宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●隔週土曜日に更新予定です。
※2011年 5月 7日アップ
今週は、5月11日に火星が牡牛宮に入宮します。
16日には、水星と金星も同時に牡牛宮に入宮します。
太陽は、5月21日午後6時半頃、双子宮に入宮です。
今週は、すべてのパーソナル・プラネットが、宮移動することになります。
特に異性問題などで、良し悪しはともかく変化や、何らかの「進展」が生じやすくなります。
相変わらず土星と冥王星は矩(スクエア=90度)、冥王星と天王星も矩(90度)ですが、Tスクエア(90・90・180)までには至りません。
今週後半に入ると、水星、金星、火星の三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0)が形成され、冥王星に三分(トライン=120度)をとります。
魚宮の海王星と双子宮入りする太陽は、今週後半に矩(90度)をとります。
早い人はすでに始まっていますが、「恋愛」や「結婚」などを含め、異性関係における情動や変化が大きくなるときです。
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注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
天秤宮に象意を持つ人は、自分自身の見えない意識の深層の葛藤や対立が表層化してきて、良し悪しはともかく、身近な関係に変化が生じやすくなります。
同じ天秤宮であっても、前半に象意を持つ人と、後半に象意を持つ人とでは、少なからずディレクションの内容が変わってくる一面があるので、その方向や出方は一様とはかぎりません。
一般に前半に象意を持つ人ほど、昨今の状況変化のディレクションを受けやすく、古い組織関係や人間関係から、新しい組織関係や人間関係に変わることになります。
One-Point ◆ 一方、天秤宮の後半に象意を持つ人も、同様の傾向はあるのですが、むしろ新しいパートナーや協同者など、良い人間関係に恵まれるといった可能性のほうが強くなります。
蠍宮に象意を持つ人は、今週や今月は、パートナーや周囲との対人関係が自分の運勢を決めることになりやすいときです。
異性関係に特化して書けば、例えば、周囲からの厳しい反対やライバルとの競争を経て、恋の相手を射止めるようなことや選ばれることが起こりやすくなりますし、その逆のパターンもありえるときです。
結果、ウェディング・ベルを鳴らすようなことも起こりますし、逆に誰かに負けて「恨み」や「嫉妬」に身を焦がしたり、落ち込むこともありえなくはありません。
One-Point ◆ 重要なことは、そういった出来事や表層の問題は今回はさておくとして、今週や今月は、自分自身を客観視して深い内面の霊性や精神面を高めていくことに本題があるときです。
射手宮に象意を持つ人は、公私にわたる自分の現実や実体をバランスよく踏まえたうえで、個性や能力発揮が可能なときです。
今週や今月は、課題がある中にも自分が身につけたスキルや技能を最大限に発揮していけるときで、それによって権威的にも指導的にも処していけるでしょう。
ただし、こういうときこそ自信に裏打ちされた謙虚さや、真実をとらえた深い霊性の発揮が必要で、ワンマンや傲慢になると、逆にすべてを失うことさえ起こります。
One-Point ◆ もし、自分に特筆すべきスキルや技能がまだない、という方であれば、今週や今月は、そのスキルを新しく発見したり身につけていくのにふさわしいチャンスのときになります。
山羊宮に象意を持つ人は、もし年輩の方などで充分に実力や見識を身につけた人であれば、まさに指導的立場で個性や能力を発揮していけるときです。
若くても本物の人格や見識を身につけていれば同様ですが、ともすれば与えられた立場でワンマンにも権力主義にもなりやすいのでご注意ください。
いずれであっても、今の人生期のメインテーマは、現在の立場や状況をふまえて、深い霊性や精神性を身につけていくことが求められていますので、物事を表面的かつ即物的にとらえすぎないことが良い結果につながるといえます。
One-Point ◆ 良くも悪くも自分自身の個性や自我を発揮できるときなので、内面に持ったその内容次第で、運勢が好転や進展もし、また逆に転落もしてしまうので、程々の謙虚さが必要です。
水瓶宮に象意を持つ人は、今週は週末になるほど「ひと休み」というか、対社会的な活動に一線を画したくなるような状況に陥りそうです。
かといって、それが「悪い」ことではなく、そういったディレクションのときということであって、場合によっては、逆に発奮して、バネにしていくことも起こりえる今週や今月になります。
いずれにしても、自分の内面の奥深い霊性面や精神面を見つめなおして、今後の活動のベースを整えていくことが必要なときであることに変わりはありません。
One-Point ◆ ほかには、多分、人によっては2次元か実際かはともかく、異性への情動や場合によっては劣情も高まりやすいので、ほどほどにして、早々に深い精神性に転化していきましょう。
魚宮に象意を持つ人は、おおむねながら、自分の持つ優れた奉仕(無私)の精神や、美しいビジョンを発揮して、活動していく人生期が始まったといえます。
その中でも今週や今月は、パートナーシップや広く社会的に周囲との対人関係が、良し悪しはともかく、運勢を決めていくことになりやすいときです。
魚宮といっても一様ではなく、ご自分のホロスコープ(出生天球図)によって異なりますので、必ずしも全員ではありませんが、「恋愛」や「結婚」など、異性関係に根源的な変化が生じやすいことも、今週は人によっては生じます。
One-Point ◆ これからの人生期は特に、幾分なりとも相手を理想化しやすい一面が出てきそうです。本人にとっては、それがかえって「幸せ」なこともありますので、一概に悪いとはいえません。
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