宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
HOME | 今週の運勢2 天秤宮〜魚宮 | バックナンバー > No.240
●隔週土曜日に更新予定です。
※2011年12月 3日アップ
今週は、星の宮移動はありません。
天王星が10日、水星が13日に、逆行から順行に戻ります。
今週、三分(トライン=120度)をとるのは、継続中では、冥王星と木星、土星と海王星で、新たには水星と天王星、太陽と木星です。
一方、矩(スクエア=90度)は、継続中では、冥王星と天王星、火星と太陽で、新たにはミューチュアル・リセプションの土星と金星、太陽と天王星、週末に金星と木星が生じます。
アスペクト・パターンとしては、太陽と海王星と木星が小三角(60・60・120)、週末からになりますが土星と金星と木星がTスクエア(90・90・180)です。
今週は、分かりやすく申し上げれば、「ピンチ」も「チャンス」も同時に訪れますので、楽観は許しませんが、調整や打開は充分に可能だといえます。
*
注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、特に後半に象意を持つ人をはじめとして、週末に近づくにつれてシビアな現実を体験しそうです。
しかし、このことを通して現実社会の仕組みやウラを見抜いたり、意識の深層を含めた編実そのものを、よく把握していくことが可能になるときです。
ともすれば「夢見がち」な生き方をしやすい人生期ですが、これらによって今週は内外の状況を把握できて、新たな自分の再出発になりそうです。
One-Point ◆ 自立心や独立心といった社会的な野心も芽生えがちな現在の人生期の中で、落ち込むのではなく、自分を見つめ直すときにして、再出発を図るときにするのがよいでしょう。
蠍宮の最初のほうに象意を持つ人は、自分を取り巻く現実が見えてくると同時に、前半に象意を持つ人を含めて、トップクラスやレベルの高い人との異性関係や人間関係を築いていくことができるときです。
少なからず、それに伴う課題もあるのですが、夢やビジョンをもって進んでいくことができますし、前向きな対処も可能なので活かしていくとよいでしょう。
蠍宮の後半に象意を持つ人は、やや浮世離れした意識や想いになりやすい人生期を長いこと通過している中で、昨今は、現実性を帯びた捉え方もできそうです。
One-Point ◆ いずれの場合も、蠍宮に象意を持つ人は、対外的な活動がメインというよりも、自分自身の内面性やプライベートに意識を向けて充実させたり、計画していく傾向にあるときです。
射手宮の象意を持つ人は、自分の持っている能力やスキル、また実力や個性を充分に発揮していけるときになります。
特に今週は、新たな活動などによって考え方やコミュニケーションの輪を広げたり、新たな人間関係を築くなど、意識や知識を広げていくことができるときにあります。
そういった中で、射手宮の後半に象意を持つ人は、自由や信念を持つのはいいとしても、気づかないうちに周囲の人の立場や状況を無視した自分本位のものになっていないか、一応は気をつけてみたほうがよいときにあります。
One-Point ◆ 同じような問題がここ数年、もし繰り返し生じているようなら、自分の精神性や意識の在り方が、相手や周りの人を尊重する思いが弱まっていないか確認することです。
山羊宮に象意を持つ人は、多少なりとも複雑なディレクションを受けていて、精神面や社会面ともに、判断に迷うような緊張状態が生じやすいかもしれません。
前半に象意を持つ人は、今週前半をメインとして、異性関係における情動が高まりやすく、自由すぎる倫(みち)ならぬ思いや関係には、一応は注意をしたほうがよいときです。
山羊宮の後半に象意を持つ人は、今週後半をメインとして、自分の魅力や恋愛感情も含めて、自己の立場や方向性を見つめ直していくことができるときです。
One-Point ◆ いずれの山羊宮の場合も、現実を考慮した「夢」や「ビジョン」を前向きに持つことによって、課題に対処する方向性が見えたり、調整できるなど、解決の糸口がみえてきそうです。
水瓶宮に象意を持つ人は、前半に象意を持つ人ほど、自分自身の意識や心の内面にスポットをあてていくことによって、今後の活動の方向性が具体的に進みやすくなるときにあります。
ある意味、今までの自分とは異なった立場や意識の観点から、多くの情報を仕入れるなり、自分を見つめ直してみるなりして、心の深層と社会的な活動のバランスや整合性をとっていくとよいのです。
水瓶宮の後半に象意を持つ人は、今週の複雑なディレクションの中で、唯一、浮世離れした立場や、現実を見つめつつも安穏とした気分で過ごせる立場にあるといえそうです。
One-Point ◆ 良く言えば、現実を受け入れてなお楽観的という「大人物」のような状態ですが、逆にあえて悪く言えば、現実を前になすすべなく諦めて超然と「達観」するしかない状態です。
魚宮の最初のほうと、逆に最後のほうに象意を持つ人は、知識を発揮したり、大きく意識を広げて考えたり、またそれに伴う情報収集をしていけるときだといえます。
どちらかというと、最初のほうに象意を持つ人ほど、現実を見据えたビジョンの発揮が可能なときで、最後のほうに象意を持つ人ほど、正しい最新知識や技術であっても、トップや上位陣にある人から、絶対とまではいえませんが受け入れられにくく、工夫が必要なときになるでしょう。
魚宮の中ほどに象意を持つ人は、仕事など対外的な社会活動を行なう中で、自分の意識や方向性や行動パターンを工夫したり、転換を図っていくとよいときです。
One-Point ◆ 悪い意味ではなく、実力発揮も可能なときですが、新しい時代状況とともに改善や改革の必要性が生じるという意味で、意識や行動の転換が今後の活躍につながるからです。
※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。
Copyright(C) 2005-2011 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.