにくい時期にありますので、まず、両方のディレクションを受けている自覚から始めるとよいでしょう。



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