宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2012年 6月 2日アップ
今週は、6月7日に水星が蟹宮に入宮します。
12日には木星が双子宮に入宮です。
水星は、山羊宮の冥王星と衝(オポジション=180度)で、牡羊宮の天王星と矩(クスエア=90度)です。
この3つの星は、Tスクエア(90・90・180)を形成します。
しかし、この衝(180度)に対しては、魚宮の海王星が水星と三分(トライン=120度)をとって、調停(60・120・180)の座相を投げかけています。
その海王星は、木星と矩(90度)です。
双子宮の太陽と金星は合(コンジャンクション=0度)で、乙女宮の火星と矩(90度)をとりますが、今週後半は金星のみ矩(90度)を解消します。
太陽は、天秤宮の土星と三分(120度)です。
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今週は、考え違いや憶測を含めた、さまざまな意見が飛び交い、世論に少ないからず混乱が生じそうです。
マスコミにかぎらず、誤報や過熱報道、また言論テロみたいな誹謗中傷や風説も多くなりそうなので、自己をしっかりと持って、簡単に論争には巻き込まれないほうがよいでしょう。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮の前半に持つ人は、恋愛や愛情面はともかく、仕事や社会活動の分野においては、相応に見識や情報力を持っていないと、精神的に混乱したり、詮索的になったり、最悪の場合は判断を誤まることにもなりそうです。
だいたいは自分の思い違いや妄想、また人が好過ぎたり宗教的観念からくる勘違いも起こりそうですが、案外と自分で気づきにくいのが「幸い」かもしれません。
天秤宮の後半に象意を持つ人は、自分自身の置かれた立場がしっかりと見えてくるときで、先週とは打って変わって、社会的な立場や地位を得たり、評価されていくことになりそうです。
One-Point ◆ 仮に課題や問題が生じたとしても、どちらにしても、案外と楽天的に前向きにとらえてしまうときなので、よほどのことでもなければ、さほど気にならないうちに過ぎていくでしょう。
蠍宮に象意を持つ人は、ある意味、自分の持つ意識や見識、また奥深い真理への造詣(ぞうけい)といった、知性や精神的な力量が試されるときになりそうです。
トラブルや問題可決のノウハウ、また思い切った逆転的な企画発想力が必要となるときでもあるので、ハンパな知識や力量では、今週は期待されていることに応えられないかもしれません。
しかし、課題や問題の解決が不可能ということではなく、相当の見識や実力があれば、周囲の事情や状況を鑑みたうえで、ここしかない絶妙なアイデアを出していくことができます。
One-Point ◆ 奇抜過ぎたり、地に足が着かな過ぎる考えやアイデアも、今週は考えもので、もしかしたら逆に、ごくオーソドックスなセオリーをベースにしたところに妙手があるかもしれません。
射手宮に象意を持つ人は、社会的な実力発揮の運勢はあるのですが、常套的な自分の個性や美意識からは、その運勢を駆使することが難しくなりそうです。
内面にポテンシャルはあるのですが、よっぽどの、イザという事態にでもならなければ、今週は発揮しにくく、楽天的過ぎる考えがイザという認識を甘くしてしまうことになるでしょう。
そんな時期なので、安易にお気楽に時を過ごしやすい今週や今月になりそうですが、持って生まれたホロスコープ(出生天球図)次第では、打開策がないわけではありません。
One-Point ◆ 全員ではありませんが、今週や今月以降の時期は、精神レベルの高い人や、VIPクラスの人々と出会いやすく、そういった人との出会いを求めたり、協同していくことも考えましょう。
山羊宮の前半に象意を持つ人は、これまで自分が「常識」としてきた古い考えが、どこか間違っていないか、今週は特に、根本から見直したり、必要であればチェンジしていくことが必要なときです。
過去に正しいとされた「権威的」なヒエラルキーや上下関係も、新しい時代が始まった昨今においては、「平等」が正しいかどうかはともかく、同じ人間という観点から接していく精神や意識が今の山羊宮には必要です。
もし、無意識のうちに自分の事情や信念のみを優先した言動をとっている場合、昨今の人生期は問題が露呈しやすくなっていますので、気をつけるのはもちろん、よくよく注意をしなければなりません。
One-Point ◆ 同じ人間として、相手にもそれなりに正当な事情がありますので、広く相手や周囲の事情にも配慮して、対応していく方向に自分の精神や深層意識のチェンジが必要です。
水瓶宮に象意を持つ人は、今週はよほどの見識や、高いスキルや能力といった実力を備えていないと、うまく現実にそった対応ができず、パフォーマンスや効果が上がりにくいときになりそうです。
例えば、正しい現実を見据えていなかったり、地に足が着かない考えによって、相応のスキルを発揮しても、並みのレベルでは難しいということです。
今週は、いったん自分の意識や考えをなくしてみて、自分と違う考えの立場から状況を見直してみるのがよく、それがうまくいけば、新しい飛躍的なスキルやノウハウの発見につながることがありそうです。
One-Point ◆ これからの時期は、現実社会に適応できるように、自分自身がどうあるべきか、自己理想像を見つめつつ、意識を固めていくときで、そこから見えてくるスキルがあるでしょう。
魚宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人をはじめとして、本来あるべき個人や社会を視野に、素晴しく意識や構想が大きく広がり、理想やビジョンを描いていくときにあることでしょう。
今週はそこに、確かな現実的な改革や変革の課題を認識していくときですが、認識自体は悪いことではなく、今の時期はむしろそこから、自分自身の内面性の充実や向上を重点にしていくとよいでしょう。
内面性が不足しているということではなく、それは充分なのですが、昨今、描いている理想やビジョンを実現したり、そこに近づいていくためには、より以上に自分自身を成長させていくことが必要な時期だということです。
One-Point ◆ 社会的な活躍期に向けた意識や行動パターンの変革も、いよいよ最終局面を迎えつつありますので、今のうちに内面性の充実を図るほど、今後の活躍レベルが上がっていきます。
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